2011年08月01日

帰国1年

帰国して1年が経ちました。

非日常なMBA2年間が終わって卒業の嬉しさと悲しさ・帰国の嬉しさと悲しさを胸に1年前帰ってきました。

帰国してからは仕事という現実な世界で新しいロールに四苦八苦し,気付いたら1年が経っていました。あっという間でしたね。でも 「濃さ」 という意味ではMBAの2年はこの1年より比べものにならないほど濃かったです。

留学中に一時帰国した際は色々な物に違和感を感じていましたが,さすがに帰国して1年経つとこれがスタンダードになっています (そもそも純粋な日本人だし)。

先日 Tepper (河童が通ってたビジネススクール) の卒業生事務局にあるお願いをしたのですが,物事の進め方のクォリティがあまりにも低くて,久々に 「ああ,アメリカってこうだったなあ」 と思わされました。

さて,超高い費用を払って行くMBA留学ですが,大事なのはその経験を活かして高い ROI を出す事です。もちろんその Return の定義は人によって異なるのでその人次第ですが,留学後のキャリア形成に役立てるのが多くの留学生が考える事です。

河童はどうか?

この1年でしてきた仕事は,MBAで学んだ知識がなくてもできていたと思います。ただMBAでの経験で培った考え方やコミュニケーション (英語含む) は今の仕事のあり方に影響しているんだろうなあとも思います。

知識自体は本でも全然 (というか授業以上の量を) 独学で身につけられるので,実際に現地で暮らして現地の学校に行く事でしかできない体験をする事がMBA留学の財産だと思っています。

こないだ,これからMBAを目指す受験生とビジネススクールの卒業生・在校生が一同に集まり各スクールの特色や経験を話すイベントが行われました。去年も卒業生として参加しましたが,受験生の参加人数は去年より増えて過去最高となったそうです。日本人留学生自体は減っていますが今年は希望者数増えてるのかな?

これからの受験と留学に不安と希望を抱えてる受験生の人達と喋って久々に刺激を受けました。自分も (たぶん) これくらいの情熱をもって臨んでたんだよなあ,と。

ちなみに,次は仕事で海外に行きたいという気持ちが少し芽生えてきています。もちろんキャリア形成や家族の事情など色々な事が絡むので容易ではありませんが,チャンスをつかめるようそれを軸に準備をしておくのも悪くないかな。



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2010年11月28日

卒業生パーティ

AlumniParty.jpg

留学中も何度か書きましたが,Tepper は (他のビジネススクールも同様だと思いますが) ネットワーキングを大事にします。それは卒業してからも同じで,各地区や国で卒業生が時々集まったりもしています。

日本にも Tepper 卒業生コミュニティがあり,「総会」 と称したパーティが年に一度行われています。河童達が Japan Trek を行った時は,在校生と卒業生の交流会も兼ねて総会が行われました。

なので珍しく同じ年に2回目となりますが,先日総会が行われました。卒業生の中でも “事務局” と呼ばれる中心メンバーがコミュニティ維持のため精力的に動いており,今年卒業し帰国した河童は自動的に事務局に入り,今回の総会の幹事を行う事 (ハメ) になりました。

そうすると,いつ・どこで・いくらで・どんな内容で総会を行うかを決めなければいけません。前回は Japan Trek メンバーとの交流を兼ねているので出し物というかコンテンツは決めやすかったんですが,今回は素の総会です。

正直,仕事がかなり忙しかったので帰宅してから午前2時過ぎに考えてメールして...の作業はきつかったですが,事務局のとても活発的な方の協力あってなんとか開催。

店は広尾の NARUKAMI。グループ貸切という事でかなり安くしてくれました。立食ですが豪華なフレンチ+飲み放題であの値段は安かったなー。

お世話になっている藤森さん (GE Japan CEO,Tepper1981年卒) の乾杯音頭から始まり,日本のビジネススクールで教鞭をとっている教授のプレゼンや,参加者の中で一番の先輩から締めのメッセージを頂いたり。

ちなみにプレゼンに必要なプロジェクタは,河童が勤めている会社の製品を持って行きました。マーケティング部で本当に河童が担当している製品なので,ここぞとばかりに宣伝してきました。珍しい特徴をもった製品なのでかなり関心をひいてました。

まあ総会は無事には終わりましたが,正直,幹事としての満足度は50%位です。準備に割いた時間が少なすぎて当たり障りのない中味になってしまいました。次回の総会も河童が幹事やるかどうかは分からないけど,もしやるならもうちょい凝ったものにしたいですね。

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2010年11月07日

海外で暮らす事の危険性

先日とてもショッキングなニュースが飛び込んできました。ふとした縁でお世話になった人が留学先のシンガポールで30歳にして亡くなりました。

河童達が Japan Trek を行った際その方が勤めている会社への企業訪問実現に尽力してもらい,またTepper入学を目指されていて何度もピッツバーグのキャンパスを訪れてくれました。最終的にはシンガポールの大学を選びMBAが始まった矢先の不幸です。

ニュースで報道されているだけの断片的な情報ですが,事件に巻き込まれた可能性が高いとの事です。肋骨が折れ顔に打撲痕がある状態で路上に倒れているところを発見され,同日に搬送先病院で亡くなりました。現地の男性が殺人容疑で逮捕されましたが詳細は明らかにされていません。

河童が2年前MBAをスタートした時,仕事を辞めた不安と,これからの2年間でどんな事を学び体験できるだろうという期待で一杯でした。チャレンジ精神をもって普段の生活と異なる世界に飛び込んだ若者が,志半ばで亡くなってしまった...どれだけ悔しくて残忍な事か正直想像もできません。

個人的にシンガポールに危険なイメージは持っていませんが,やっぱ海外なんですよね。河童はピッツで常に携帯スタンガンとアラームを持ち歩いていて友達には不思議がられましたが,日本を一歩出たらそこは海外です。

色んな人達に支えられて無事合格し,行きたいのに色々な事情でMBAに行けない人達の事を考えると河童は幸せ者だと思っていましたが,危険な目に遭わずに無事に帰ってこれたのもとても幸せなんだな,と改めて痛感します。

心よりご冥福をお祈り致します。

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2010年07月21日

MBA夏祭り

MBA_SF.jpg


というのに参加してきました。

大手MBA留学予備校が主催するイベントで,欧米ビジネススクールの卒業生・現役生とMBA受験を控えている/考えている受験生が一同に集まるものです。結構広い会場でスクール別にブースを作り,そこを目指す受験生が卒業生・現役生と質疑や意見交換をします。

このイベントは毎年開催されいて,受験生時代は河童も情報収集のため質問する側として参加していました。今年は20校位のビジネススクールが集まり,受験生達の熱気に溢れていました。

すげー勢いで受験生達が次々と質問にやってくるので水を飲む暇もありません。喋り続けるので段々喉が枯れてきた。河童は用事があったので中座して残りは1年上の先輩達に任せちゃいましたが。

にしても,無事卒業して帰国して質問を受ける側になったんだなーと時の流れの速さを感じた1日でした。

MBA受験は既に良い想い出ですが,もうあんな思いは2度としたくないです。朝から晩まで仕事,12時に帰り,食事と風呂を1時間で済ませ1時から4時まで受験準備,ちょこっと寝てまた出勤。よく死ななかったなー。

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2010年07月03日

帰国しました

2年間のMBA生活を終了し,昨日遂に帰国しました。

「終わっちゃったな〜」 という感じです。正直,今回の帰国には全く喜びを見い出せていません。無事学位を取得し新たな仕事を得て,日本の素晴らしい食やサービスを謳歌できるのに,今はピッツバーグを離れた寂しさで一杯です。

目に入るもの聞こえてくるもの全てが日本のもので,外に出ても日本語 (と僅かな英語と中国語) しか聞こえません。ピッツバーグの沢山の緑やアメリカらしい家もないし,朝目が覚めたらいつもと違う部屋 (実家) だし,昨日まで目の前にいた人もいないし,電話しないと英語話せないし,電車などで体ぶつかっても無言だし。

心理モードの切換が大変ですが,仕事開始に向けて色々せねば。にしても日本,蒸し暑すぎる...。

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2010年05月30日

MBAは答えをくれない

無事卒業し今やフリーターとなった河童です。帰国準備や友達とのお出かけなどする事は結構あるんですが,やはり授業や課題がないので自分の思い通りのスケジュールで生活を送れますし,色々と考える時間があります。こんなの定年するまでもうないでしょうね。

で,色々物思いにふけっているなか,日本に帰って周りから 「結局アメリカのMBAってどうなの?」 って聞かれたら何て答えるんだろう,とちょっと考えてみました。

一時期日本であったMBAブームは去り今は仕事をしながら国内大学院のMBAに通うのが流行っているそうですが,要はMBAは学位の1つです。学位の1つにすぎません。医者や弁護士といった資格ではないのでMBAがあれば法的に何かができるというシロモノではありません。

経営という観点から色んな分野を浅く広く学びます。MBA自体の詳細は去年MBA紹介シリーズで書きましたので割愛しますが,色々と振り返って考えてみると 「MBAは答えをくれない」 になるのかな,と思っています。

財務・会計から組織論・ITまで幅広く学びますし例えばリーダーシップとは何か?なんて抽象的なトピックで散々議論したりもしますが,ビジネススクールに2年いたからといってすぐ会社を経営できるわけでは全くありません。

色々な分野の知識や考え方をどう活かすかは個人の裁量だし,リーダーとして人を惹きつける力なんて学校で学ぶ術もありません。

じゃあMBAで何が身につくの?ってなると河童はビジネスの俯瞰的な把握だと思っています。それを説明してよって言われると難しいですが,俯瞰してどう捉えるかも個人個人だと思います。

知識の取得だけなら本で十分です。教授やクラスメートの話を聞いて色んなバックグラウンドの人間が色んな分野に対してどういう風に考えてるのかを共有・議論する事で様々な観点から自分の頭で考える機会をもらう事。これが海外MBAのメリットであり意義だというのが河童が2年で出した結論です,今のところは。

ですがそれに共通解はありません。答えは各自が作り出すべきもので,正解は1つではないはずです。そもそも正解が1つなら経営なんて簡単ですしね。

だから,MBAは答えをくれない。だけど,意志決定をしなければならない時に答えを出すための道標や道標の見つけ方を学べるのがMBAである。河童はこんな風に定義しています。

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2010年05月16日

卒業しました

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久々の更新です。卒業式に参加するため来てくれた両親と少し旅行してました。一緒にピッツバーグに戻って2日後の今日,遂に遂に卒業式を迎えました!!

最後の学期の科目も無事履修し2年間全体の成績も発表され,やっとMBAという学位を取得する事ができました。授業が始まってからの2年はあっという間だったけど本当に色々な体験をしたので思い返してみると長かった気もします。特に受験時代から考えると...。

最初にこの地を踏んだ時,家族含め周りの人の支えや幸運に恵まれて来たわけだからそれに恥じない2年間にしようと自分と約束しました。この成果が出てくるのはもっと先だし自分の責任というか裁量ですが,相当な額の自己負担をしたとはいえ本当に来て良かった。しばらくはこの喜びをかみしめていたいと思います。

アメリカの卒業式に参加するのはもちろん初めてです。日本の卒業式というと仰げば尊し (古い) に代表される曲で泣き泣きモードに入っていきますが,アメリカのはエキサイティングモードです。去年よりは静かだったみたいですが拍手や歓声に包まれた式でした。

アメリカでは卒業式の事を Graduation Ceremony よりも Commencement と言います。終わりというより門出ですね,人生の出発です。この明るい式はまさに門出という印象です。もちろん卒業生は卒業式用のガウンを着ないと式に参加する事ができません。

またアメリカ内外問わず多くのクラスメートが家族を呼んでいて,とても和やかな雰囲気でした。式の前後は友達や家族と一緒に屋外で写真取りまくり時間でした。友達の家族と話せるってのはいいですね。親とレストランに行く度に誰か友達と出くわしてお互いに紹介って感じもナイスです。

いやー,にしても終わってしまった...。ピッツバーグにはあと1ヶ月程残ります。


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2010年05月05日

最後の学期終了

遂に,遂に,最後の学期が終了しちゃいましたー。

テストや課題物を提出し,後は成績発表を待つのみです。今学期は4科目履修しており3科目以上通れば (通らないハズはないけど) 晴れて卒業です。

最後の課題を提出した時 (メールの送信ボタンをクリックした時) 本当に終わってしまった...という感じでした。周りも皆喜々としています。もちろん激忙かつ濃かった2年が終わりこの地を離れなければならないのが悲しいんですが。

ピッツバーグには少し残りますが,卒業式出て本当に全てが終わった時はどんな気分になるんだろうか...。考えただけでも寂しくなります。

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2010年05月01日

JapanTrek報告 : Trek報告会

Japan Trek ネタはたぶんこれが最後です。

学生達へTrek報告会を行いました。Trekでこんな事をしてこんな感じで来年はこんなんなるという説明です。Trek説明会の時と同様,事前に告知して日本食弁当を手配してプレゼン資料を用意して,という流れにしました。

でも結果報告なので前回より遙かに楽です。Overview資料を数ページ作って軽く説明して,撮った写真に音楽を付けてビデオにしたやつを上映,残りはTrek参加者達に感想を述べてもらいました。企画メンバーより参加者から話した方が当然説得力があるためです。

ビデオはこんな感じ (アップしたら画質相当悪くなってます,すんません)。楽曲の選択は我ながらナイスだと思ってますがどうでしょう?
※ すみません,動画になぜか広告が入ってしまいます。抹殺方法が判明次第消します。



Trek参加者のうち3人に喋ってもらいました。1人はとにかく素晴らしい旅で表現が難しく行かないと分からない体験だったという話を,別の1人は温泉が快適でトイレの高機能に驚き箱根旅館での日本人企画メンバー達の宴会芸にも驚いたという話を,3人目は公共交通網とトヨタの素晴らしさや広島で受けた衝撃を語ってくれました。

特に最後の話はこちらも感銘を受けました。トヨタの工場は効率的なモノ作りを極めるため全てが徹底的に整然されておりアンドンの仕組みも見事で,また全従業員がカイゼンに 「参加」 するしくみと文化がある事がトヨタの強みだと。工場からも物流の人とのディスカッションからも感じたそうです。

そして広島で市長や被爆者の話を聞き,歴史ではなく 「事実」 の凄まじさは言葉を失う程であると。アメリカでは日本に原爆が投下され戦争が終わったという認識しかないが被害者の実際は筆舌に尽くしがたいほど壮絶なものだと。

河童はTrekをそれを知ってもらうきっかけにしたかったので,ここまで深く考え自分の言葉で喋ってくれた事が非常に嬉しかったです。

河童はもうすぐ卒業ですが Trek Organizer として仕事があと少し残ってます。来年度入学される日本人が次のTrek開催に興味を持ってくれてるので,引き継ぐためにも残りのタスクをしっかりやらないと〜。

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2010年04月25日

ソーラン節

今年も International Festival というイベントがありました。1学年でも40ヶ国からの出身者で集まるTepper生が各国の文化などを紹介する一大行事です。食事を提供したりパフォーマンスを行います。

去年河童は中東ファッションショーとアカペラ (これは国関係なし) を行いました。今年はアカペラもやりましたが,あと日本の出し物でソーラン節をやろうという事になりました。

メンバーは日本人5人+外国人4人。幸い日本人1年生にダンス経験者がいてリーダーを担ってくれました。他の国もダンスをやる所が多いんですが,そこは品質にこだわる日本,連日23時過ぎまで激しい練習が続きます。

リーダーはソーラン節映像から全ての動きを8ステップに分解した上で各メンバーに伝え何度も何度も体で覚えさせ,ある程度できてきたところで全体のフォーメーションと流れを創り上げていきます。最後に個々人の改善ポイントを少しずつ直していき全体の品質を向上させるという見事な取り組みでした。

ソーラン節を見た友達は他のダンスに比べ “very consistent” “high quality” と言ってくれました,お世辞込みだろうけど。までも他のパフォーマンスの練習を見たり参加したりするとその取り組み方の差は歴然ですね。やっぱオペレーションがお家芸の日本です。

ちなみに本番はなぜかソーラン節の直後にアカペラになってしまい,アカペラの中で河童だけ凄まじく肩で息をしながら歌ってました。これは本当にきつかった...。までも祭りは楽しい。


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2010年04月22日

最後の学期

久々の更新です。ここのところTrek関連のトピックしか書いていませんでしたが,今は最後の学期を送っているところです。というかその学期もあと2週間で終わりです。

アメリカに来てから2年近くが経とうとしています。本当に早い...。MBA受験に向けた情報収集の時から考えるとここまでのプロセスは相当長かったですが,ピッツバーグでの2年はあっという間です。激忙だからかな。

最終学期での正直な気持ちは 「もっと続けていたい」 ですね。もちろん何事も終わりがあるからこそ,その快や美が際立つわけですが,今までの人生になかったこの2年間の体験をもっと続けたいと思っています。

卒業だねートークをよく友達としますが,皆が口を揃えて言うのはMBAが始まった当初は学業が大変すぎて早く卒業したいという気持ちだったけど今は卒業したくない,という点ですね。同意。

河童はこれまでどの学期もテーマを立てて一番優先順位の高いものに最も力と時間を入れてきました。最終学期の優先事項は “Private Life” で学業より私生活でやりたい事の方に重点を置いてます。特に河童は卒業後日本に帰りますし。

学生としてはよろしくないですが,授業も比較的楽なものを取るようにしました。でも何だかんだと授業は大変だし学業以外のイベントも色々あって思ったより Private Life を充実できていないかなあ。卒業後1ヶ月はピッツに残るんですが,引越作業があるしなあ。

まー何はともあれ単位落として卒業できませんでしただけはシャレにならないので単位取得だけは守った上で残りのピッツ生活を楽しみます。

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2010年04月10日

JapanTrek報告 : 感想

Trekを終えての感想。


超疲れた けど 超楽しかった。


これに尽きます。

Trek中も企画メンバーは色んな仕事があり夜遅くまでタスクをこなしていました。河童の平均睡眠時間は3時間位。Trek中は気が張ってるので1時間の睡眠でも何とか1日持ちこたえましたが,終了間際になるとどっと疲れが出てきます。

