2009年01月23日

Campus Visit

河童はMBA受験期間中,出願予定の学校は全て campus visit しました,仕事の繁閑に関わらず無理矢理休みをとって (同僚にえらく迷惑かけた)。学校の雰囲気を自分の目で見て自分に合うかどうか判断するためです。行ってみて志望度が増したり,逆に自分の学びたい方面とずれてる事が分かって出願をやめたケースもあります。

visit 自体が合否審査にプラスになる事はあまりありませんが,その visit で得た事をエッセイや面接で語る事ができます。どの学校のアドミッションオフィスにも大抵オフィシャルな visit サービスがあり,現地での説明会に参加したり実際の授業に出れたり,現役の学生とランチを共にしてナマの話を聞く事ができます。オフィシャルに visit できる期間があり,その期間中なら大抵毎日 visit サービスをやってます,料金はかかりません。

また大体のトップスークルなら日本人が在籍してるので,事前にコンタクトをとっておけばオフィシャルな visit であってもなくても日本人学生に会って色々話を聞けます。河童も,どのスクールに行く際も日本人の方に会って貴重なお話を聞く事ができました。

昨日,日本人受験生の方が Tepper を訪ねてきました。事前に連絡をもらっていたので都合がつく日本人学生が集まってランチ。色々質問をもらって,「自分も1年前はこうだったんだよなあ」 と当時の苦労を懐かしく思い出しました,いや二度としたくないけど。

こういう visitor への対応やその他諸々のTepper日本人コミュニティ維持のためのタスクはもう1年生メインの仕事になってます。Tepper側になって動いてみると改善点がチラホラ見えてきたので,少しずつ直していかねば。

P.S. 今日はマイナス1度,とても暖かい♪



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2008年08月06日

MBA出願方法(@米)

今回はMBAプログラム出願の中身について。何を受け,どんな書類をどんな方法で提出し,どんな観点で評価されるのか? 河童はヨーロッパやアジアの学校は出願してないので,これは2008年時点でアメリカのビジネススクールに出願するケースです。これから受験を考えてる方向けに書いたのでかなり長文です<(_ _)>

 @TOEFLスコア(留学生のみ)
 AGMATスコア
 BGPA(今までの学部/院の成績)
 Cレジュメ
 Dアプリケーションフォーム (スクールごとに)
 Eエッセイ (スクールごとに)
 F推薦状 (スクールごとに)
 G面接(スクールごとに)


@TOEFL

留学生はアメリカのキャンパスで学生として生きていけるだけの英語力を証明する必要があり,それがTOEFLです。ペーパー方式,コンピュータ方式とこれまでスタイルを変えてきましたが,現在は iBT (Internet-Based Test) と呼ばれる方式で,基本は試験会場(ほぼ毎日どこでもやってます)で席に着いた順にさみだれ式に開始します。

iBT は以前に比べ日本人をターゲットにしたんじゃねーかと感じるほどの変化です。文法問題がなくなり代わりにスピーキングが入りました。Reading/Listening/Speaking/Writing から構成されていて各セクションが30点,計120点満点です。Speaking は受験者がマイクで録音したものをネイティブが後で聞いて採点します。

ただ Integrated 問題が多くあり,Speaking/Writing といっても聞いて (Listening) 読んで (Reading) 答えるものもあり,以前に比べてかなり難しくなったと言えるでしょう。以前の方式との点数換算表が公表されてますが,特に(純ドメ=純ドメスティック)日本人は換算点数より相対的に低くなってると思います。事実,Speakingセクションの平均点は参加国150ヶ国以上で日本がワースト1だと言われてるし...。

トップ20ビジネススクールに入るためには100点が足切ラインと言われてますが,ビジネススクールは受験者を他の指標も含め総合的に評価するので90点台後半でトップスクールに入っている日本人も沢山います。トピックエリアが違うので単純に比較はできませんが,TOEICより大分難しいかなと感じてます。ちなみにテスト1回で$170かかっちゃいます。


AGMAT

これが唯一,全受験生を同じ指標で定量的に評価できるものです。Graduate Management Admission Test とよばれMBAプログラムでやっていけるだけの基礎能力があるかを測るもので,Verbal/Quantitative/Writing の3つで構成されます。

Verbal は日本でいう国語に近い論理力テストのようなもので,文法的に最も正しい文を選ぶ “Sentence Correction”,与えられたパッセージを論理的に最も正しく説明している文を選ぶ “Critical Reasoning”,長文読解の “Reading Comprehension” の3パートがあります。計41問を75分。

Quantitative はいわゆる数学で,計算能力/基礎的代数学/幾何学の知識/データ分析力が問われます。単純に与えられた問題の答えを出す “Problem Solving” と,与えられた問題を解くための条件が2つ表示されその問題を解くために両方の条件が必要なのか片方の条件で十分なのか両方でも不十分なのかを選ぶ “Data Sufficiency” の2パートがあります。計37問を75分。

Writing は2題。与えられたテーマ(ビジネスに関するものが多い:例=携帯電話業界に新規参入の規制は必要か?)に沿ってエッセイを書くものと,与えられたパッセージを批評するエッセイ(どの箇所がどの理由により論理的に弱くどう是正すればよいか?)を書くものです。各30分ずつ。