でも,大勢の外国人を引き連れて一緒に色々な所をまわり普段やらないような体験をするという,おそらく人生最初で最後の貴重な経験をする事ができました。

皆と旅行してて予想外だった点がいくつかあります。

まず punctuality。出発前のミーティングで時間厳守の大切さを口を酸っぱくして何度も言ったからか,思ったより皆 punctual でした。これは嬉しい誤算で大いに助かった。まあ20名に満たない人数だからでしょうが...。

1日のスケジュールは10分単位で構成しました。バッファも考慮しつつ迅速に動くため企画メンバーで皆を引っ張るようにしました。参加者達から 「素晴らしいオペレーションだった」 と褒めてもらいましたが皆が時間厳守してくれた事が大きかったです。

それでもTrek後半になってくると段々隙が出てくるというか,人が説明してる最中にすぐ誰かと話し始めたり,人が説明を始めても喋り続けてたりします,一部ですが。日本では小学校ひいては幼稚園から団体行動をしこまれているので,そこは雲泥の差が出ますね。

それから意外と無糖飲料が人気。日本でもコーラをガバガバ飲むのかなと思ってましたが,烏龍茶や伊右衛門などの無糖飲料が絶大な人気を誇ってました。抹茶アイスも食べまくってたなあ。

なおアメリカ人は食事制限 (アレルギーもしくは宗教上) のある人が結構います。今回のTrekでは2人のみでしたが,1人は豚がNGもう1人は甲殻類がNGでしたので,その場で注文する場合はもちろん,事前に料理をオーダーしておく場合も伝えておく必要があります。

まあ色々する事があったので正味8日間のTrekは長く感じました。去年の9月から企画運営がスタートし,20回の会議や皆へのプレゼンを経てようやく実現したTrek。正直相当時間を取られたし (取られたという表現は正しくないけれど) 諸々の用意は大変でしたが,本当にやって良かった。

おそらく,単に旅程を考えて人集めて旅行するというだけのプロセスだったらこの充実感は得られなかったと思います。時間はかかったけれど,何のためにTrekを行うのか?Trekを通して何を実現したいのか?そのためにどんな内容にすべきか?という議論を深掘りした上で 「おもてなし」 をするために知恵を絞りました。

ちなみに企画メンバーに有能な女性がいるんですが,彼女なしではここまでのおもてなしは実現できませんでした。彼女自体が優秀というのも大きいですが,やっぱ女性ならではの感性が随所に出ておもてなしのための素晴らしい案をいくつも出してくれました。Trek中も女性の引率者がいて女性参加者達も安心できたようです。

結果,皆かなり満足してくれたみたいです。最終日打上げで皆から寄せ書きメッセージをもらったし,またピッツバーグの高級ステーキレストラン食事券 (企画メンバー5人全員に1人当たり$120) まで用意してくれてました。Trekで参加者から企画メンバーにこんな贈答があったのは聞いた事がない。とても嬉しいですねー。

これは海外MBAに行ったからこそできた経験です。レジュメには書いても1行ですが,簡単には言い尽くせないほど貴重な財産となりました。

元々は,現地に来ているからこそできる何か (学業以外) を成し遂げたいという想いと日本のアイデンティティをもっと発進できないかという想いから Japan Trek を思い立ちました。1年間に沢山のTrekがある中で Japan Trek を選んでくれた参加者に感謝感謝。

ちなみに,普段では絶対会えないような方々とお話する事ができましたが,色々なところにアポを試みて結局モノになったのは何かしらコネがある所がほとんどですね。やっぱ人脈って大事。

あー終わっちゃったなあ。やり遂げた感が強いので終わってみると寂しいですね。自分の時間が作れるのはありがたいんですが。

なおTrek自体は終わりましたが企画メンバーの仕事はまだ終わっていません。このTrekを今回限りではなく毎年の恒例行事にしていきたいので,次代へバトンタッチできるだけの用意をする必要があります。またTrek報告会という名の学生達へのプレゼンや参加メンバーでの reunion (ピッツでの打ち上げ,既に1回やった) もあります。

あともうちょいだ〜。

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2010年04月04日

JapanTrek報告 Day 8 : 最終日

遂に最終日となりました。今日泊まって明日帰りです。

この日は夜の打ち上げ以外全て自由行動としました。オススメの場所はあらかじめある程度教えておきましたが,ネットやガイドブックで調べて皆色んな所を回ったようです。

鎌倉の大仏,銀座で買物 (ユニクロで何か買ってた),渋谷交差点で写真,タワレコで日本のミュージックシーンに触れてみたり。ピッツバーグ出身のジェロを見つけてたなあそういや。はたまたアキバのアニメ・コスプレ文化を堪能した人など。

メイド喫茶に1人で行った強者がいて,その度胸に表敬。メイドさんとはカタコトの英語と日本語でコミュニケーションしたらしいです。河童もTrekを機にメイド喫茶行ってみたかったけど時間がなく行けなかった...。

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で,日本人企画メンバーは別の事をしていました。某大手留学予備校にてTepper説明会です。こういった無料セミナーはよく開かれていて,河童も受験生の頃は色々なセミナーに参加して情報をゲットしていました。

聞きにきてくれたのは (20人位かな),MBA自体を迷ってる段階の人達が多かったです時期的に。そのためTepper自体のプロモーションに加え,実際のMBA生活はどんなもので (忙しさ/クラスメートとのコミュニケーション/チーム作業の進め方/費用など),我々がなぜMBAを目指し現時点で自分自身をどう評価しているかなどの話をしました。

一応プレゼン資料を用意しましたがトピックレベルにとどめ,詳細は我々がその場で細かく話す事にしました。これは正解だったかな。質疑応答や各人の話す内容の流れで話がどんどん深くなっていきました。

これからMBAを目指す人達へのメッセージなんて偉そうな話でもないですが,2年間のMBA生活が終わろうとしている今,河童が今何を考えこれまでのプロセスをどう振り返り,またMBA生活を有意義にするために河童が取り組んできた事などを最後に説明しました。

特に喋る内容を準備してきたわけではないのでロジカルな説明ではなかったと思うけど,結構ポンポンと言葉が出てきたなー。やっぱ日本語で話すのは楽!!

このセミナーは昼過ぎに終了,河童達はそのままランチへ。ある幸運に恵まれ (書けないのが残念!) 3つ星フレンチのジョエル・ロブション@恵比寿で1人15,000円のコースランチをタダで堪能しちゃいました。マジに旨かった...。

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さて夜は全員で打ち上げです。皆が撮った写真を見比べてフォトコンテストを行い,あらかじめ用意しておいた賞品を1〜3位とブービーに。

ちなみに彼らが撮った写真を見ると,その注目点が面白い。綺麗なコンビニは納得として,ガソリンスタンドだったり (ガソリンホースが天井のタンクから垂れ下がってるのが奇妙に映るらしい,確かにアメリカではない),新幹線の外観や人混み,あとは標識かな。

日本にはあちこちに色んな標識があります。ドライバー用の道路標識やポイ捨て禁止サインから電車内の揺れに注意まで。その絵柄や説明が楽しいようです。

また,日本人メンバーからお土産として手拭いを皆にプレゼントしました。喜んでくれた様です。

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最後に,河童から皆に改めてお礼の言葉を述べました。貴重な春休みに Japan Trek を選んでくれた事,Trek中も時間厳守で動いてくれた事,何回も暖かい言葉をもらった事などに対するお礼です。

すると,参加者の1人が立ち上がり今度は河童達にお礼の言葉を述べてくれ,しかも皆から寄せ書きメッセージカードを頂きました。その際にスタンディングオベーションまでしてくれて,驚いたけど本当に嬉しかった。

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いかに日本の 「おもてなし」 をできるか努力してきたわけですが,手応えを感じた瞬間でした。Japan Trek 報告はあと1回だけ続きます...。

posted by 河童 at 13:31| Comment(3) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月03日

JapanTrek報告 Day 7 : 東京ツアー

今日も予定がぎっしり。東京観光と友達を集めた飲み会です。観光のテーマは東京の旧と新。

まず築地でセリの見学から (築地市場は河童も初)。セリは午前5時〜6時過ぎというとてつもなく早い時間しか見学できないため (見学客用のスペースが設けられている),朝5時前にホテルロビー集合。

観光ツアー自体はセリ後の築地見学から (それでも7時半開始) にしてセリ見学は自由参加としましたが半分以上がセリから参加し,朝っぱらから3000円以上の寿司を平らげてました。

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あの独特なダミ声と暗号みたいなジェスチャーや,何百キロもある魚が所狭しと並べられてる様はさすが築地ですね。移転問題やクロマグロ禁輸問題でずっと騒がれている築地ですが,行ってみると確かに建物は全て古い。東京都が主張する安全面に問題アリってのは納得。でもこれだけの多くの魚介類が集まり日本の食の中枢を担う場所を汚染されている所に移転するというのは有り得んな,と行ってみて思いました。

築地の次は皇居です。定番中の定番ですが,行ってみて驚いたのは観光客で日本人と思われるのは我々日本人メンバーだけ!! あとは中国人団体客ばっか。Tepperでクラスメートと長く接してきた経験から台湾ではなく中国と分かります。複数のツアー団体がバスでやって来ていました。パパイヤ鈴木みたいな頭したオバチャンがいたなあ,あれは何だったんだろう...。

続いて浅草へ。バスなので銀座や丸の内を経由して東京の色々な面を見て行きます。ちょこっと桜も咲いていました。浅草では浅草寺でガイドさんの説明を聞いた後,お昼も兼ねてしばらく自由行動としました。皆仲見世で買い物してましたね,狙い通り。

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次は表参道&原宿。竹下通りの説明を少ししたら自由行動。原宿ファッションと表参道の綺麗な街並が面白く映るようです。最後は六本木に向かいましたが,皆相当疲れてたようで六本木見学は中止しホテルに直接戻りました。夜の飲み会に体力を温存しておくためです。

このTrekでは現地日本人との交流にも重みを置いていたので日本人企画メンバーがそれぞれの友達を呼び飲み会としました。当時の小泉首相とブッシュ大統領がいきなり登場した権八西麻布店です。

当初はこぢんまりな飲み会にしようとしたんですが,思ったより人数が集まって計40名。少しの料理&飲物注文と最初の乾杯をしたら後は放置プレーで各テーブルに任せちゃいました。思ったより盛り上がってるようで良かった。こーゆー居酒屋での飲み会って英語にしづらいんですよね...Partyとはまた違うし。ま,“Enkai” ですね。

来てくれた河童の友達が同じテーブルになったTrek参加者を 「善良な市民」 と表現していましたが,Tepperはそういう人が多いですね。決して全てがそうというわけではありませんが,接しやすい雰囲気を持った人を面接で見ているんだろうなと思います。

来てくれた皆ありがとー m(_ _)m

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飲み会後は皆の大好きなカラオケへ。六本木の高級カラオケで,飲み会であまり食べられなかった河童は唐揚げとシーザーサラダを頬張りながら少しだけ歌いました。日本人企画メンバーの女性が歌旨いんだけど未来予想図IIをデュエットさせてもらった,気持ち良かったー。(正式な?) ハモリパートはよく知らないので適当なハモリですが。

ホテルに戻ったのは午前2時前位かな。明日の準備やメール処理などをして5時には寝ました。この日も密度の濃い1日だった〜。めっさ疲れた。

posted by 河童 at 16:44| Comment(2) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月29日

JapanTrek報告 Day 6 : 東京企業訪問

いよいよ東京開始です!!

この日は企業訪問デー。前出のトヨタに続き3社訪問します。

東京での移動は基本電車です。新幹線は幹事が団体券を持ってるからいいんですがローカル線は各自が切符を買う必要があり16名もいるとかなり時間をロスします。タイトなスケジュールに響くので皆にSuicaを買わせました。これが大正解,相当スムーズになりました。

さて,まずは日本の代表企業SONYです。午前10時半,品川に着くとこれまでの京都・広島・箱根の景色と全く違い,高層ビルにでっかい駅ビル,そして歩くサラリーマンの山に皆驚いてます。

道中写真を撮りまくるヤツをけしかけSONY本社に急ぎます。てゆーか,約束時間より結構前に現地に着くスケジュール (幹事の狙い) を参加者も分かってきたみたいで,今日は現地で何分待つんだ?と聞かれる始末です。

SONYは残念ながら企業幹部と会って何かディスカッションをするという機会をもらえなかった (決算期のため多忙でそーゆーリクエストは今全て断ってるらしい) のですが,日本人メンバーの交渉の甲斐あって,代わりに一般では入れないショールームを案内してもらいました。

SONY製品 (ハードとソフト両方) が沢山展示してあります。歴代の製品から公式には未発表のモノまで,コンシューマー製品からプロユース製品まで。スパイダーマンやダ・ビンチコードの映画撮影で実際に使われたアイテムもあります。スタジオやスポーツ会場で使う超高精細撮影カメラも触らせてもらいました。河童はトライしましたがズームとフォーカス操作を同時にするのが難しい。

ショールームではガイド役のお姉さんが英語で一生懸命説明してくれました。今回のTrekではお会いする方々にお土産 (ノートやマグカップなどのTepperグッズ) をお渡ししています。SONYでは本訪問をコーディネートしてくれた担当の方のみに渡そうと思ってたんですが,このガイドの人にも思わずあげちゃいました。結構珍しいらしく驚かれた。

このショールームの狙いはSONYの強さ (=ハードとソフトを多方面に渡り保持している事と強調していた) を現物として知ってもらう点なようです。までも本当は,その強さが社内でうまく統合されておらずリソースを10年以上ムダ遣いしてきたのでは?的なディスカッションを社員の方としたかったんですけどね。残念。

ちなみにショールームは撮影不可。左斜め下は1階受付エリアと本社ビル外です。

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次はGE (ゼネラル・エレクトリック) 本社@赤坂です。世界最大の複合企業であるGEをTrekから外す事はできません。GEジャパンのCEOでありGEアメリカ本社の上級副社長でもある藤森義明さんが我がTepperの卒業生だからです。

去年9月から交渉を開始し,藤森さんとの面談に2時間頂く事ができました。まずは藤森さん自身と我々各自の自己紹介から始まり,Trekの目的や意義を説明し,次いでGEの経営戦略や企業理念について語ってもらいました。

感想 : とてーもアグレッシブな方です。実は以前一度講演会に行った事があるんですが,変わらずとてもエネルギーに満ちあふれていて言葉や表情の端々からパワーを感じます。難しい英単語をポンポンと使っていました。

後半は自由質疑応答。意欲旺盛なTrek参加者達から次々と質問が出てなかなか深い議論でした。

藤森さんは現在の日本を若い起業家が少ないと嘆いています。仕事よりプライベートを優先し,出世にさほど関心がなくそこそこの生活ができればいいと考える若者が多いとの事。これだけ裕福になった日本ではハングリー精神が少なくなるのも当然でしょう。

また藤森さん自身は約30年前優秀なビジネスマンとしてMBAに挑んだけれど超優秀なクラスメート達に毎日惨敗し相当自信を失ったそうです。でも,ネガティブな心境で仕事に戻ってみると180度変化した自分に気付き,どんどん頭角を現してきたらしい。

だから例え毎日負けたとしても,その闘いをするための準備をし気付きを認識する事が大事で,それこそがMBAの醍醐味だと強調しておられました。超納得ですが,これは現地に来てみないと分からない点だと思います。

ちなみに河童はGEでのリーダーシップにも興味があったのですが,前CEOのジャック・ウェルチは “Threats” で人を率いるタイプで,現CEOのジェフリー・イメルトは “Encouragement” で率いるそうです。イメルトさんがCEOに就任する際 「私はジャックウェルチにならない」 と公言したエピソードはあまりに有名です。

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このディスカッションをもっと続けていたかったのですが,次の企業訪問があるため泣く泣く終了。次は野村證券@大手町です。お偉いさんに登場頂き,野村の金融戦略について語ってもらいました。野村側はリクルーティング活動につなげたかったようなのですが,今回のTrekはジョブ系一切ナシなので機会があれば次回ですね。

そしてこの日最後は,東京在住Tepper卒業生との懇親会です。河童の1年上の先輩が精力的に動いてくれて,20人以上の卒業生が来てくれました。もちろん藤森さんも。懇親会では団欒したりTepperの昔と今の写真や今回のTrekの写真を流したり,あっという間の2時間。

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そこで改めて個人的に藤森さんとお話したんですが,本当にバイタリティ溢れる方ですね。頂いたメッセージの1つが 「MBAの投資対効果は自分で創る」 というもの。特に私費の場合,MBAにチャレンジする前にそのROIを出して判断材料にしますが,卒業後の効果は自分次第だという事。

これだけ成功した方に言われると説得力があり,逆にそれは成功したから言える事,とも捉えられます。でも河童は激しく同意。MBAなんて所詮ギャンブルなんだから (と河童は思っている) 要は全て自分の戦略と戦術次第,やる気と責任だと思います。なーんて偉そうな事は言えないけど。

この日は1日中スーツでした。スーツ姿の外人と日本人数名含むと思われる集団が電車に乗り込むと結構異様な目で見られました。皆声デカイし。でも電車での移動も大切ですね,色々なものを自分達の目で見て体験できます。

明日の東京ツアーは朝早いのでこの日は懇親会後ホテルに戻って寝る人が多かった。

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2010年03月28日

JapanTrek報告 Day 5 : 箱根ツアー&東京へ

Trekは終了しピッツバーグにとっくに戻ってきてるけどTrekネタはまだ続きます。

箱根は1泊だけですが,この日の朝は餅つきからスタートです。事前に旅館に餅つきの準備を全部お願いしておいて (餅米から臼まで) 当日はつくだけの状態までにしてもらいました。結構正月にやってるみたいで作業が早い。

ちょっと高いので日本人分だけ (日本人負担で) 特注半被をオーダーしておいて,それプラス旅館から借りた半被を皆で着て餅をつきまくりました。さすがアメリカ人,パワフルにつきますねー,旅館の人も驚いていました。

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あんこときな粉も旅館に用意して頂いたので,喉に詰まらせないよう注意してから皆で試食。うーん旨い。まさかアメリカ人がついた餅を食べる事になるとは。意外にも他の宿泊客の方もなんだなんだ?と寄ってきてその模様を楽しんでいました。餅も余ったのでおすそ分け。

10時に旅館を出て箱根ツアー (ガイドなし) に向かったんですが,あいにくの雨風。かなりな強風と濃霧で,予定しておいた海賊船やロープウェイも諦めて大幅に予定変更です。丈夫なロープウェイはいけそうでしたが,客曰く相当揺れたようだし,万が一何かあった事を考えるとオーガナイザとしてはリスクを冒せません。行ける流れでしたが河童の独断でやめにしました。

昼過ぎになると嘘のように快晴になり,富士山ビューが期待されましたが厚い雲がどかず結局見れませんでした。残念。新幹線からもダメだった。

小田原城に寄ってから新幹線で東京へ。途中,新横浜で降りてラーメン博物館でラーメンを堪能しました。多くのラーメン屋が入っておりミニラーメンがあるので大体皆ミニラーメンを3杯 (多いヤツは4杯)。旨かったー。ラーメン博物館は昭和の街並を再現していて見るだけでも楽しいですよ。

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そして遂に東京!! 最後のホテルは安いけど豪華なパークホテル東京@汐留です。ロビーも豪華だし内装も綺麗で高層階からの夜景もナイス。最後のホテルがここで良かった。

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2010年03月19日

JapanTrek報告 Day 4 : 豊田&箱根

この日はとにかく朝が早い。京都はここまでで,トヨタ本社を経て箱根に向かうため朝6時にロビー集合です。

早朝出発のため遅刻者の可能性も考慮しその対応オプションを3つ用意しておきました。日本人メンバーの誰かが遅刻者に付き添うのが基本ですが,この日だけは遅刻者は置いていき自力で途中から参加してもらうシナリオです。だって河童達も皆トヨタに行きたいから。

ですがその心配は杞憂に終わり,5:55には全員集合。費用と移動時間を抑えるため新幹線とバス両方使いました。道路も空いていてトヨタには余裕で着けそうだったので途中のサービスエリアで小休止します。

そしたらそこで皆大はしゃぎ。そんなに大きいとはいえないSAですが色々な当地の食べ物やお土産,ジャズのかかっている綺麗なトイレがあり 「ここは何なんだ?」 と感心していました。肉まんやあんまんが大人気です。そーいやアメリカのハイウェイにはこんなのないですからね。肉まんがよほど気に入ったのか,東京のコンビニで買ってるやつも。

トヨタではまず組立工場見学 (英語ガイド付) に次いでトヨタ会館見学 (最新のクルマ技術やロボット技術や歴史など) です。

工場を見た率直な感想は 「とても整理整頓」 されている。全てのムダを省くかのようなレイアウトで,また“あんどん”を初めて生で見たし実際に目の前で使われラインが停止しました。1つのラインに複数種流れてるのは流石ですね,全体的にかなりなパワーを感じました。もちろん写真撮影は一切禁止です。

トヨタ会館に着くと我々を出迎えるメッセージが! 嬉しいですねえ。

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そして Tepper の卒業生であるトヨタ社員の方とお会いし2時間ほどトヨタのオペレーションや現状の問題 (時期的に超ホットな話題です) についてディスカッションです。

その現状の問題についてそもそも質問してしまっていいのか参加者達もとまどっていましたが,OBの方から是非質問して欲しいしMBA生から見てトヨタはアメリカでどのように映っておりこれからトヨタはどう対処していくべきか提言して欲しいとまで言われました。

その方はオペレーションのプロだけあってオペレーションの説明が具体的でとても説得力があります。現状の問題については一にも二にも内外のコミュニケーションがキーになるとトヨタは考えているようですがそれをどう実践してよいのか暗中模索な状態。

グローバル企業のトヨタといえど,その実かなりなムラ社会。自分の部署や工場を超えた情報共有や全体志向はかなり薄いらしい。詳細は書けませんがトヨタ社員も相当に戸惑っているようです。でもトヨタとしての誇りは失わず仕事を続けていくとの事。

河童は個人的には今の問題は実際のスケール以上に騒がれているしその事はトヨタ内外も認識していると思います。ですが裕福になりすぎた今トヨタ社員も少しずつあぐらをかきはじめたと数年前トヨタ経営陣が警鐘を鳴らしていましたが,それが遂に表面化してきたのかな。

さて,トヨタから新幹線の駅まで再びバスで,朝から結構バスに乗ってるのであらかじめレンタルしておいた 「もののけ姫」(英語音声) をバスで流したら思ったより皆見入ってます。時間になってしまったので途中で切ったら残念そうでした。

箱根は当然旅館で,この日のメインは温泉と宴会です。参加者達はゆっくりと温泉につかってますが日本人メンバーは宴会芸の準備です。グッズしか買っていなかった河童達はクイックに内容と流れを決め宴会場に向かいました。

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浴衣に着替えてお座敷に座って和食を食べる超日本流の宴会が始まりました。食事が落ち着いたところで Japanese Entertainment Show 開始。歌と踊りと衣装を組合わせ彼らの度肝を抜いてやりました。相当に笑いをとれたので,身を削りまくった甲斐があります。その模様が参加者達と旅館女将から何度も言及されるハメになったのは痛いけど...。

宴会の座敷でカラオケも借りたので夜までずっと歌っていました。河童はようやく夜に温泉に入れた。明日はいよいよ東京です!

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2010年03月17日

JapanTrek報告 Day 3 : 広島

河童が個人的に最も実現させたかった広島。

行ってきました〜。まずは京都から広島へ向かう新幹線内で参加者達に折り鶴を折ってもらいます。鶴の折り方説明資料 (英語) と日本人が折った鶴サンプルを配って各自チャレンジしてもらいました。

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皆結構上手ですね。何気に河童は生まれて初めて鶴を (前日の夜中3時に) 折ったんですが,予想通り凄まじくひどいものに仕上がりました。他の日本人から糾弾の嵐。

さて,広島に着いたら路電で広島市庁舎に向かいます。広島市長の秋葉さんとお会いするためです。3月は予算編成で超忙しいのに昼休みを削ってでも時間を用意して下さいました。

原爆の歴史や原爆がどれほど威力をもち実際人々にどれ程の苦しみを与えたのか,また,日本がどんな立場にいて今後どんな活動を続けていくのか。秋葉さん自身もこれまでどんな活動をされてきて,そのプロセスを広めるため世界でどのようなアクションがとられているのか,などについて講演して頂きました。

秋葉さんのお話の中で初めて知ったのですが,折り鶴は戦争が理解できない小さな子供でも平和維持活動の具体的な行動として参加できる事が大きな利点だそうで,その子が将来大人になったらさらにその子供へとつなげていってもらいたいとの事。なるほど。

秋葉さんの講演は非常にロジカルで,核廃絶の立場に偏った語りではなくあくまでも客観的に事実を述べ,その上で我々若者世代が何をどう考え具体的に何ができるかを教えてくれる力強いメッセージでした。

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さてランチです。広島という事で当然広島焼き。アメリカ人に食べられるかなーと危惧したけど好評で皆平らげてました。

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時間がおしてたのでランチは40分で済ませすぐに原爆ドームへ。平和記念公園を散策したり平和記念資料館を見学しましたが,資料館はやっぱもっと時間を取りたかった。もともとは2時間弱取りたいなとは思ってたんですが,現実は30分も取れなかった。皆もっと時間をかけて見たがってたのでこれは残念です。

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そして資料館で被爆者 (79歳) の方からの被爆体験講話。通訳 (通訳の方も被爆者) を交えての90分談話です。被爆した時のお話や彼女のこれまでの壮絶な人生について語って頂きました。

ショッキングな話になるだろうなとは思ってましたが,正直,想像を遙かに超えていました。同じ日本人がこれだけの悲惨 (悲惨という単語では表現できません) な体験をしている事を知らなかった自分自身が恥ずかしいです。

談話をより分かりやすくするため写真や絵も使って話されていました。あまりにも壮絶な体験談のため参加者の中からも涙をすする音が聞こえてきます。

一通りの話が終わったあと参加者達から出た最初の質問は 「これだけの悲惨な体験をなぜ人前で話す事ができるのか?」 というものでした。これは河童も最初に思いました。

元々こういった活動はされてなかったんですが,お孫さんから実際に被爆した人間として講話活動をしてはどうかと勧められて始めたそうです。もう10年もこの活動を続けられています。

河童がその10年で聴講者達の考え方や受け止め方は変わってきましたか?と聞いたところ,アメリカで講演したら聴講者から手紙を受け取りその手紙にはアメリカ人として原爆が使われたというイベントしか知らなかった,こんな悲惨な事実があるのになぜアメリカでは教えられていないのか,それは国や教師の責任であり知ろうとしない子供達の責任でもある,今後は啓蒙活動を続けていきたい,などと綴られてあったそうです。

その点こそが今回河童が広島訪問を実現したかった核心であり,でも少しずつ時代は動いているんだなと感じた瞬間でもありました。

彼女からの最後のメッセージはこんな体験は二度と誰にも味わって欲しくない,今日聞いた話を一人での多くの人に語り継いで欲しい,被爆者に残された時間はもうない,というものでした。

被爆者講話は資料館に問い合わせれば一般申込もできます。本で読むのと直接話を聞くのでは雲泥の差です。機会があれば是非足を運んで聞いてもらいたいです。こんな言い方はよくないですが,被爆者の方々に残された時間は本当にもう少ししかありません。

参加者達にはショックな行程になったようですが我々日本人にも強く考えさせられた日となりました。

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2010年03月15日

JapanTrek報告 Day 2 : 京都

初日は夜焼肉に行っただけですが,2日目から本格的に Trek が始まります。

朝8時前にロビーに集合し京都ツアー開始。今日はガイドさん (英語) を付けてるので説明もロジもかなりお任せです。

内容は定番中の定番ですが,まず金閣寺に行きました。皆予想以上に興味をもって見ています,金ぴかの金閣寺や綺麗な庭園がイケてるらしい。

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お守りに強く興味をもった人がいて,職探しに効くお守りを〜!と言うので探しましたが就職成就はちょっとないですね...と思っていたら,ローソクをともして願をかけるところに何と就職成就が。興奮してローソクを買ってました。

あとおみくじが大人気でしたね。英語用のおみくじ機械 (English Fortune) があって,大吉から順に Excellent, Very Good, Pretty Good, Good でした。凶はないんかい。

さらに三十三間堂見てお次は着物体験。着物をレンタルできるところで本格的に着ました。着付師達の作業の早いこと早いこと,さすがオペレーションの日本!

近くを散策していると男女16名の外人 (日本人含む) が着物で道を歩いてる様子に通行人から 「なんだこいつらは?」 って目で見られました。雨降ってるし気温5〜6度なので相当寒いかと思いましたが中に何枚も重ね着して思ったより暖かい。でも普通に寒いけど。

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昼食は町屋でのイタリアン。雰囲気も味も素晴らしく大好評でした。1日目の焼肉に続きナイスなチョイス,Tちゃん。

清水寺見て買い物と散策して祇園もちょっと見て,いよいよ夜は料亭で舞妓ディナーです。行ってみると大きな部屋で懐石料理が用意され,ちょっと荘厳な雰囲気。上席が3つあり,日本人3人がそこに座れと皆に言われ座りましたがちょっと恥ずかしい。

料理がスタートして少しすると舞妓さん2人 (18&19歳) と地方さん (三味線と歌) 1人が登場。その雰囲気に圧倒されたのか皆急に静かになりました,どうしていいのか分からないみたい。

まずはお酌をしてもらって会話するんですが,ガイドはディナー前で終了のため我々が分かれて通訳をするハメに。普通の会話はいいんだけど舞妓さんの着物の詳細な説明とかはさすがに困った。

で,我々日本人も知らない事が沢山ありました (てゆーか初めての経験だし)。舞妓も芸妓も結婚できないとか,舞妓は15〜20歳までが通常だとか,茶屋に入って住み込み修行するには面接を受けるとか,舞妓から芸妓になるための試験があるとか,白粉はローソクしかなかった江戸時代に夜でも栄えるようにしたため,などなど。

会話を楽しんだ後はお座敷遊びです,これも盛り上がった。最後に舞妓さんと写真を撮って終了です。楽しかった〜。皆からもナイスな企画をありがとうと言ってくれたので楽しんでくれたようです。

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てゆーか団体旅行などでないと経験できない。今回のは舞妓2人と地方1人で109,000円 (料理別)。

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2010年03月07日

JapanTrek報告 Day 1 : 開始

今日,土曜の夜からついに京都で Japan Trek が始まりました!!

用事で早く帰国していた河童は今日の昼頃ホテルに入り皆の分もチェックインを済ませ待機。他メンバーは関西空港/伊丹空港からバスでやってきて夜到着。

10分で荷物を置き皆ですぐ夕飯@焼肉へ。日本人企画メンバー推薦の店で,近江牛を堪能しました〜。小さい店なので貸切。

意外と生肉も皆結構果敢にチャレンジしてくれて,ポジティブな反応とネガティブな反応両方ありました。キムチやナムルも普通に食べてたなあ。

にしてもやはり日本の肉は旨い...。東京で食べたらもっとしますがここでは1人5000円を切る程度で済みました。でも5000円という (高い) 値段にメキシコ人は驚いてたな(^^; ピッツバーグで$50といったら相当なモンです。

全く偶然なんですが今日含め近日に誕生日の参加者が3人いたので,伊勢丹で事前に誕生日ケーキを3つ買っておいて焼肉後店内でサプライズ。皆でハッピーバースデーを歌いました。ケーキも旨かったなあ。

初日の出だしとしては好調かな。明日から本番で京都ツアー,ガイドがいるので助かります。雨だけが心配だー (というか確実に降る)。

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2010年02月27日

Japan Trek (5) 出発直前

ここのところ激忙でブログが全く更新できていません...。おそらくMBA生活で過去最高に忙しいかと。というのも,MBAプログラム2年間の中で最も多忙な授業があるからです。これについてはまたじっくり書きますね。

さて,いよいよ Japan Trek が大詰めを迎えました! Trek開始まで1週間を切り,日本人企画メンバーが努力してきた成果が遂に表に出る事になります。これまでの企画会議は計20回。毎回の準備や議事録,諸々のタスクを各メンバーが (学業で超忙しいなか) こなしなんとかここまでやってきました。

クラスメートに何で20回も会議が必要なの?とよく聞かれます。確かに行程決めてちゃっちゃっとやってしまう事も可能ですが,「おもてなし」 の国日本としては参加者達に最大限の想い出を作ってもらうよう,本当に沢山の事項を沢山のプロセスを経て決めたわけです。

さて,そもそもこの Japan Trek とは何なのか?

Tepper では休み期間中によく,学生企画による学生のための外国旅行を行います。その国のビジネスと文化を知るのが目的です。2005年に一度 Japan Trek があったのですが,他のビジネススクールのように恒例化しているわけでもありません。

クラスメート達から Japan Trek はやんねーのか?と聞かれたり,河童ももし可能ならチャレンジしてみたいと元々思っていたので,このチャンスを活かさない手はないという事で思い切って立ち上げました。幸い,やる気のある1年生にも恵まれたし。

という事で,参加者達には日本の良さを肌で感じて認識してもらい,日本人企画メンバーは日本人としての誇りを見つけに行くため Trek 計画が始動しました。

プロジェクト計画を立て,予実管理しつつ少しずつ前に進み,ある程度形になったところで学生達への説明会プレゼンを行い,旅行会社との折衝や訪問先との折衝をこなします。

Trekでは具体的には企業訪問・観光・文化体験・現地交流を通して日本を 「体験」 します。細かくはTrek終了後アップしていきますが,行程は右斜め下な感じです。


【京都】
文化遺産ツアー,着物体験,舞妓さん呼んでディナー&お座敷遊び

【広島】
広島市長・秋葉忠利さんによる講演,被爆者からの被爆体験講話,原爆ドーム,平和記念資料館

【箱根】
旅館で日本流宴会,餅つき体験,箱根ツアー

【東京】
浅草から六本木まで新旧スポットツアー,自由時間満喫

【企業訪問】
トヨタ,GE・藤森義明CEOとの面談,SONY,野村證券

【交流】
Tepper卒業生 (東京在住) との懇親会,企画メンバーの友達を呼んで飲み会

【食事】
懐石,和食,焼肉,ラーメン,お好み焼き etc


広島訪問は個人的にどうしても実現したかった内容です。原爆を政治的な観点や歴史上の出来事としか捉えていないアメリカの学生に原爆の痛みを伝えるは日本人の責務だと思ってますし,また日本人ですら知らない現実が沢山あるからです。

だから秋葉市長には相当無理言ってお時間もらいましたし,資料館で原爆の凄まじさをビジュアル面からも皆に知ってもらいたいし,通訳を付けて被爆者の方から被爆体験のお話を伺うわけです。秋葉さんは核廃絶に向けて平和活動を活発にこなされていて,またMIT卒で英語もペラペラです。

企業訪問は,時期的にトヨタが熱い!! オペレーションの素晴らしさを見たいというのが目的でしたが今の状況についても色々聞きたいですね。GE (ゼネラル・エレクトリック) の藤森社長 (アメリカ本社の上級副社長でもある) は我が Tepper の卒業生で,Tepper卒業生の中で最も有名な日本人でしょう。廊下に写真飾ってあったりしますし。

ちなみに参加メンバーは日本人4名含め17名 (1年生・2年生半々) となりました。ビザ問題で行けない人達やインターン探しを優先した人もいて当初想定より少なくなりましたが,引率できる人数としてはちょうど良いかな。

Trek始まったら相当な激務 (物理的にも精神的にも) になる事必至ですが,こんな体験は一生で最初で最後なので後悔のないよう,また事故のないよう気張っていきます。いやー楽しみ。

posted by 河童 at 21:20| Comment(5) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月14日

グループの組み方

MBAでは多くの課題をグループで行います。チームワークを学び実践するためで,実際の仕事ではないにしろ色んな人達と一緒に作業できるのは通学MBAの利点だと思います。

グループワークを行うチームは,1年目は学校からチームを指定されそのチームで全てのグループワークをするビジネススクールも多いです。全科目で同じチームなら皆の予定を合わせやすいですね。