Verbal と Quantitative を合計して800点満点,プラス Writing のスコアが6.0点満点で出ます。一般的に日本人は Verbal が苦手で(河童もすげー苦労した)代わりに Quantitative が得意な傾向にあります。欧米人はその逆。なので一般的に日本人は Quantitative で満点か1問間違える位のスコアをとる必要があります。これも評価される指標の1つなので明示的なボーダーラインはありませんが,トップ20スクールに入るためにはおおむね680点以上が必要だと言われてます。でももちろん600点台前半でもトップスクールに入った日本人も沢山います。ネイティブでも苦労するテストなのでTOEFLより遙かに難しいのでは? ちなみにテスト1回で$250かかるうえ,1年間で5回までしか受けられません。


BGPA

これまで卒業した大学学部・院の成績です。GPA (Grade Point Average) は主に欧米で使われてる成績評価指標で,GPAを採用していない大学を卒業した人は基本的にGPAに換算した数字を提出します。もちろん成績証明書を併せて。GPAは4.0満点で,各科目の総平均点を算出します。これからアカデミックな世界で生き残れるかどうかの根拠として過去の成績を使うわけです。

これも明確なボーダーはありませんが(そもそも国や大学で成績のつけ方が違うわけだし),3.0を切る場合はその理由をエッセイや面接で説明する必要があります。例えば,大学では学業よりバイトやクラブに精を出したとか,1〜2年は悪かったが3〜4年次で努力して良くなったとか。


Cレジュメ

いわゆる履歴書ですが,日本のそれとはかなり位置づけが異なります。日本の履歴書では一般的に「何をしてきたか(学歴と職歴)」を羅列するのに対し,レジュメでは学校でも職場でもプライベートでも「どんな業績を上げてきたか」を書きます。つまりこれから成功するであろう事の根拠として過去の成功体験を挙げるわけです。

例えば学歴では専門だけでなく競争の激しいゼミに入ったとか,論文を出したとか,成績で選出される奨学金をゲットしたなど。職歴では厳しいコンペに勝ったとか,プロジェクトをリードして成功させたとか,社長賞を受けたなど。課外活動も書けるのでバイトやプライベートな活動を明示して人間性を際だたせるなど,色々あります。個人的にはどのスクールでも共通のレジュメで十分かと思いますが,スクールごとに(求められてる人材像に合わせ)作っても良いでしょう。

基本的にレジュメはA4用紙1枚でおさえます。それでも河童は書き上げるのに2週間かかりました。


Dアプリケーションフォーム

これが各スクールへの出願そのものになります。簡単に言えば受験者情報の入力です。基本的にオンラインで行い,レジュメは添付したりエッセイも添付やフォームで入力したり,成績証明書は郵送だったりスキャンしたものを添付したり。エッセイや推薦状に比べ軽く見られがちですが,意外と時間がかかるし,たまに意味の分からない項目があったりして問い合わせる時間を考えると早めに着手する必要があります。


Eエッセイ

その名の通りエッセイです。個人的には,受験者を評価する指標の中で最もウェイトが高いと思っています。基本的に各スクールから複数のテーマが与えられテーマごとに決められた字数内(字数制限がない場合も)で作成します。

テーマはどのスクールでも似通っていますが全く同じものを使うわけにはいきません。テーマの意図しているところを正確にくみ取り,全体(エッセイの各テーマ・レジュメ・アプリケーションフォーム・推薦状)で一貫したものにする必要があります。

例えば河童が出願した08年の Tepper は

1. What are your short-term and long-term goals? How will a Tepper MBA help you to achieve these goals? (Please include any information regarding what steps you have taken to learn more about Tepper.) [Two pages]

2. Describe an instance in which you made an impact as part of a team or as an individual. How did this experience help shape you as a team member or leader and how will it enable you to contribute to the diverse Tepper Community? [Two pages]

3. Describe an obstacle you have faced in your professional or academic life. How did you overcome this obstacle and how did it foster your development? [One page]

4. One thing people would be surprised to know about me is... [One page]

5. Is there anything additional that you think we should know as we evaluate your application? [Optional, One page]

というものでした。書くのにすんげー時間かかります。Tepperは河童が最初に出願したスクールだったのもあって,このエッセイは3週間以上かかったかな。


F推薦状

MBAでは基本的に会社の上司からの推薦状が2通もしくは3通必要です(つまり2人か3人から)。スタンフォードのように同僚からも1通必要な場合もあります。前の部署/会社の上司,プロジェクトリーダーなどでも構いませんが,現在の直属の上司から推薦状を書いてもらえない場合はその理由を明示する必要があります。

推薦状はエッセイに比べ字数が少ないし推薦者に書いてもらうとはいえ全くおろそかにできません。推薦状により,受験者がエッセイで書いた内容の「信憑性」と忙しい上司が受験者のために時間を割いてくれる「信頼性」を表すからです。