Tepperではクラスごとにチームを組みます。教授がランダムに (もしくは学生のバックグラウンドを考慮して) チーム編成をする場合もあれば学生達に自由に組ませる場合もあります。特に選択科目になるとほとんど後者です。色々な人と組めますが,複数チームのかけもちになるためスケジューリングが大変になります。じゃあ夜10時集合ね,とか。

組んだメンバーによって成績 (チーム提出物の評価) や負荷が変わってくるのでどのようにグループを組むかが結構重要になってきます。

何か意図を持って特定の条件を満たす人と組んでもいいし,単に仲の良い友達と組んでもいいし,たまたま近くにいたクラスメートと組んでもいいし。

河童は,あえてネイティブだらけのとこに入ってみたり,アジア人だけと組んでみたり,仲良しグループで組んだり,もしくは誰かから声をかけられるまで待ってみたり。仲良しグループで組むとコミュニケーションは楽ですがそれはできるだけしないようにしています,そうしてもあまり意味ないですしね。

今学期からMBA2年プログラムの中で最も過酷な授業が始まるんですが (このクラスについてはまたじっくり書きます),そこでも学生達によるチーム編成が行われました。

河童はこのクラスに関しては,これまでチームを組んだ事がなくかつ多様な人達と組みたかったので,そういうチームに声をかけるか,かけられるまで待って組みました。結果,アメリカ・日本・タイ・パキスタンとなりました。

もちろんアメリカ人だけのグループやアジア人で固まってるところもあります。例えばこのクラスには台湾人が3人いますが3人とも同じチームになってます。個人的にそれはちょっと,と思うんだけどな...。

せっかく海外のMBAにいるんだから色んなバックグラウンドの人達とやってその人の強みや趣向・スタイルなどを見た方がいいと思ってます。河童の学年は日本人2人ですが,お互い知らないうちに同じチームになってた1回を除いてこれまでチームを組むのは避けてきました。まあこれは人それぞれですね。

ちなみに色んなグループでやっていくうち,全く作業しない人や貢献しない人の悪い噂はすぐに広がりあまり組まれたがらなくなります。また peer evaluation といって,メンバー全員が自分以外のメンバーを評価して (点数付け) 提出する場合もあります。

チーム作りはMBA生活がガラリと変わる要素になり得るので,どんなプロセスでグループを組めるのかをビジネススクール選択の基準の1つとしてもいいかもしれません。

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2010年01月08日

東京の特徴

成田空港のラウンジで書いてます。なぜか行きも帰りもビジネスにアップグレードされました♪

今回の帰国中,Japan Trek でクラスメートが東京に来たらどんな感想を持つのかなー,と思いつく特徴を考えてみました。

 ・ 街が綺麗
 ・ 電車が綺麗 (特に地下鉄)
 ・ 色々な所でアナウンスが多い
 ・ オシャレさんが多い
 ・ ケータイやゲームいじってる人が多い
 ・ 電車で寝る
 ・ 多機能トイレ
 ・ 異様な人混み
 ・ 体や荷物が当たっても無言
 ・ 待つ余裕がなく前方の人との距離をとらず体が当たる
 ・ 無料無線LANがない
 ・ アイドル化した女子アナ
 ・ TV番組のいいとこで必ずCM

最後の2つは分かるかどうか微妙ですが。

まずはやっぱり 「綺麗だなー」 と思うんじゃないかな。スプレー等で落書きされてるエリアは別としても,どこ行っても綺麗ですよね。

電車内でケータイやゲームなど携帯端末をいじってる人の割合は極端に高いと思います。あと河童が大嫌いな,Excuse Me を言わない東京人。

アメリカ都市部は空港や店など無料無線LANが結構あります。シリコンバレーなんか街中。日本は店内でも無線LANはありますが,どれも有料でプロバイダーに加入してないと使えない事が殆どですね。

アメリカの女子アナ (というかそんな呼び方もない) はぬいぐるみを着たりしません。TV番組もキリのいいところでCMに入ります。

どれも日本人にとって当たり前な感覚ですが 「なんで?」 と聞かれた時に理由や背景を説明できるようにしとかないとなあ。他にも色々あると思うんで何かあれば教えて下さい〜。

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2009年12月26日

MBA紹介F : 生活

MBA紹介シリーズのラストです。仕事から離れ海外MBAの学生というのはどんな生活を送っているんでしょうか?

ビジネススクール生の生活は
 ・ 学業
 ・ クラスメートとの交流
 ・ 就活 (私費の場合)
 ・ 衣食住
が柱となります。河童の場合はこれに Japan Trek も入りますが。起業を考えてる人は起業準備がメインになるでしょう。

学校に行き授業を受け課題を個人やチームで提出してテストを受け成績をもらう。クラスメート達と食事に行ったり飲みに行ったり遊びに行ったりパーティをしたり。そして職探し。

かける時間+お金という意味での優先度付けは人それぞれですし,また時期によって変わります。

どうしても並行タスクになるので,夕方前まで授業 → 夕方宿題 → 夜パーティ → 深夜宿題のようなスケジュールになります。当然削るのは睡眠時間。MBAホルダーの先輩方が口々にするのが,あれだけのタフなMBA生活を乗り切った事自体が大きな自信につながったという事。河童は元来10時間は寝ないと力が出ない体質なので本当にきついです。

クラスメートとの交流は,日本で育った日本人にとって英語力上達の一番のチャンスですし,海外MBAの大きな魅力です。最初のうちはコミュニケーションに苦労しますが,こんな絶好の機会を逃す手はありません。

ちなみに “交流” には “恋愛” も含まれます。わざわざクラスメート同士でなくてもいいと思うけど,ビジネススクール内での短期的/長期的恋愛はよく発生しています。冗談で Chains of one-night relationships と言ったりもします...(結婚までいくカップルもいる)。

でもピッツバーグのような中堅都市でしかも郊外に住んでると,夜遊びに行く所は結構限られてきます。したがって目撃される確率も高くなり,しかも人数の少ないTepperだとその噂がゴシップ好きな学生の間で瞬時に広がってしまうリスクもはらんでます。

衣食住に関しては,セットアップを早々と済ませ生活のリズムに慣れれば問題ないと思います。独身でも料理好きなら頑張って時間を作ってこまめに料理してもいいし,外食かテイクアウトをメインにしてもいいし。まあ都会と田舎では大分違ってくるかな。生活セットアップについてはまた書きますね。


シリーズおわり

posted by 河童 at 04:13| Comment(2) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月23日

MBA紹介E : 費用と工面

MBAっていくらかかるのか?

だいたい皆驚きます,かなり。河童も驚いた。

アメリカのトップ20スクールに2年通う場合,総額2000万円ほど必要になります。はぁ...。

1つの例ですが,まず授業料が2年で1000万,生活費 (ロケーションと求める生活レベルによる) が5〜800万,就活や観光のため頻繁に都市に出かけると100万,交際費が50万,MBA受験準備のため予備校に通ったり共通試験受けたり (受験料1回で$250とかする) が50〜100万 etc。

帰る際に車や家具など売れば多少キャッシュは帰ってきますが,必要な額として考えるとこれ位になります。退職すると,2年間働いてれば入ったであろう収入も機会損失として入れれば相当な額ですね。

社費派遣の人は別として (費用充填だけでなく給料も入る),私費留学だと全て工面する必要があります。しかも,あらかじめこれだけの蓄えや資金元を提示しないと入学やビザが許可されません。

蓄えがあればよいですが,ない場合は奨学金を探すか親・親戚・知人からの借金や金融機関からのローンを組む事になります。この金融機関からのロ−ンが曲者で,日本の金融機関は学生,つまりサラリーマンでなく安定収入がない時点でローン審査の対象にすらなりません。

河童はローンを組む必要があったのでどうしたかというと,父親名義で借りました。父親が息子のための教育資金を借りるという構図です。もちろん働き始めたら河童が返済していくわけですが。

アメリカだと学生でも金融機関や政府から教育ローンを大規模に組んでもらえます。ここは日米で大きな差を感じます。まあアメリカ国籍を持ってない河童がそのローンを組もうと思ったらアメリカ人の保証人が必要となるので実質借りられないのですが。

あと,為替にも注意が必要です。資金ができたからといっていきなり全額をドルに替えてしまうのはリスクが大きいです。

例えば,今現在は$1=¥90ですが河童がアメリカに渡った2008年6月は$1=¥106です。2000万円だとその差は$22,000つまり200万円相当になります,ハンパないです。分散してドルに替えて送金した方が良いでしょう。こないだ一気に86円台まで上がりましたが,こういった時にドルを買うようにしています。

つづく

posted by 河童 at 09:53| Comment(2) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MBA紹介D : 就活

もちろん私費留学の場合の話です。

【アメリカで就職】

アメリカで働くなら他の学生と同じアプローチになります。方法はいくつかあって,人脈・キャリアフォーラム・学校の就職課経由・エージェント経由・直接応募などです。

就職課経由というのは,ビジネススクールに就職のためのデータベースがあり,学生はレジュメとプロフィールを登録,企業は応募するポジションなどを登録します。学生は行きたい企業に応募 (レジュメに加えカバーレターも必要) して返事を待ちます。応募していなくても,企業は気に入った学生を見つけるとコンタクトしてきてくれます。

書類選考が通ったら面接を何回か行うわけですが電話面接だったり学生が会社まで出向いたり,採用担当者が学校まで来てくれます。

といってもこの不況下,アメリカ国籍かグリーンカードを持ってる学生のみを採用している企業が多いので留学生には辛い状況です。


【日本で就職】

アメリカで生活していてどうやって日本での就職口を探すのか? アメリカで探すのと似ていますが,就職課経由で見つかる事はあまりありません。ただし学生のレジュメを見て企業側からコンタクトをしてきてくれる場合もあります。

在米日本人学生のためのキャリアフォーラムが毎年複数の都市で開催され,一番大きいのがボストンです。多くの企業が日本からボストンまでやってきてリクルーティングに精を出します。といってもこの状況下,今年のボストンキャリアフォーラムは企業も学生も随分減ってました。企業は100社強だったかな。

また,こういったキャリアフォーラムとは別に個々にアメリカまで採用活動をしにくる企業もあります,特に戦略コンサルファーム。基本的に直接応募で,書類選考が通ったらいくつかの都市で面接もしくは電話面接になります。

あとは,一時帰国できる日程があればそれに合わせて面接を調整してもらいます。今冬休みの河童がその状態です。

やっぱ時期が時期だけに,今の就職状況はかなり厳しいです。これについてはまた書きますね。

ちなみにアメリカでも日本でもいえる事ですが,1年目の夏休みにインターンをゲットしてインターンとして働いてそのまま本採用という場合もあります。

つづく

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2009年12月21日

MBA紹介C : 成績

MBA紹介全体編でも軽く書きましたが,提出物 (Assignment/Write-upなど) やプレゼン,テスト,授業への貢献などで各科目の成績がつけられます。

Tepper の場合高い順に A+, A, A-, B+, B, B-, C+, C, C- となっていて,C-より下のスコアはその科目が不合格となります。

Tepper では卒業条件に成績平均B以上というのがあり,1期もしくは累計成績の平均がBを下回ると学校から呼び出しをくらい,履修できる科目が制限されたりクラブ活動などもできなくなります。2期連続して期内もしくは累計で平均B未満だと退学の場合もあります。

が,途中で起業するならともかく,Tepper で成績が悪くて卒業できななかった人の話は聞いた事がありません。普通に授業出て勉強して提出物出して試験受けてれば普通は大丈夫です。

ビジネススクールは良い成績をとれない学生を排除するのが目的ではなく優秀なビジネスパーソンを輩出するのが目的だからです。まあ毎年成績下位10%を退学させるビジネススクールもあるのでそこはどうしようもありませんが...。

この平均は GPA (Grade Point Average) と呼ばれ,アメリカでは就職でも入学でも非常に重要視されます。もちろん学校によって評価尺度が異なるのでGPAだけで比較はできませんが,過去に実績を出した人は出してない人よりも将来実績を出す可能性が高いという見方です。MBA受験でもこれまでのGPAを提出しました。

できるだけ多くの科目でAを取れるようにするか,Bでもいいから卒業さえできれば良しとするかで学業のワークロードはかなりかわってくると思います。

河童は基本日本での就職を考えてるので成績にはそんなにこだわってません。ですが日本でのGPAに比べてアメリカMBAのGPAが極端に悪いとネガティブな心証を与えるので点数を取れる科目は取ろうというスタンスにしています。


つづく

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2009年12月20日

MBA紹介B : Project

Case は与えられた Case 文を読んでそれに対しての施策を考えますが,Project はビジネス課題のみ与えられ自由にアプローチしていく事が多いです。Case は長くても1週間で取り組みを終えますが Project は時間がかかるため授業期間いっぱい使います。

河童が最近やった Project はマーケティングの授業で,テーマは企業/製品のブランドイメージ向上のためのマーケティングプランを考えるというものです。対象の企業は自分達で見つけてきます。

河童のチームはピッツバーグのワッフル屋さんを選びました。このワッフルショップの存在をより多くの客に知ってもらって足を運んでもらうためにはどうマーケティングすべきか?について考えます。

具体的には
 ・ クライアントのビジネスの理解
 ・ 現状ブランドイメージの調査
 ・ 調査結果の分析
 ・ 顧客層の分析
 ・ 広告の提案
 ・ ショップと商品の改善提案
 ・ ネット検索によるヒット率向上策の実施
を行いました。

実際に会社の幹部と会って話を聞いたり,店に足を運んだり,カーネギーメロン大学生を含むピッツバーグ住民にオンライン調査を行って店のブランドレベルを調査したり,サーチエンジン (教授の指定により今回はYahoo!) でこのワッフルショップがヒットする率を上がるようにしたり。

まとめたものをレポート提出およびプレゼンします。あくまでも授業としての取り組みなので提案したマーケティングプランを企業が実際に採用するかどうかは企業の自由で,当然報酬は発生しません。

生きた題材なのでワクワクします。時間が限られてるためできる事には限度がありますが実際のビジネス課題に取り組めるのは貴重な経験と言えるでしょう。


つづく

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MBA紹介A : Case

MBA全体の紹介に続いて Case の紹介です。

Case は実際過去にあった事例 (ビジネス課題) を基に,自分だったらどう対処するかを考察するものです。具体的にはCase文を読んで様々な角度から事象を分析し,課題解決法を考えます。

Case文は短くて4ページから長くて30ページ位まで,起きている事柄,会社/組織の説明,ビジネスの説明,図表などが記述されています。学生に考えさせるためその会社がとった手法は書かれてない事が多いです (授業で説明したり続編が配られたり)。事例は古い1970年代のものから新しいものまで。課題のテーマはマーケティングからオペレーション・組織論まで幅広くあります。

まとめたものをレポート (Case Write-up といいます) として提出する事が多いです。分量は1ページから20ページ位まで。Write-up のオーソドックスな書き方は
  1. Problem Statement
  2. Issue Analysis
  3. Recommendation
ですね。

1でそもそも何が解決しなければならない課題なのかを定義,2でその状態になってしまった背景・理由を記述,3でその解決策を1つないしは複数提案します。1つの提案の場合もそうですが,複数の提案を行う場合それぞれのインパクト・コスト・リスク・時間軸などから優先度付けを行います。

レポートはその会社のCEOや幹部が読む事を想定しています。そのためコンパクトで分かりやすく,現状は彼らの方が分かってるのでその背景の分析,そして分析に基づく提案をするわけです。もちろん英語力があるにこした事はありませんが,それよりも内容です。

グループで提出するのは別として,個人で書いた Write-up も2年目にしてようやく高得点が出るようになりました。最近調子いいです,満点も出たし。慣れていない最初はどんな観点で取り組めばよいのかすら分かりませんでしたが,全体俯瞰する目と詳細を見る目が少しは磨かれたのかなあ。

Case はレポートを提出するだけでなくもちろん授業で扱います。有能な教授にあたると見事な分析をしていきます,一方的に話すというより学生から意見を引き出す形で。そして最後に Case から得られる take-away (教訓) をまとめてくれます。

面白い Case は本当に面白い!


つづく

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2009年12月19日

MBA紹介

そもそもMBAって何なの?

という質問を友人からよく受けます。MBAという単語や留学するらしいという事を知っていてもその中味は知らないのが殆どだと思います。河童だって以前は知りませんでした。

本ブログを始めて1年半,今更感がありますがこれから何回かに渡ってMBAを紹介します。まずは全体像から。

MBA : Master of Business Administration

日本語では 「経営学修士」 と呼ばれ,大学院の修士課程で経営学を学びます。これは単に学位であって資格ではありません。その点で医師免許や弁護士資格とは大きく異なります。

専門分野を学ぶプロフェッショナルスクール (医学/法学/経営学/工学/公共政策学...) の1つで,MBAを取得する大学院は通称 “ビジネススクール” と呼ばれます。

2年プログラムと1年プログラムがあり,アメリカは2年,ヨーロッパは1年が多いですね。

経営学といっても物理学のようにひとくくりの学問があるわけではなく,経営に必要な知識セットを体系的に学びます。ヒト・モノ・カネという経営リソースをどのように調達しどのように活用するかという理論です。

具体的には,財務/会計/経済/マーケティング/オペレーション/統計/戦略/組織論/人事管理/IT/危機管理/倫理/M&A/コミュニケーション などです。

事業資金をどのように集めてどのように運用・管理するかの財務会計理論,どの市場にどのように売っていくかを策定するマーケティングや事業戦略,販売や生産管理に伴うオペレーション,組織としてどのように体制を構築していくかの組織論,また統計で学ぶ分析手法はそれらの重要な基礎となっており各分野が 「企業経営」 という1つの目的に統合されています。

これらを広く浅く学んで各分野のポイントをおさえる事が重要です。例えば,ある事業は財務的に問題はないが不十分な顧客分析と組織間の連携の悪さからオペレーションに問題が滞在しており生産性をテコ入れする必要がある,など全体を見渡せるよう俯瞰力を高めるわけです。

科目は Core (必修科目) と Electives (選択科目) があり前半はほとんど Core を履修します。基礎を身につけたうえで,自分がフォーカスしたい領域 (Investment とか Technology とか) に合わせて Electives を選んでいきます。

それぞれ授業に依存しますが科目履修でやる事は主に以下の9点 (のうち複数) です。

 ・ Lecture (教室での講義)
 ・ Reading (テキストや資料など読物)
 ・ Assignment (個人もしくはグループでの宿題)
 ・ Case (過去の実例から学ぶケーススタディ)
 ・ Project (ビジネス課題への解決策提案)
 ・ Presentation (Case/Project 等のプレゼン)
 ・ Quiz (小テスト)
 ・ Mid-term (中間試験)
 ・ Final (期末試験)

Lecture といっても日本の大学の講義のように教授が一方的に喋るわけではなく (そういう教授もいるけど),学生同士の活発なディスカッションが行われ世界の人間がどのように考えどのように行動するのかがとても勉強になります。これは通学MBAならではの魅力でしょう。

Reading は理論を予習復習するためのツールで,ちゃんと読んで理解してから授業にのぞむのとそうでないのとでは相当な差がでてきます。といっても忙しいなか大量の英文を読み込むのは普通に日本で育った日本人にとってかなりきつい作業です。妥協かもしれませんが,優先度をつけて重要な所をピックアップする能力も必要になります。

授業によりけりですが Assignment も結構大量にあります。

Case は過去の事例 (企業のビジネス課題) を読んでその背景や改善提案などを検討します。Case Write-up といって分析結果や提案内容などをレポートにまとめて提出する事が多いです。Project はビジネス課題 (実在のも架空のも) に対する解決策を大抵グループで検討して提案します。Case/Project はその成果をプレゼンする事もしばしば。Case/Project についてはまた書きますね。

これらに試験結果と Class Participation (授業中の発言など) を加えて成績がつけられます。

学生は職務経歴4〜8年が多く,色んなバックグランドを持った人達が世界中から集まっています。1学年の人数はスクールによって開きがあり小さいところは100人,大きいと900人位います。河童の Tepper は200人強です。個人的には小さい方が好きですね,その方が皆と深く仲良くなれるから。女性の比率もスクールごとに違いますが平均して30%台です。

忙しさは...ハンパないです。特に前半の Core 履修中はスケジュールも思い通りに組めませんし,慣れない新環境の中で大量のタスクを同時並行で処理しなければなりません。ひどい時は平均睡眠2時間生活が2週間続くなか,タイムマネジメント能力が重要になってきます。

冒頭に述べた通りMBAは学位であって資格ではありません。2年間でスーパーマンになれるわけでもなく,MBAを持ってるだけで高収入の仕事にありつけるわけでもありません。これまでの実務+MBAで学んだ事+これからの実務 で初めて自分の市場価値が上がっていくわけで,どう上げられるかは自分次第です。

私費の場合大きな自己投資になりますので,キャリアゴールや人生設計をある程度描いたうえでチャレンジすべきかどうかを総合判断する事になります。出願自体も地獄のプロセスですし...。


つづく

posted by 河童 at 17:42| Comment(4) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月16日

Japan Trek (4)

Trek 説明会後,参加者を募りました。一次締切という事で$500の頭金を払ってもらいます (キャンセルの場合はそっくり返金)。

結果,企画メンバー含め総勢24名。夫婦や彼女連れで参加する人も。最低16名以上,最高でも30名と考えてたので予定通りです。今後多少の変動はあると思いますが,説明会に向けて皆で頑張った甲斐がありましたー。

とりあえず顔を合わせようという事でこないだ参加者との初ミーティングを行いました。といっても Trek 準備状態の説明やQAなどを軽く30分程。

Onsen ってのは裸で入る公共の hot spring だよって話をすると明らかに抵抗感を持った女性が1人。まあ初めての体験ですからね,無理もありません。が,日本を知ってもらうのが Trek の目的なので強制入浴です。

場所によっては水着可の所もあるので旅館にも聞いてみますが,基本は value of naked communication を大切にしたいです。

企画フェーズが終わり,最終申込に向けた具現化フェーズに入りました。冬休み中は河童が帰国してるし集まれないのでメールベースでの進捗管理になってしまいますが (テレコン1回位はやるかも),詳細化した旅程案の再見積や企業への訪問折衝,アクティビティ絞込などやる事は結構あります。もうあんま時間がありません。

話をしたり,Trek がらみのメールを全生徒に配信してるので,クラスメートから 「Trek 準備の調子はどうだい?」 とよく聞かれます。東京の物価は世界一高いというイメージから Japan Trek も相当高いんだろうと思ってる人が多いですね。他の Trek とあまり変わらないと言うと結構驚かれます。

そりゃあ,費用なんて何をしたいかによりますよねえ。東京には500円のランチもあれば10万円のディナーもあるし,5000円で泊まれるビジホから100万円のスイートまで。

ちなみに予算は全て込みで (飛行機・国内移動・ホテル・食事など) $3000〜$3500 としています。10日間の旅。日数だけ見れば高いように見えますが,そこは色々なものを体験し学ぶ旅ですので,質重視でいきます!

posted by 河童 at 03:20| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月15日

MBA2年目前半終了

今日の最後の期末試験 (難しかったなあ) をもってMBA2年目の前半戦が終わりました。つまり全体の3/4が終わってしまいました,早いなあ...。

2年目で勝手が分かってるぶん去年より速く進んでる感じがします。2年生のクラスメートともよく話しているんですが,MBA始まったばかりの頃はハードすぎて早く2年経たないかなとも思ったもんですが,今はもっと続けていたい。あと5ヶ月で終わるなんて信じられん。

何が寂しいのかなあ?と考えてみると,もっと勉強したいとか英語力をつけたいとかではなく,日本から離れて仕事もせず50ヶ国からのクラスメートと一緒に時を過ごすこの特殊な環境をもっと堪能したいのだと思います。こんなのは一生で最初で最後ですからねえ。

何より,毎日顔を合わせてる彼ら彼女らと会えなくなるのが辛い。Tepper は Alumni ネットワークが強く,卒業しても Alumni イベントが各地でありグローバルに結ばれていますが,それでも島国日本にいるとなかなか会えません。

5ヶ月後にはその状態になる事が分かってるから,現実味をもって寂しさを感じます。までも,これでヤツらと顔を合わせなくて済むみたいな心理状態で卒業する事よりは遙かに幸せなんですよね。

この冬休みはまた東京に戻ります。今回は就活メインであまり楽しむ余裕はありませんが,できる限り美食を堪能してきまーす。

posted by 河童 at 13:17| Comment(2) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月02日

モチベーション

がここんとこ下がってます。超忙しかった山を越え,感謝祭休暇に入って急に谷になったからかな。どうもやる気が...。

課題や授業はちゃんとこなしてるんですけどね,精神的に弱ってるとまではいかないけど気が抜けちゃってます。まあ人間ずっとテンパってるのも良くないので体がそれを求めてるのかもしれませんが。

1つはっきりしてる原因はありますが,それは長期的な課題でこれまでもバランスを調整しつつ取り組んできているので今の直接的な主犯ではないと思うんですが。までも最近そのバランスが少し急に動いたからかなー。

よく分からないネタですんません。

といっても今日夜12時から電話面接なのでその時には否が応でも気合入ると思います!

posted by 河童 at 20:05| Comment(4) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月26日

Japan Trek (3) 説明会



昨日は大きくて長い一日でした。

Japan Trek 説明会。今まで長い時間と労力をかけて企画してきたものを皆に発表する日です。

結果は...まずまずの成功と言えると思います。「まずます」 というのは説明会自体はかなり好評で,でもその成果 (Trek申込という形で) が出るのはこれからだからです。

説明会に来てくれたのは50人位かな。盛り上げるため,色々施策を立てました。

まずは食事。こういったインフォセッションは昼時に行われランチが提供される事が多いんですが,ほとんどがピザかサンドイッチ,たまに中華のケータリング。その味のレベルに慣れてるアメリカ人でも飽き飽きしています。そこで,日本食レストランに頼み込んで日本式ランチボックスをオーダーしました。費用は生徒会予算から出してもらいました。

参加者には事前に2種類から選んでもらって,1つはカリフォルニアロール・稲荷・鶏唐揚げ・鮭・卵焼き・サラダの組合わせ,もう1つはベジタリアン用に中味を変えたものです。この弁当がかなり好評で,説明会後もう1個くれーと持って行ったやつらもいました,女性含め。少し多めに注文しておいたからよかったものの...。

次に浴衣。日本といえば着物/浴衣という事で,メンバーの奥様方3人に艶やかな浴衣で登場してもらって参加者に弁当を手渡しします。会場近くで待機してた時もすげー注目浴びてました。

それから紹介ビデオ。参加者の attention をキャッチするためにプレゼン前にビデオを流しました (本記事一番上)。まずは視覚に訴えようという事で我々が伝えたいメッセージや日本の写真を散りばめ,皆真剣に見入ってくれてました。これはメンバーの1人が頑張って作ってくれたんですが細かい作業が大変そうでした,Tちゃんありがとー。

そしてプレゼン内容。前半は Trek 自体の説明。基本的な情報はもとより,知りたいトピックや懸念事項を事前に参加者に聞いておいたのでそれらを網羅するように行いました。後半は,ほとんどギャグなんですが日本の紹介をクイズ形式で行いました。自動トイレの機能とかマクドナルドでタダで売られてるものは?(答 : スマイル) など。あと鳩山首相の始球式@ピッツで河童達がNHKに映った時の映像も流したら意外にウケてました。

プレゼンは色々な要素が組み合わさってその場で雰囲気が形成されていくものですが,やっぱ楽しいものにしたかったのです。メンバーには言ってませんでしたが,プレゼンテーターの河童はある目標を立てていました。

軽い笑い3つ+大きな笑い3つを必ずとること。

35分という短時間でしたがなんとか無事達成晴れ 笑いの元はトークだったりスライドだったりビデオだったり参加者からの質問だったり質問への回答だったり,何でもいいんです面白ければ。

最後の締めは日本語で 「ありがとうございました」 と言ってメンバー皆で姿勢を正して日本式お辞儀。キマったかな? この最後の締めをする前に軽く “That's it.” って言った瞬間に大きな拍手をもらえたのはとても嬉しかった。

にしても,ビジネススクールでプレゼンは何度もやっていますが今回のが一番肩の荷が重かった...。自分達自身のプロジェクトで,これまでの努力の集大成だし,この戦果が Trek 申込に直結するからです。

でも,説明会後当日にすぐ申し込んでくれた人もいるし,プレゼン後参加者から The presentation was so good, You did a good job at this presentation, I like it a lot, The best info session. など声をかけてもらいました。嬉しいっす。

チームの皆が超忙しいなかそれぞれのタスクをこなし当日も説明会前後の授業にもめげずオペレーションを実行した結果です。まあ本当の成果はこれからどれだけの人数から Trek 申込があるかにかかってるのですが。

ちなみに当日本番直前,なぜか河童のPCからプロジェクタスクリーンに映像が映らないというアクシデントがありました。念のために別メンバーのPCにもプレゼンで使う資料をバックアップとして入れておいたのでそのPCで行い事なきを得ました。ヤバかった〜。

何はともあれ,Trek 準備の第一フェーズ終了です。第二フェーズは申込者も巻き込んだ詳細化です。やったるで〜え。

posted by 河童 at 15:35| Comment(3) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月24日

Japan Trek (2)

Japan Trek 計画が動き出してから2ヶ月。ほぼ毎週会議を重ねだいぶ形になってきました。今の生活の中で結構な時間を費やしていますが楽しいですよ。日本語でのミーティングが楽なこと楽なこと...。

単に旅程を組むだけならさほど時間はかかりませんが,やはり大事なのは Trek の目的と意義を明確にする事。

何回も議論をした結果,テーマは 「日本の誇りを見つけに行く」 になりました。

日本人自身が日本の良さ・悪さをあまり明確に認識していないし (閉じられた環境の日本にいるとなかなか気付く事ができません),世界での日本のプレゼンスは低下するばかりです。なので,企画実行メンバーの我々が日本を改めて理解し,ガラパゴス化した日本に秘められあまり知られていない日本の良さをクラスメート達に実感してもらうのが目的です。

本や雑誌などで語られているものの,実際に行ってみないと分からないもの。例えば和の心,ホスピタリティ (おもてなし),サービスレベル,生産性/オペレーションなど。それらを発信して理解・体験してもらうのをテーマとして,Trek に企業訪問・観光・文化体験を組むわけです。

Trek 準備でこれまで行ってきた作業は
 ・ 目的と意義の明確化
 ・ Trek 全体のスコープ定義
 ・ 活動候補のリストアップ
 ・ 学生達への事前アンケート
 ・ ドラフト旅程の作成
 ・ 旅行代理店との折衝
 ・ スポンサー企業との折衝
 ・ 訪問先との折衝
などです。

そして遂に明日,学生達へのプレゼン(Japan Trek 説明会) を行います。この日のためにメンバー全員が超忙しいなか多くの時間を割いて努力してきました。

学業のかたわら Trek 準備をする事は仕事でのプロジェクトと全く同じです。全体スケジュールを立てマイルスト−ンとアプローチを決め,タスクと作業に分解し各メンバーに割り振る。その進捗を管理しつつ皆で意志決定を行う。もちろん会議の議事録は毎回とります。

ちなみに企画実行委員会の名前は
 NYC (Nippon Yokoso Committee)
としましたパンチ

河童はNYCで唯一の2年生なのでたまたまリーダーというか団長をやらせてもらってますが,タスク遂行にあたってメンバーの特色がそれぞれ出ていて面白いです。積極的に自ら画期的な提案をする人,ある程度自分で作業したうえで現実的な提案をする人,どんなに忙しくてもうまく時間管理をしてタスクを確実にこなす人,他メンバーが課題に直面したらすぐに動いて助ける人,常に本質を考えられる人,問題が発生したら解決法提案込みで報告する人,報告のみ行う人,言われた事のみ行う人,時々オーバーフローしてしまう人 etc...。

元々河童は来年 Japan Trek ができたらいーなーと思ってたんですが,運良く日本人新入生の数とやる気に恵まれ企画が立ち上がりました。河童以外の新入生はMBA1年目のハンパなく忙しい時期にやってもらってるのでかなり大変そうだし,全員が常にNYCを第一優先にできるわけではありません (メンタル的にはできるけど)。正直,河童が去年これをやれと言われたらどこまでできたのかなあ,と思います。

それでも毎週会議を行って少しずつ形にしていくプロセスはとても面白い。もはや生活の一部になっています。明日はいよいよその成果が試されます。プレゼン資料はできあがっていますが,河童がここ1週間就活に殆どの時間を費やしていたため喋りの準備はこれからです...。結果はまた書きますね。

posted by 河童 at 01:02| Comment(3) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

2年目のMBA生活

MBA2年目が始まり3ヶ月近くが経とうとしています。あと数週間で2年目の半分が終わってしまいます,ホントに速い〜。

こっちでの生活の3本柱は1年目と同様に学業・就活・ネットワーキング (友達と出かける事) ですが,その比重 (自分の中での優先度) は時期によって違いますし,また2年目はもう1つの柱として Japan Trek 準備が加わりました。

その生活の忙しさも山谷がありますが,ここ数週間は今後も含め2年目でおそらくピークだと思います。忙しさとブログの更新頻度が見事に反比例してますねー。Japan Trek は最初の山をむかえていますし (また書きます),就活も2年目の中で一番大きなリクルーティングイベント@ボストンが開催されるのでその準備が山積です。

その分,学業にかける時間を多少落としています。ちなみにここんとこ48時間ベースの生活にしたら調整しやすくなりました,体には良くないけど。

1週間経てば少し落ち着きます,逆に学業が忙しくなりますが。あと1週間,体調だけは崩さないように気張っていけー!!

posted by 河童 at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月30日

日本語ボランティア

引き続き日本ネタですが。

大学で学部をまたがった日本語講座があり,学部生 (多くは3〜4年生) が受講しています。そのクラスの先生から,授業で日本での仕事について話すボランティアを大学やピッツバーグ日本人コミュニティを通して募集しており面白そうなので参加してきました。

訪れたクラスは日本語上級講座で,授業は週3回らしい。見せてもらったら宿題も多くて結構ハードそうでした。

日本での就職活動や仕事感などについて以下のような質問に答えていきます :

 ・ なぜ (今の/前の) 会社を選んだか
 ・ それは日本の伝統的な会社か
 ・ 上司と部下の関係はアメリカとどう異なるか
 ・ 日本での就職活動の特徴は
 ・ 日本で就職するとしたらアドバイスは
 ・ 卒業後日本に戻るのか
 ・ 何のために働くのか

日本語のレベルはまちまちですが,上級というだけあって皆結構喋れます。ほとんど勉強してまだ2年だとういうから恐ろしい。ヒアリングは,仕事の話になると難しい単語も出てくるので分からない箇所もあるようですが時折英語で補足すればなんとかなります。

ちなみに受講してる学生はアメリカ人・イギリス人・中国人・台湾人・韓国人だったかな。将来日本で働くのを夢みてる人もいました。

日本語を勉強しだしたキッカケが仮面ライダーって言ってた人もいました。凄えな仮面ライダー。よく,日本人の勤勉/真面目なイメージは 「おしん」 で広まったとも聞きますけど。

なかなか面白い体験でした。また機会があればやってみよう。

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2009年10月28日

日本式名刺交換

今日と明日,“Asia Week” と称してビジネススクールのアジア系クラブがアジア文化を紹介するイベントを行っています。イベントといっても昼時に教室でプレゼン&食事提供するだけですが。

そのなかで日本のビジネスエチケットというテーマがあり,このイベントの存在自体あまりよく知らなかったんですが急遽駆り出され日本式の名刺交換をデモする事になりました。

実は日本式名刺交換については去年授業でワークショップをした事があります。それと同じ様な感じで今回もやってみました。

はじめにアジア人以外の誰か2人にその場で名刺交換をしてもらいます。いわゆるアメリカ式の超カジュアルな名刺交換が行われました。まず握手,次いで small talk (とりとめのない世間話),そしてサクっと片手・向きもばらばら・ポケットから直接出してポケットに直接入れるような感じで名刺が交換されました。というかそもそも 「名刺交換」 というコンセプトすらありません。去年ワークショップで遭遇したのと全く同じだー。

そして我ら日本人が日本式の名刺交換をしてみます。お辞儀,名刺入れから名刺を出してフルネームを名乗り両手で名刺交換。 “頂戴します” に該当するような英語は思い当たらないのでとりあえず “Thank you” で。

そのあとスライドを使って名刺交換の一連の流れ (省略してるトコもあるけど) や注意点を説明します。お辞儀の角度,名刺は相手に見える向きで,基本両手で,位の低い方 (客じゃない方や若い方) から始めるなど。

なぜこんなに窮屈なのかというと,やはり名刺がその人の 「顔」 だからでしょう。顔だからこそゆえに慎重に扱わなければならない,と一応言っておきました。今日は触れなかったけど名刺の氏名や会社名に手をかけてはいけないとか,もらった名刺をすぐにしまってはいけないとか色々ありますしね。

プレゼン後何人かから 「こんなスタイルで名刺交換をするなんて思ってもいなかった,面白かったよ」 と声をかけてもらいました。

Japan Trek では参加者も日本式で名刺交換する必要があります。出発前にトレーニングさせないと!