推薦状で大事なのは,推薦者の役職ではなく,どれだけ受験者の事を深く理解しているかです。大企業のCEOが「Mr.河童は仕事のできる方です。」と書くより,中小企業でも課長が「Mr.河童は07-08年の16ヶ月に渡るITプロジェクトで1メンバーとして激務を意欲的にこなすかたわら,サブリーダーとしてチームの情報共有と士気鼓舞に努めチームの生産性向上に大きく貢献してくれました。彼のリーダーシップはTepperでも同様に発揮され卒業後もより高いポジションでMBA経験を活かしてくれると信じております。」と書く方が遙かに説得力をもちます。

なお,基本的に推薦状でもスクールからテーマが与えられテーマごとに推薦文を書いてもらいます。例えば河童が出願した08年の Tepper は

1. In what area is the candidate most exceptional?
2. In what area does the candidate need most improvement?
3. How effective is the candidate when working with others?
4. How do the candidate's achievements compare to peers?
5. How effective is the candidate in communicating verbally, in writing, and through presentations? (For a non-native English speaker, how well does he or she use English?)
6. Please add any additional statement you may wish to make concerning the candidate's aptitude for an MBA and/or her or his potential for becoming a responsible and successful business leader.

というものでした(字数は指定なく適度に)。推薦状は書く方も書いてもらう方も大変です。できる限りに早めに書いてくれる人を見つけて執筆を依頼しましょう。


G面接

基本は@〜Fの書類選考が通ったら面接(Interview)です。全受験者を面接に呼ぶスクールもあります。実施場所は現地のキャンパス,世界のハブ都市,電話インタビューなど様々で,面接官も入学選考委員会の人だったり卒業生だったり現役の学生だったりします。スタイルや時間もスクールごとに異なります。

面接で何を見られるか? これもスクールによって千差万別なので一概には言えませんが,コミュニケーション能力だったりキャリアビジョンなどエッセイで書いた内容の詳細だったり。


以上,色々書きましたが,各要素はそれぞれ全体の一部です。全てを一貫性あるものに仕上げ Perfect Package にしましょう!

河童がどのようにしてどれ位の期間と費用で出願準備に取り組んだかについてはまた書きますね。
 
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2008年07月20日

MBA志望動機

河童のMBA徒然草ではアメリカでの話だけでなくMBA出願プロセスや全く関係ないネタも綴る予定です。今回は,河童がなぜMBA取得を目指す事になったのかを書いてみます。

まずはそもそも「アメリカに留学したい!」という強い気持ちがありました。以前,大学院1年の夏休みにUCLAの6週間英語サマースクールに参加したんですが,日本と全く異なる授業スタイルが非常に面白かったんです。

生徒は座って聞く・書くだけでなく,どんどん発言し授業に参加する事が求められます。皆で授業を作り教師がそれをコーディネートする感じかな。もちろん話では聞いていたけれど実際に体験してみると結構衝撃でした。まーこのサマープログラムはお客様扱いなので本当に楽しいだけでしたが。

あとは元々英語が好きだったので英語圏で生活したいというのもありました。街でも気さくに話したり話しかけられたりしますし。サービスレベルは,もうこれは我慢するしかないでしょう。

で,大学院を卒業する時も留学か就職かで結構迷いました。留学の場合は院で研究してた分野(理系)で進む事になります。ただ,嫌気がさしていたという程ではないけれど自分が「アカデミックな研究」をするという行為に限界を感じていました。モチベーションが出ないというか...。あとまずは社会人経験が必要だろーというのもあり就職を選びました,留学願望は持ち続けて。

IT系企業で働くうち,(雑誌・ネット・口コミも含め)日本の企業ってITをフルに有効活用できてる所が少ないんじゃね?と思うようになりました。主にITを提供している会社にお勤めの人は同感じゃないですか?(^^; 理由は色々あるだろうけれど,1つに,ITチーム(情報システム部やCIO)と経営チーム(CEO・CFO・その他役員や経営企画)がうまく意思疎通できておらず運営が一体になっていない事が挙げられると考えました。つまり共通言語( “経営” や “財務” )で会話できていないと。

だったらその世界(ITを経営の視点からマネジする)に飛び込んで修行してみたいなーと気付き,しかもMBAなら留学できるじゃんという結論に至ったわけです。そんな事(+キャリアゴール)をエッセイに書いて出願しました,中味は恥ずかしすぎてブログでは書けません。

でもカーネギーMBA生に「皆エッセイでキャリアビジョンを色々書いたと思うけどその通り進む人あまりいないから」と言われました。沢山勉強するうち別方面に興味をもつって事です。まーそれは十分にあると思ってます。なので河童も卒業後の仕事は限定していませんし,場所も基本は日本ですが日本に固執してるわけでもありません。

ただ私費留学のため費用がすげーかかってます。機会損失分(2年働いてたら得たであろう収入)も含めると恐ろしい事に...なのでこの投資を無駄にするわけにはいきません。2年の就学とその後を意味あるものにするためにも気張って参りますパンチ

出願のプロセスについてはまた後日書きますね。

posted by 河童 at 18:17| Comment(4) | TrackBack(0) | MBA出願 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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