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2009年10月18日

The 日本企業

久しぶりに,The Japanese Company に遭遇しました。

モノ作りで有名な,日本人なら誰もが知ってる日本企業 (重厚長大) がカーネギーメロン大学まで会社説明会をしに来てくれました。今回は学部問わずのセミナーで基本的には新卒向けでした。

格段興味はなかったんですが参加人数が少ないということで協力の意味も込めて参加してきました。開催場所がホテルで昼の時間帯だからランチも出るだろうし。

プレゼンやQ&Aの随所に典型的な日本企業カラーが出ていました。文系・理系という分け方,プレゼン資料のかなりのイケてなさ,入社したら20〜30年は働いて欲しいとか。海外で勉強した学生を採りたいと言ってるけど具体的に何を期待しているのか人事部も分かっていなかったし。新卒で必要なスキルセットは?という質問に対しては 「入社してから徐々にスキルを積んでもらいます」 との回答。おいおい。

また,今年4月新卒で入った人達は10月現在名刺交換ができる程度で,10年働いて仕事が分かり,20年働いて中核社員への道が開けるとの事。あまりのスピード感覚にびっくりしました。まあモノ作りの会社だからある意味正しいんですけどね。

最近中途採用を増やしているみたいなんですが,その第一の理由は,昔採用人数を一気に減らした事があり30代後半の社員が少なくなってしまいそれを埋めるためらしいです。外からの風を入れるとかそういう言葉は語られなかった。

ただ,この長期雇用 (最近かなりほころびが見えますが) という仕事環境は確かに日本企業の強さの源泉になっています。ポンポン人が入れ替わってしまう職場ではノウハウが蓄積されず安定した成長が見込めません。「知識経営」 というコンセプトの生みの親として知られる野中氏は,日本企業の強さは形式知 (公で文書化済) と暗黙知 (文書化できないノウハウとか) を組合わせ相互に活用する点にあると述べています。

でもそれが可能な背景として,長期雇用とチームスピリットがあると思います。ある程度雇用が保証され安定した環境だからこそじっくり知識共有が行われるし,ある程度個を犠牲にしてでもチーム最優先に行動する基盤があるからこそノウハウが有効活用されるわけです。こういったバックグラウンドなしに外国企業が日本企業のマネをしようとしてもなかなか上手くいきません。トヨタのカイゼンシステムを導入しようとしても外国企業が四苦八苦している理由の1つとしてこの点が挙げられます。

まー今回来てくれた会社には個人的に魅力を感じ得られませんでしたが,日本企業が持つ良さの源泉に久々に触れた気がします。

てかランチ出なかった,クッキーだけ...。

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2009年10月14日

Tepper から7人目のノーベル賞

2009年ノーベル経済学賞に現カリフォルニア大学バークレー校教授の Oliver E. Williamson が選出されました。Williamson氏は我がTepperビジネススクールの卒業生 (63年) で,Tepper からのノーベル経済学賞はこれで7人目になります。

受賞理由は “analysis of economic governance, especially the boundaries of the firm” というもので,取引費用経済学 (TCE分析) という視点から市場と企業をとらえて 「マーケットの見えない力に頼るより企業内での判断の方が効率的」 という理論を提唱しました。組織論の世界に経済学を持ち込んだ人物というのが経済学でのWilliamson氏の一般的な評価でしょうか。

なおカーネギーメロン大学としては17人目のノーベル賞受賞者になります。万歳!!

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2009年09月30日

地獄の2週間

ちょい現実逃避/気分転換で書いてます。

1学期が始まって6週目。Mini-semester制のTepperは1学期が7週間で,河童は今週と来週が忙しさのピークです。今週のタスクは...

 ・ ソフトウェア欠陥公開の是非についてのレポート
 ・ ケースAの write-up (レポート文)
 ・ ケースBの準備 (授業でディスカッション)
 ・ プロジェクトワークCの write-up
 ・ プロジェクトワークCのプレゼン準備
 ・ プロジェクトワークDの中味検討
 ・ Reading (180ページ)
 ・ X社の面接準備
 ・ Y社の志望動機書&自己PR文
 ・ Japan Trek ミーティング

寝れねー。

1日でも多くの時間を費やしたいところですが,こんな週に限って週末に面白そうなイベントがあるんです。行こうかどうか迷い中,いや行けるようにギリギリまで努力して当日に判断かな〜。

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2009年09月15日

神戸牛の威力

今日 Intellectual Capital (知的資本) の授業で,主要な国で世界クラスの産業 (輸出できる/している程のスケールやクォリティ) は何かというディスカッションをしました。産業構造分析ですね。

最初はアメリカ。まあ第1次産業は農業,林業...,第2次は鉄鋼,製薬...,第3次は金融,保険,教育...てな感じで。

続いて日本。さあ河童の出番だと思い発言しようとしたら,手を挙げる前に教授から 「河童,エキスパートの君が始めてくれ」 とご指名。

んであーだこーだ話してるうちに日本の農業は閉鎖市場だが規模は大きい,いや大きくない,という議論になり,すかさず学生の1人が 「日本の畜産をなめるな。神戸牛はあんなにウマイじゃないか!」 とナイスなギャグ。教室が爆笑の渦につつまれました。教授もナイスで黒板に Kobe beef? と書いてくれます。

こんな事でも,神戸牛ってやっぱ有名なんだなーと改めて思いました。

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2009年09月06日

Japan Trek 計画始動

来年春の Japan Trek に向けて遂にプロジェクトが始動しました。

実行メンバーは河童含め5人。新入生3人とうち1人の奥様です。2年生のもう1人の日本人は早期卒業を考えているため参加できないんですが,新入生はとても乗り気で,メンバーである奥様も活発で自ら色々調べたり会議資料を作ってくれたり。他の奥様もオブザーバーとして参加してくれて,女性ならではの視点などありがたいですね。

先日,第1回ミーティングをビジネススクールのミーティングルームで行いました。インターンでは勿論したけど,久々に日本語での会議。何事も計画プロセスが楽しいものですが,皆の意見を出し合って形になるのはいいですね。しかも日本語だから超楽。記念すべき日 (?) という事で写真も撮ったり。

Trek で実際何をするかというと,観光+企業訪問+その他アクティビティ。日数が限られるうえに日本は見る所が多いので企業はあまり訪問できそうにありません。コネなど現実的な面や人気度,ロジスティクス上の実現可能性などから厳選する必要があります。ブレストの時点で40社以上出ちゃったし。

大人数の旅行幹事なんてした事ないし,しかも外人だし,勝手がよく分かりませんがとにかくプロジェクトが動き出しました。実施まで半年ありますがすべき事は山積でワークロードはかなり高くなりそうです。ですがこんな経験は最初で最後だろうし,是非とも実現させて Tepper の歴史の1つに刻まれるよう気張っていきます。

経過報告は時々アップします!

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2009年09月04日

Gearing up for ...

MBA2年目の2週目が終わったところです。多くのクラスメートは授業開始の前日や2日前に戻ってきたばかりで,始まった当初はまだ “MBAモード” にならないと言ってました。

河童もMBAモードになっていないのか1週目は皆との再会や雰囲気の懐かしさに浸ってる感じでしたが,2週目ともなると否応なしに宿題が出されグループワークをこなしていきます。

新入生を見ていると,河童が1年前にしたのと同じ経験をしているようです。課題が本格的に始まり 「こんなに忙しいの?」 と気付き,絶えず眠く,でも朝8時半から真面目に授業を受けています。

またクラブ活動 (特定分野の職に就くためのもの=コンサルティングクラブとか や  お遊び的なもの=ワインクラブやゴルフクラブなど) のプレゼンがひっきりなしにありどれに入ろうか検討中のようです。

そんなのがついこの間の事のように思えるのは,やっぱ1年目が早く経過したからですね。河童が1年生の時に2年生の先輩が皆同じ様に言っていました。

去年と違ってピッツバーグ生活のイロハ (?) やMBAライフの勝手も分かってるので早く順応できると思いますが,そのぶん自分のキャパを多く使える (去年より広がってるハズ) ので色々取り組んでいくつもりです。といいつつ授業に忙殺されるのは目に見えてるけど。

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2009年08月27日

フレンドリーなクラスメート?

先日学期が始まる寸前に,別のビジネススクールに通っている日本人の友達を大学に連れてきて案内しました,Tepperメインで。Tepperの綺麗な校舎やビジネススクールっぽい雰囲気とデザイン,またキャンパスの景色に感嘆の様子です。

歩いていたらたまたまクラスメートと出くわしたんですが,なにせ久しぶりなのでテンション上がり気味に会話します。ハグもします。その光景に友達がとても驚いていました。とてもフレンドリーだと言うのです。

このクラスメートは非アジア圏の,普通にアメリカに住んでる女性。その友達が通ってるビジネススクールではアジア人と非アジア人がバラバラで,アジア人と非アジア人が仲良くする事は稀らしいのです。

もちろんクラスメートなので課題を一緒にやったりはしますが,一緒に飲みに行ったりフレンドリーにペラペラ喋ったりがないとの事。すれ違っても “Hi” と言うだけ。そっちの方が異常事態だと思うんだけどな...。

その友達のビジネススクールは半分がアジア人。アメリカのビジネススクールにしては多いのかな?

Tepper のウリの1つは Diversity ですが,友達はこのフレンドリーさにえらく感動したらしいです。その点で恵まれてる環境にいる事を再認識させられました。

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2009年08月25日

2年目開始!

ついにMBA2年目がスタートしました〜。初日は無事終了。

長く短く濃い1年だったけど,早くも2年目です。久々に授業に出ると,あの何ともいえない雰囲気を肌で感じゾクゾクしながら “戻ってきたなあ” としばし感傷にひたります。同時に,英語を使ってなかった事を改めて痛感。ゆっくりめに話す教授はいいけど早口な教授と学生は時々ついていけない,相当集中して聞かないと。

河童はネイティブの学生に比べてあまり発言する方ではないので,とりあえず自分に課した課題は 「2年目最初の授業で自分から発言する事」。これは何とかクリア。久々なので結構緊張したなー。

再会したクラスメートとの定例挨拶 :

 元気かい? 夏休みとインターンはどうだった?

皆相変わらずテンション高い!(特にアメリカ人) 河童も負けずに少しテンション上げ気味でトークしていきます。

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2009年08月22日

シンガポールMBA

最近,アジア人のMBA留学先としてシンガポールの人気が高まっています。これまでMBA留学というと多くは欧米でしたが,それらをシンガポールに取り込もうと政府も国を挙げて邁進しています。

有名所としては National University of Singapore や Nanyang Technological University などがありますが,他にも欧米トップビジネススクールの分校や提携プログラムがあり,質の高い教育を受ける事ができます。ちなみに早稲田大学MBAの Dual Degree を取れるところもあります。

シンガポールでMBA留学している友人と,お互いサマーインターンで日本に帰ってた時に1年ぶりに会い,色々興味深い話を聞く事ができました。


・ MBAについて

シンガポールのトップ校にいるだけあって教育の質は良く,またフルタイム学生でも卒業時期が柔軟に選択できるそうです。扱うトピックがアジア中心のためアジアどっぷりという意味ではOK,だけどグローバル志向で学びたいなら欧米校の分校や提携プログラムの方がオススメとの事。

学生はシンガポール人は意外に少なく,他のアジアからの留学生 (特にインド) の方が圧倒的に多い。なので Singlish に苦労はしていないようです。お金がなく狭い部屋で大人数でシェアしている学生も多いとか。また飲み会をやろうと思っても店の値段でもめてしまい結局なしになる事もしばしば。これはアメリカではないなあ。

学費は,欧米に比べれば安いです。


・ シンガポールについて

生活インフラはかなり整っています。政府が短期間でこれだけ国力を上げただけあって生活はしやすい。日本食や日本食材も揃っていますが,それ相応に値段は高いです。日本人ネットワークはかなり強固で,逆に外からはムラ社会に見えるようです。

日本を除くアジアの中では際だって政治・法律が安定しており確かに金融・物流のハブ国家と言えます。政府の力がとても強く,いい意味での北朝だというのは他のシンガポールMBA卒業生からも聞いた事があります。ただ管理社会の息苦しさから最終的に故郷に帰りたがる人も多いみたいです。

シンガポールといえば華僑ですが,中国系の輪の中に入るのは大変。でも (友人の紹介などで) ひとたび入ると,その後は強烈にサポートしてくれる。だけどそのネットワーク外の世界とは断絶しているような感じ。欧米のMBAというとひたすらネットワーキングの世界ですが,その文化はないらしい。


働きながらパートタイム学生としてMBAを取得できるプログラムもあるので,今後ますますシンガポールMBAの人気は高まっていくと思います。MBAを考えている方は選択肢の1つとして検討してみては?

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2009年08月18日

大学紹介

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1年経って今更かよ感がありますが,河童が通う大学とビジネススクールをご紹介します。大好きな学校なので視点が偏ってますが...。

カーネギーメロン大学 (Carnegie Mellon University) は米 ペンシルバニア州ピッツバーグに本校を置く私立大学で,母体は1900年に鉄鋼王アンドリュー・カーネギーが設立しました。

Andrew Carnegie の名前を聞いた事がある方は多いと思います。ニューヨークのカーネギーホールを建てたのもこの人です。事業から退いてからは慈善活動に精を出したらしいです。なお大学の分校はカリフォルニア/カタール/オーストラリア/ギリシャ/ポルトガル/神戸などにあります。

コンピューターサイエンス/オペレーション/ロボット工学/ビジネス/公共政策/芸術などが有名で,ノーベル賞受賞者は13名,うち6名が我がビジネススクールの教授陣です。計算機科学分野のノーベル賞とよばれるチューリング賞は9名が受賞しています。

演劇にも力が入っていて,卒業生がアカデミー賞を受賞したり映画やテレビで活躍しています。そういえば最近,日本の某タレントの長女がカーネギーメロン演劇科に合格したとか...。そのうち見かけるかもしれませんね。

この中で経営学部に相当するのが河童が通う Tepper School of Business。経営学をはじめ経済学や金融工学,それらにまつわる分野の学士・修士・博士を輩出しています。

アメリカでは主にMBA (Master of Business : 経営学修士) を授与する大学院の事をビジネススクールと呼ぶため,Tepperの中でもMBAに関わる学生・教授・スタッフのコミュニティがビジネススクールという事になります。

Tepper School of Business は元々別の名前だったんですが,MBA卒業生でウォールストリートで成功した David Tepper が5500万ドルの寄付をして2004年に現在の名前に改名されました。

巨額の寄付によりその人の名前がビジネススクールの冠につくのはアメリカではよくある事です。すげー話だ。ちなみに最近,ビルゲイツからの2000万ドル寄付により大学に複合施設が建てられました。

TepperのMBAはファイナンス/オペレーション/ITが有名で,そういう各分野のランキングでは全米1〜4位,MBA総合としては全米15〜18位辺りです。

このランキングが曲者で (ビジネススクールにとっては死活問題なのですが),評価指標が異なるためか媒体によってかなり差が出てきます。リクルーターからの評価では全体で1位だったり, ウォールストリートでは5位だったり。他スクールもそうなんですが受験生の方はあくまでも目安の1つとしてとらえた方がよいと思います。

その他Tepperの特色といえば diversity と mini-semester です。

河童の学年は210名 (女性3割) で出身は計40ヶ国。前職は普通のサラリーマンはじめ学生からプロゴルファーや軍人まで様々で,年齢は20台前半から30台終わり位まで。色んなバックグラウンドを持ったヤツラと切磋琢磨できます。出身学部は7割近くが理系なんですがMBA取得後は半分がコンサルか金融の道に進んでいます。

通常の semester は1年間を前期・後期に分けたそれぞれを言うんですが,Tepperの mini-semester は semester をさらに半分に区切り,7週間で1つの授業を履修します。つまり7週間で中間・期末テストがあり,また多くの課題もこなすわけで,Tepperの授業がハードだと言われる所以がここにあります。これはホントにきつい...。

右斜め下は 1 mini-semester で扱うテキスト。1年間で mini-semester が4回あるので,これに配付資料を加えたものが×4。
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ざっと (愛情がかった) 説明ですが河童はこんなトコに通っています。受験準備は苦労しましたが,チャレンジして&合格して良かったと思ってるし,ここでの2年間は人生の中で密度が濃く重要なものになるはずです。まあこの体験を活かすもムダにするも卒業後の身の振り方次第なんですが。まずは無事MBAを取得すべくあと1年頑張ります。

少し写真を載せておきますね。


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Tepper 校舎

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廊下

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教室

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教室の個人パネル

・・・パネルは席ごとにあり,名前を入れると電光掲示板に名前が映ります。電子投票システムの役割もあって,教授が問題や質問を出して学生が回答したら集計結果が瞬時に表示されます。


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Wall Street Journal (無料)

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自習室の1つ

Carnegie05.jpg
ミーティングルーム (宿題中)


大学サイトはこちら↓
http://www.cmu.edu/

ビジネススクールサイトはこちら↓
http://www.tepper.cmu.edu/

Tepper日本人サイトはこちら↓
(一応河童が管理してます,あと数ヶ月)
http://tepperjp.wikispaces.com/


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2009年08月10日

再びピッツバーグへ

楽しかった日本滞在も今日が最後。明日アメリカに戻ります。

計画していた (本での) 勉強がはかどらなかった。インターンが忙しかったのと,一旦インターンが終わったらかなり遊んでしまったせいだ。まー帰ったらまたひたすら勉強するわけだし...と無理矢理自分に言い訳してもしょうがないんですが。

でも色んな友人に会い色んな分野の話を聞きおいしい食事や超ナイスな音楽を楽しんで,かなり英気を養う事ができました。インターンとして働いたりリクルートエージェントの人と話をして今後のキャリアパスの展望や方向付けもおぼろげながらできたし,2年目に向けての準備が (完璧からはほど遠いけど) 結構できたと思います。

にしてもこの夏休みで英語力は相当下がっただろうなあ...。

留学前まで落ちたとは思わないけど,英語勘はかなり忘れてるはず。日本に戻って1ヶ月位はそんなに落ちた感はしなかったんですが,2ヶ月経つと喋らなくても思考の中で英語を忘れてる自分に気付きました。こればっかりは喋って取り戻すしかないですね。

ピッツに戻ってから授業開始まで2週間弱。軽く生活の再セットアップや学期の準備をして2年目突入です。2年目も河童ブログをよろしくお願いします。

またファーストクラスで帰るぜ〜!

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2009年07月23日

電子書籍

前回の記事のコメントで中古本などをオンラインで閲覧できるビジネスが儲かるんじゃないかと頂きました。

電子書籍の時代が到来しつつあります。個人的には電子書籍が嫌いでビジネススクールでの配付資料や,本や漫画など全て紙で読みたい (メモも) 派なんですが,世の流れは電子化ですよね。

これだけケータイ小説が読まれてるし,漫画含め複製防止付PDFでダウンロードできるものも増えてるし。Amazonの Kindle なんか既に30万冊以上扱ってますし,アメリカの大学ではテキストブックを全て Kindle で配布する所も現れました。

市場自体はアメリカより日本の方が大きいようです。2008年の日本電子書籍市場は約460億円 (前年比30%増) で,うち8割以上がケータイ向け。アメリカ市場は約50億円ですが前年比60%増。色んな企業が参入してますからこれからどんどん増えていくでしょう。

もっとも,コモディティ化して世に受け入れられるためには端末の利便性やセキュリティ,視覚障害の人達への対応 (音声読み上げ機能があってもそもそもダウンロードできないとか) などクリアすべき課題はいくつもありますが,電子化に伴う一番の問題は著作権です。

グーグルと米著作権団体・出版業界は書籍検索サービスを巡った訴訟の和解案で,結構詳細なビジネスモデルを作成しました。独立した版権管理団体の運営やオカネの流れなどが含まれ,強引にでも仕組みを作ってしまって実用化する取り組みはアメリカらしいなあ,と。説明やサポートは行われてるとはいえ,蚊帳の外にいたヨーロッパ・アジアはどうなるのよ?

までもインターネットの普及で音楽市場がこれだけ変わったように,書籍市場も変わっていくし変化に対応できない出版社や卸は軒並み淘汰されますよねえ。紙の本がなくなる事は当分ないでしょうけど,紙とデータの構成比率はかなり変化していくでしょう。電子ペーパーの技術も相当に進化しているので,それこそ雑誌や本とほとんど変わらない端末が出てきてPCやスマートフォンに慣れていない高齢者もユーザーになるかもしれないし。

凄まじい変化というか革命です。音楽業界やPCソフト業界は既に同じ様な波に覆われていて,どこもまだまだ暗中模索な状態ですね。まあ印刷物が激減するとなれば印刷業界も相当な痛手で,現に印刷市場も縮小し続けています。基礎的需要も減る中このような構造変化に対応できる企業がどこまであるのか。

でもそうなるとドコに利益が集まるんだろう?

流通の流れとして,今は 出版社→卸→書店→消費者 となっている形態が電子化により 出版社→消費者 もしくは 出版社→ (電子書籍卸→) 電子書店(AmazonやGoogle)→消費者 となります。出版社なしで作者が直接消費者に販売する事も可能です。図にしないと書けないけど,この流れに電子書籍端末メーカー (Amazon/PC/ケータイ各社/ソフトウェアメーカーなど) が入るわけで。当然広告会社も今までと別のルートで入ってくるかもしれないし,異業種の参入も容易になります。

元々利益率の低い書籍は定価販売を死守してきました。物理的流通がなくなることでコストをある程度抑えられるけど,価格決定権は電子書店に移るでしょう。Amazon は Kindle 用書籍データを格安で売っていますが,データ販売そのものからは利益を上げず Kindle 本体や雑誌等購読手数料から利益を出していると言われています。Google は Amazon よりは概ね高く販売するらしいけど。

ビジネスモデルが変わるため収益構造も大きく変わります。個人的には “オンライン広告” を電子書籍 (雑誌など含め) に載せると収益上大きなインパクトになるんじゃないかなあと思っています。数字使って考えたわけじゃないので全くの勘ですが。

ちなみに我が Tepper ビジネススクールではペーパーレスに対しどんなスタンスかと言うと:
学生や教授にタブレットPC (画面上で字が書けるやつ) を推奨しており,配付資料の閲覧やメモ書きも全てPCで行うべきという考えで,テキストブック以外の資料は全て専用ページにアップされています。教授が授業中に何かを書く際もタブレットPCで書いて授業後にすぐアップしてくれる先生も多いです。河童はほとんど紙ベースでやってますが。

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2009年07月16日

日本のビジネススクール生と

MBA受験時代に知り合った,今は某日本の大学でMBAを専攻している友達とそのクラスメートに会ってきました。

日本の多くの大学院がそうであるようにその友達らが所属するビジネススクールも4月始まりのところで,河童より4ヶ月早くプログラムが始まっています。テキストを見せ合ったりMBA生活の話をして色々情報交換ができました。

やっぱ色々なところでアメリカとは違う部分があるなあと感じました。テキストが概ね日本語だから読みやすいってのや校舎やMBA自体のインフラなどハードの違い (これは日本vsアメリカというよりビジネススクール依存ですね) もありますが, 話を聞いたり資料を読ませてもらって感じたのは 「日本」 という国を強く意識したプログラムだなあと。まあ日本の大学だから当たり前だけど。

“意識した” というのは日本の事柄のみを扱っているという意味ではなく,世界の事柄を扱う場合でもそれに加え日本固有の点や視点に強くフォーカスしているという事です。

Tepper では当然アメリカを意識したプログラムになっていますが,あまり国/地域にフォーカスしている印象はありません。もちろん経済学ではアメリカからの視点が多いしオフィスでは英語が使える事を半ば前提としているし,法律なんかそれこそアメリカの話です。でもアメリカにとらわれすぎていないのは,学生が色んな国から集まってるからだと思います。

現在河童の学年ではアメリカ含め40ヶ国,1つ上の学年と合わせると50ヶ国以上の学生から構成されています。まあ Tepper のウリの1つでもあるんだけど。これはいい意味ではグローバルな視点でとらえられるといえるし,でも逆に,日本で働くとすればその友達のMBAの様にもっと日本の視点から深く考えたいなあ,とも思います。

Japan Trek が実現したら,この日本のビジネススクールと交流がしたいなと考えています。教授や学生を集めてもらって何かのテーマでディスカッションしてみたいですね。もちろん夜はそのまま飲み会へ!

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2009年07月07日

GE藤森さん

GE日本法人社長の藤森さん。米GEの上級副社長でもあり,ジャックウェルチに認められた,GE130年の歴史上日本人初となるGE本社上級副社長。実は,我が Tepper School of Business の卒業生でもあります。(こっちから勝手にいうと) 大先輩です。スクールの廊下にも藤森さんの写真が飾ってあります。

先日,藤森さんの 「グローバルリーダーとGE」 講演があり運良く参加できました。GEビジネスの特徴などの話もありましたが,GEでのリーダー育成環境や藤森さんがどうやって今の地位まで上ってきたか,という話を熱く語ってくれました。

有能な外人にありがちな,引き込まれるようなプレゼンではないけれど話が面白かったです。そしてとてもとても熱い方です。一番なるほどと思ったのは,どうやったら自分を成長させられるか?という話で,藤森さんの答えは 「自分の comfort zone から抜け出す」 事。今までと異なる環境で何ができ実際に何をするか。

藤森さんの場合,その最初のターニングポイントがMBA留学だったそうです。商社で結果を出してきた自分の実力に自信があったが,海外に出たらその自信が吹き飛ぶ位の優秀な人達に驚いたとの事。日本人とは質が違う優秀さ。うーん,納得。

講演後すぐに戻ってしまったので 「後輩で−す」 なんて軽い挨拶もできませんでしたが,いつかちゃんとご挨拶したいなあ。アラムナイ会か,(実現すれば) Japan Trek か。

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2009年06月16日

Tepper 新入生

来年度 (この夏) Tepperに入学する日本人は現時点で判明してるのが4人。うち3人が日本在住で全員男性・既婚・社費 (羨ましい!) です。

この間集まる機会がありその御三方と会ってきました。河童が1年前抱いていた疑問や不安を皆も持っているようですが,何よりも夢と希望で目が輝いています。先輩ヅラする気はないけど少し懐かしさを覚えました。

そのうちの1人が,河童ブログを見つけていたらしく (美人の奥様も) かなり読んでいてくれてました,妙に詳しかった。

にしても,もうあれから1年経ったんだなーとしみじみ。去年の今頃はまだ遊びほうけていて荷造が全くできていませんでした。結局ダンボール詰めが出国日の家を出る30分前に終わり全く休めなかったのを覚えています。

そういえば以前 Japan Trek の可能性を模索していると書きましたが,新入生の1人がとてもやる気で元々できないかなと考えていたようです。心強い仲間ができたー。

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2009年05月20日

私費 vs 社費

日本人海外MBA生には社費,つまり勤め先の企業から派遣で来ている人も多いです。昔よりは私費が増えてるけどそれでも社費はどこのビジネススクールにもいるものです。

Tepperの日本人MBA留学生は歴代社費が多いんですが,なぜか河童の代は2人とも私費。でも1つ上の代は3人とも社費です。その先輩方や社費で留学している友達を見ていると,どっちが幸せなんだろう?とよく考えます。

私費の立場から見た社費のメリット・デメリットを書いてみます。

メリット1 : お金

社費の一番の利点はこれに尽きるでしょう。会社によって多少の違いはありますが授業料は勿論,生活費 (の一部) から渡航費,はたまた受験予備校費用まで会社が面倒みてくれますし,フザけたことにMBA中も給料が支払われます。なので社費の人は金銭感覚が違うなーと思う事が多いです。これはホント〜にうらやましい!

メリット2 : 就職

卒業後はその会社に戻りますので就職の心配をする必要がありません。就職活動の必要もありません。

メリット3 : MBA受験のバックアップ

社内選考に通ったらMBA受験が公然となるため,よく私費の人がやるように会社に隠れて準備する,といった事がありません。会社側は全力でバックアップしてくれます。稀にですが,受験期間が始まったら仕事は一切せず準備部屋に缶詰にされて勉強できる会社もあるようです。

メリット4 : 特別入学枠

これは物議を醸すトピックですがMBA生には公然の秘密になっている事です。企業がビジネススクールに毎年多額の寄付をし,またその会社から毎年一定数以上の人を派遣していると,その会社専用の入学枠が存在する場合があります。

そうすると他の一般受験生よりクォリティが低くても,社内選考さえ通ればほぼ自動的に入学が決定します。これは平均レベル以下のビジネススクールに限った話ではなく超トップスクールでもよくある話です。スクールからすれば安定した資金と学生を確保できるわけです。

デメリット1 : 卒業後の仕事

卒業後どのような分野でどのようなポジションにつくのか,MBAで学んだ事を活かせる仕事に就けるのか,会社次第です。MBAをキャリアに活かすには卒業後の3年がキーになると言います。全く関係のない仕事に従事してしまったら単に2年間休暇を取っただけになってしまいます。その点,私費の学生は自分の進みたい道を選ぶ事ができます。

デメリット2 : 転職

何から何までお金の面倒をみてくれる社費派遣ですが,最近は条件付が多いようです。例えば,卒業後5年以内に転職する場合は諸々の費用全額返還などです。企業は多額の投資をしたわけですから当然です。昔,官公庁や企業から派遣で送った人達が卒業後すぐに転職してしまう事態が増え大問題となりました。

デメリット3 : スクールの制約

会社の都合によっては,アプライできるビジネススクールが限られる場合もあります。私費学生なら自分の勉強したい分野に強いスクールを自由に選べますが,社費だと最初からスクールの選択肢を限定される場合もあります。

デメリット4 : 社内プレッシャー

社内選考に通ったら,何が何でもスクールに受かる必要があります。会社が全面的にバックアップしてくれるなか,どこも受かりませんでしたではシャレになりません。受験準備の辛さに諦めてしまう私費の人は結構いますが社費の場合はそういうわけにはいきません。また卒業後のプレッシャーもあります。会社のお金で留学してきたんだからさぞかし有能な社員になってるんだろうな,という周りの目が...。


とまあこんな所でしょうか今思いつく限りは。個人的に社費を批判するつもりもありませんし私費の人の方が社費の人より緊張感があるとも思いません。ですが,社費組に負けてたまるか,という気持ちはあります。色々恵まれてるなーとは羨ましく思いますし。心が狭いのかな〜河童は。

もちろんここで挙げた事例は一般的な傾向であって全てが全ての社費に当てはまるわけでは決してありません。社費のチャンスがあっても会社を辞めて私費で行く道を選ぶ人もいます。これからMBA受験を検討される方は,色々な面を考慮して決めてもらえればと思います。

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2009年05月18日

MBA壮行会と南場さん

日本人MBA界最大のコミュニティ 「MBA友の会」 というのがあります。会員はMBAホルダー,現役MBA生,MBA合格者,MBA受験者,MBAを検討している人などです。受験面・仕事面・プライベート面色々とそのネットワークを活用する事ができ実際活用されています。河童はMBA受験を検討していた段階から会員となっていくつかのイベントに参加しネットワーキング・情報収集してきました。

この会が主催する大きなイベントの1つに毎年行われているMBA壮行会があり,ビジネススクール (海外/日本問わず) に合格してその年から通う人達への Good Luck Party です。河童は去年送られる側として参加し,今年は現役MBA生として今日参加してきました。知り合いに沢山会うかと思ってましたが現役生はあまりいませんでした。

この壮行会では毎回ゲストスピーカーを招いて貴重なお話を聞いています。去年は経営共創基盤CEOの冨山さんで,スタンフォードMBA時代の話,産業再生機構COOとして活躍された時の話,これからビジネススクールに旅立つ MBA candidate への力強いメッセージを頂きました。とてもエネルギッシュな方です。

今年もゲストスピーカーをとても楽しみにしていました。DeNA (一番有名な事業はモバゲータウンなのかな) CEOの南場さん。TVや雑誌で語られるCEOとしての振る舞いにとてもポジティブな興味があったからです。

実際,TVで見た通りのほんわかとした方でした (ペーペーがこんな言い方したら失礼だけど)。社員とランチや家での飲み会をよくされているらしいですが,こんな方とだと楽しそう。スピーチの内容は,マッキンゼー時代の秘話やハーバードMBAライフ,MBAから社会人に戻った後の人生のターニングポイント,そして今の DeNA のお話でした。

内容や話し方は抑揚に富んでいていくつも面白いポイントがありましたが,最も印象的だったのは 「コンサルタントとして顧客を引っ張る事と事業会社の代表として社員を引っ張る事は全く違う」 というものです。これは河童も普段から思っていた事でしたが,どこがどう違うのかイマイチ頭の中でクリアになっていませんでした。今日その答えが!


顧客に意志決定判断の助言を行う立場のコンサルはどんなに優秀でも外部の人間であり決して当事者ではない,つまりリスクはとらない。顧客がなぜその道に進むべきなのか,様々な視点から分析しロジックで説明する事が求められる。

反して経営者は自分が自分からその道 (河) に飛び込まなければならない。これにはかなりの恐怖がつきまとう。河に飛び込んだらすぐに予想もしていなかった事態が怏々として起こるが,そのリスクを冒してまで飛び込むために社員を説得するのはロジックではなく経営者の背中。つまり “肝” の強さ。会社を動かすのはロジックだけの人間ではなく人間力を持った人。


オォ,300%同意。河童は,これより3周り位レベルダウンした内容をMBA受験時のエッセイに書いていました。この考え方は欧米よりアジア人の方が強い,とゆーか浸透していると思います。あくまで河童の主観ですが授業やチームでディスカッションしている時,特にアメリカ人は数字やロジックに基づく話のみをし,それが人間的に実行可能なのか (つまり現場を動かせるのか) を考えていない傾向が強い気がします。トップダウンで動く欧米の文化もあると思いますが。

ちなみに,ミーハーな河童は (少し質問やお話も含め) 南場さんと名刺交換させてもらいました。マンガに出てきそうなやり手女性社長のイメージとは正反対の,とても優しく包み込んでくれそうなオーラを持った方です。忙しいだろうに,名刺交換の長蛇の列1人1人にとても丁寧に対応しておられました。いやーファンになっちゃうね。

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2009年05月13日

1年目を振り返ると

遂にMBA1年目が成績発表含め全て終わりました〜。とても早い10ヶ月だったけど長かった気もします。

1年を振り返っての感想は,なんだろう,一言で言い表すのは難しいけど 「不完全燃焼」 かな。数字に根拠はないですがMBA自体への満足度は80%,自分への満足度は50%といったところです。自分の何に満足してないかというと,やりたかった事・やるべきだった事の達成度が低い点。

MBA生活での様々なタスクを

 ・ したい事
 ・ すべき事
 ・ しなければいけない事

というカテゴリに分けると,3つ目の義務的な内容は100%こなしたと思います。が,最初の2つに関しては納得できるまでには至りませんでした。3つ目の義務タスクに自分の物理的なリソースと精神的なリソースを取られ,とゆーかそれ以上のパワーを出さなかった・出せなかったのが敗因です。

どんな事が達成しきれなかったかというと,習った事の習熟度から始まりリーダーシップ・ネットワーキング・英語力の向上・遊びetc様々です。結果として,そこまで成長したかったレベルに自分が到達していない気がプンプンします。

まあ自分の成長度合いなんてそう分かるわけでもないし,そもそもその設定値や設定方法が正しいのかも自分にも他人にも曖昧なので何とも言えませんが。

じゃあ,サラリーマン中から受験準備で苦労して受かったら会社辞めて大金はたいてアメリカまでやって来てMBAに入った事についてはどうか? これは100%満足しています。興味を持っている方全てにお勧めしたいです,正直な気持ちで!

日本で普通に働いているだけでは絶対できない経験を色々できているので,お金では買えない貴重な財産になっています。

2年目が始まるまで休みが3ヶ月あります。その間,インターン・お勉強・旅行・人とのインタラクション等で次への糧を作り,最終的に達成度をもっと上げるための修行ができればと思っています。いやマストですね。

1年目が終わった今,クラスメートとは “1年目どうだったよ?” 的な会話をよくしています。細かい知識は別として何が一番身についたのかなと考えると,「視野が広がった」 事でしょうか。こっちに来るまではやはり自分の専門分野や部署にフォーカスして仕事をしていましたが,ビジネスに広く浅く触れるMBAを通して全体の俯瞰図が以前よりイメージできるようになった,かな。そう思いたい。そういう意味でもインターンは貴重な時間になりそうです。

ちなみに,クラスメートから 「河童ともう1人の日本人でつるんだり一緒に宿題やってるトコ見た事ないんだけど仲悪いの?」 と時々聞かれます。確かに中国人/台湾人や韓国人同士などがよく一緒にいる様に比べれば一緒にいる時間やつながりは少ないと思います。

これは仲が悪いわけではなく,意図的なものです。せっかくアメリカにいるのに日本人同士でつるんでもしょうがないし,宿題を敢えて2人でやったら日本語で進めてしまいます。そりゃそっちの方が楽だけど,「宿題から何かを学ぶ」 という目的が 「宿題を出す」 という目的に変わってしまい意味がありません。特に取り決めをしたわけではありませんが日本人同士はいざという時に頼れる関係ならいいんじゃないかと思っています。もちろん日本人で集まる時などはつるんでますが。

何はともあれ,1年目が終わってしまいました。ある程度コツをつかめたのは確かなので,2年目はより効果的効率的にMBAライフを送れるよう気張っていきます!!

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2009年05月09日

MBA vs 独学

以前も書きましたがMBAでは基本的に企業経営に携わる様々な分野を広く浅く学びます。そしてそれぞれのポイントをおさえる事が重要だと河童は思っています。

そこで自然と出てくる疑問の1つは 「だったら本やネットで自分で勉強すればいいんじゃね?」 でしょう。

これはMBA留学を真剣に検討しだした頃河童も考えていました。確かにMBAシリーズの本は日本語でも売られているし,何よりお金と時間のロスを超大幅に抑える事ができます。そのメリットは少なからずあると思います。

ですが,物理的・精神的制約を乗り越える事ができるのであれば,ビジネススクールに通う事を強くお勧めします。主たる理由は3つあります。

1. Interaction

ある領域のコンセプトや理論に対し,自分はどう思うのか? その自分の考え方にクラスメートや教授はどのような反応をするのか? またクラスメートはどのように考えるのか? 実例は? などを掘り下げて知る事ができます。これは本を読んで自分で頭に描くだけよりも数倍の効果があるかと。

2. Hands-on experience

課題はチームで行う事が多いので他人の意見や知識を取り入れて1つのアウトプットを出す作業 (仕事と同じですね) を繰り返し行う事ができます (というかせざるを得ない)。ただ本を読んで暗記するのと,それを言葉に出してディスカッションしたり文書として仕上げるのでは天と地の差が生じます。また,文化やバックグランドが違う人達と一緒に行う大変さもいやというほど体験できます。

3. Time pressure

常にギリギリのデッドラインに追われてるので,短期間の間に本気でやらざるを得ません。これが自分で本を読んでいるだけであれば,仕事/プライベート優先で空いた時間に取り組む傾向が強くなると思いますが,ビジネススクールならそんな事言ってられなくなります。必然的に効率的に動く術も身につくと思います。


またMBA学生になれば学業だけでなくクラスメートとのネットワーキングも大事で,それが楽しい。特に海外MBAとなれば生活が一変しますし,私費学生なら就活も同時にしなければならいので大変な面も数多くありますが,本を読むだけでは決して味わえない,お金では買えない経験をする事ができます。

詰まるところ,どちらも一長一短です。河童はMBAを選択した人間なのでどうしてもこちらのメリットを強調してしまいますが,最終的には個人の人生設計や夢に合わせて選択するのが一番ですね。

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2009年05月06日

DONE!

MBA1年目最後の学期,試験や課題など全て終わりました〜。あとは成績を待つのみです。

毎学期そうですが,この解放感たまらないね! アラームをセットせず食っちゃ寝生活を久々にしてみました。YouTube でドラゴンボール見てみたり,夜12時に友人と待ち合わせしたり。

パーティー系イベント以外は一時帰国まで予定を入れていません。というか帰国日はインターン先とまだ交渉中です。

成績なども発表され全てが終わったら,この1年を振り返ってみたいと思います。

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2009年05月03日

地球温暖化?

最近は豚インフル (名前変わったんでしたっけ) がニュースをさらっていますが,地球が何かおかしいと感じるような異常気象が最近多いですね。台風,集中豪雨,地震,冷夏,暖冬,海面上昇,生態系の破壊...。環境異常といえば誰もが 「地球温暖化」 を挙げると思います。今回はこの温暖化のお話です。

今学期 Data Mining というコースを履修しています。研究や様々な意志決定のために膨大なデータを解析してそこから “意味あるポイント” を抽出するデータマイニング。有名な話では,ウォルマートが顧客行動データから発見した 「オムツ売場の側にビールを置くとビールの売上が上がる」 というのを聞いた事がある人も多いと思います。

このクラスの1つの課題で,データマイニングに関わる諸問題の事例をレポートするというのがありました。データマイニングはあくまでもポイントの抽出であり,使うデータの種類や範囲・大きさからパラメータ設定まで様々な条件によって全く異なる結果になる場合が多々あります。そういったデータマイニングの性質に由来する問題事例を分析せよというものです。

いくらかネタを漁っていたら,地球温暖化そのものに異を唱えている人達が多くいる事を知りました。そもそも地球は温暖化していないと言うのです。ここ10年地球の気温は上昇していない,CO2の増加が気温を上昇させたのではなく気温の変動がCO2変動を起こしている,そもそも気候変動は太陽の黒点活動から強い影響を受けている,というのが彼らの主張です。

今更ながら地球温暖化は起きていないと言うのか。

なるほど,一理あります。というのも,世の流れは別として,諸々の定義や使用するデータによって 「地球が温暖化しているか否か」 の結論が変わってくるからです。

そもそも地球温度の定義とは? 超大ざっぱに言えば各地の平均なのかな? そのために何千もの観測局からデータを集めているそうです。それだけ膨大なデータから “地球温度” を計算/シミュレートすれば,シナリオの設定によって幾通りもの結果が出るでしょう。

温暖化否定派はここ10年気温が上昇していないと言い,肯定派は30年スパンで見れば上昇していると言います。ですが地球が誕生してから何十億年も経っているなかそもそも数十年のデータで判断できるものなのでしょうか?

気温上昇の主犯は人工活動によるCO2の急激な増加なのか,それとも太陽活動によるもので人類にはどうしようもできないものなのか。理論的にはどちらでも説明できるとの事。関連性を裏付けるデータの面から見ると? (超単純化すると) 統計学では 「AとBは〜%の確率で相関性を持つ」 という捉え方をします。関連性アリと決定できる閾値は考え方によって変わりますし,また各種パラメータ設定でその値も変わってきます。

逆に言えば,好ましい (望む) 結果を出すために都合のいいデータだけを使用する事ができるわけです。

なので今の状況では 「CO2のために地球が温暖化している」 と結論づけるには無理があるでしょう。しかしだからといってこの問題を放っておいて,後になってやっぱCO2が原因で温暖化が起きていましたではシャレにならいので引き続き対処をしなければなりません。それは間違いなく人類の義務です。

ただ個人的には,排出権取引に潜む莫大なカネの臭いをかぎつけた人達が温暖化の啓蒙に力を入れている面はあると思います。環境講演活動に精を出しているアル・ゴアだって排出権ビジネスに投資するファンドや団体の役員やってるし,役所が出すレポートも反対派が出している論文に全く触れていないし結論ありきのような...。まー陰謀説を考え出したらキリがないですが。

posted by 河童 at 16:50| Comment(2) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

International Festival

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アカペラを歌ったイベントは何だったのかというと,Tepperの diversity を紹介する International Festival というものです。

元々週末に Welcome Weekend という来年度MBA合格者のための招待イベントがあり (河童は去年合格者として参加しました,無理矢理仕事休んでわざわざ東京から) その一環として International Festival があります。各国 (基本的にはその国の出身者) が文化を紹介するためのパフォーマンスと料理提供 (フードブース) をします。今回は計51ヶ国!!

もちろん学生全員が強制参加というわけではなく,パフォーマンス/フード/ボランティア/企画運営など全て任意です。全く参加しなかった (料理だけは食った) 人もいますが結構な率で皆関わってました。

ですがイベントがあるからといって前後の授業がなくなるわけでもなく,怒濤の授業&宿題はいつも通り続いているのでイベント準備は皆大変。リハーサルが夜10時からとか。

河童はパフォーマンス2つとフードブースを行いました。パフォーマンスはアカペラ (国関係なく) とファッションショー。ファッションショーはなぜか日本のファッションではなく中東で出ました。浴衣系は1年生のもう1人の日本人に任せて,ドバイ旅行に行った仲間数人とアラブ衣装着て歩きました。

フードは当然寿司です。手料理は食中毒が起きたら大変なのでケータリングのみ。店は最初ディスカウントしないって言ってましたが交渉してなんとか15%ディスカウント。日本人経営の店ではなかったので,ビジネススクール外で英語でちゃんと交渉したのは初めてかも。もちろん予算は大学から支給されます,$250。

で,フードブースが始まると,色々な国の料理があるのに参加者は一目散に日本のブースに駆け寄ってきます。あまりにも全員突進してくるのでビビった。フードブースは2時間やってるんですが,日本だけ365アイテムの寿司が最初の20分弱でなくなってしまいました。

アメリカなら寿司なんてどこにでもあるのに,基本的に 「日本食はおいしい」 という認識を持っていてくれてる表れなのでそれは嬉しいですね。


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          アカペラ         アラブファッション


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日本フードブース


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       アフリカンダンス      “Thriller” ダンス


ちなみに,このフェスティバル用に作った小冊子には各国の “Fact” を載せています。愉快な話でもシリアスな話でも単なるデータでも何でもOK。河童は↓を書きました。

In Japan, unlike in the US, February 14th --Valentine's Day-- is a day for women to give a gift of mainly chocolates to men (boyfriends/just friends/family/colleagues/boss), who don't give any presents to women. On March 14th (White Day) exactly one month after Valentine's Day, however, men are obliged to return the favor by giving something to women, facing an implicit rule that a man has to prepare a present(s) worth three times the gift he received. It's called "triple return" that makes women's ROI 200%.  Girls, why don't you invest in boys in Japan?

日本でももう時代が違うよ,ってゆーツッコミはなしで...。

いやー,にしても楽しかった。祭りで皆が一体になってより仲良くなれるのはどこの国でも同じですね。

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2009年04月19日

Japan Trek の可能性

前も書きましたが,この春休み (3月1週目) 有志の学生が集まって中味も全て学生がアレンジするビジネス研修旅行が3ヶ所 (中東/南アフリカ/インド) で行われました。河童は Middle East Trek に参加してとてもいい想い出になりました。

次の学期が始まってちょっとだけ落ち着いた時に,各旅行のお披露目会があります。旅行の雰囲気や学んだ事,感想などを発表して行かなかった学生に宣伝するためです。来年度への布石になります。

そこで何人かのクラスメートから “Japan Trek はやらないのか?” と聞かれました。いくつかのビジネススクールでは Japan Trek が毎年の行事になってる所もあるので,確かに憧れます。ビジネスはもとより日本の文化には皆かなり興味あるみたいですから。

でも現実的に考えて,観光地として決して外国人にやさしくない日本では旅行するにあたり日本語を話せるメンバーの頭数が絶対的に必要になります。河童の年代は日本人2人 (アメリカで育ったヤツいれて3人) だし,うち1人は早期卒業も検討していて来年3月にはいないかもしれない。来年度の1年生 (何人入るか分かんないけど) と組んでやれば可能性はありますが。また人数の事もあって準備には相当時間をとられそうです。

まあ,やるとなるとプランはいくらでも出てくるんですよね。9日間はとれるので,東京・京都・神戸・広島あたりでしょうか。今回の中東旅行で気を付けたいポイントもある程度おさえられましたし,できれば実行したい。でも現実的にはリソースが足りない。常に頭に入れて可能性を模索する事にします。

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2009年04月15日

MBAで学ぶべき事

MBA1年目が終わろうとしています。怒濤の生活の中で振り返る時間もありませんが,MBAではどんな所に主眼を起き何をどのように学ぶのが自分にとって一番効果的になるんだろう?という疑問に最近答えが見えてきた気がします。今さらかよ感もありますが。

高いお金を払ってMBAを取得しにくる理由は人それぞれです。CEOになりたい/ベンチャーやNPOを立ち上げたい/社会貢献がしたいといった壮大なものから,マネジメントスキルを身につけたい/将来の人脈を作りたい/英語力を上げたいなどの実用的なもの,働きたくない/上司からの命令などよく分からないものまで。

ただ何かしらの 「専門家」 になりたいという人は少ないです。Master of Business Administration なので,(ある程度の領域棲分けはありますが) 基本はジェネラリスト養成になります。例えば金融の超プロを目指すのであれば Master of Science in Finance に入るべきです。

MBAの特徴であり利点でもあるんですが,突き詰める所 「広く浅く」 学びます,言葉は悪いですが。財務/会計/投資/M&A/マーケティング/IT/オペレーション/定量分析/戦略/組織論/危機管理/起業/倫理/ソフトスキルなど,とても多くの事をレクチャー・ケーススタディ・クラスメートや教授とのディスカッション・ゲストスピーカーとの対話などを通して学びますが,その道何十年のプロからしてみれば所詮付け焼き刃の知識にすぎません。

じゃあMBAで何が得られるのか?

各エリア/ファンクションの “ポイント” をおさえて広い視点でマネジメントできるようになる

が河童が最近思う所です。

例えば :

消費財メーカーのマーケティングなら,4Pのうち3P (Product/Place/Promotion) の努力により消費者への education (刷り込み,カッコよく?いえばブランディング) を行い,消費者が納得しなおかつ利益が上がる価格決定 (Price) を行う。寡占製品でもない限りマーケットシェアを追う (価格を下げて利益が出なくなる) 時代は終わった,がトップシェアは数字以上に消費者にインパクトを与えるのも事実。

うちプロモーションに関していえば,ブランドマネージャーは広告に力=予算を入れたがるが売上を伸ばしたい営業はキャンペーンや一括購入割引に力を入れたがるため相反する。更に,卸や小売から一括発注が続くと納入量の山谷が増え,製造や在庫管理の人間 (“operation guy” と言います)からしてみれば大迷惑。

IT部門は会社から予算がおりず動けないのにユーザ部門から操作性やシステムレスポンスが悪いなど文句ばかり受けている。いまだITを単なるコスト削減ツールと見ているCEOにも問題があるが,IT部門長やCIOはITを経営戦略/財務的な視点から語りCEO・CFOを納得させてIT予算を経営戦略の一貫 (主幹) に組み込むようにしなければならない。

...などなど。上記は1つの例にすぎませんが,各ポイントをおさえた上で,経営戦略を立てそれに基づいて実務を執行するにはエリア/ファンクション内・間でどのような問題に対処しどのような人間が配置されるべきか,といった勘所を身につけるのがMBA環境で目指すべき目標の1つだと思います。

視野が広ければ課題に直面した際により深く考察できますし,意志決定やアクションプランも一層全社最適に沿うものになるでしょう。

今はまだ点と点の状態ですがこれらをつなげて線,そして面になるよう気張っていきます。インターンでも多くの事を学びたいですね。

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2009年04月03日

合格通知から1年

実際は1年以上経っていますが,ふと,あれから1年も経ったんだなーと昔のメールを読んでいて思い出しました。ケータイ/PCで友人に速報メールを沢山送っていた様です。

一番最初の合格通知はTepperからでした。大抵どこのビジネススクールも,まずメールで案内が届きその後に Admission Office Director サイン入りの合格通知が郵送されてきます。

3月中旬。その日の朝早くにTepperから結果通知メールが来る事になっていたので朝6時前に起きてすぐメールチェック。

...来ています。

重要なお知らせがあるのでリンク先を見て下さいと書いてありますが,見る前に,タイトルや本文が “Exciting news...” になっているので受かったと思いました。

朝から血圧上げて大喜びです。当時は受験プロセスが終わり結果だけを待っている状態だったので準備中の1日睡眠3時間生活は終わっていましたが,合格メールをもらった時はその過酷な生活が思い出され...。

平日なのでその日の生活はいつも通りです。日経新聞を読みながら,読み終わったら英語リスニングを聞きながら,会社 (お客様先のオフィス) まで通勤。席に着くなり,いつも隣に座っている仲の良い先輩に合格を報告。多くの他の同僚には昼休みに報告,リーダーやマネージャーには時間をとって午後に報告したと思います。ぶっちゃけ,さすがにこの日はあまり仕事が手につきませんでしたが...。

あれから1年。今の生活は,学校に通い授業を受けクラスメートと宿題をこなしプレゼンの準備をしたり,就職活動をして面接のためNYに飛んだり,夜は賑やかなバーでクラスメートと他愛のない話をしたり,家賃を毎月小切手で払ったり。仕事と受験準備に追われていた1年前がかなり遠い昔の事のように感じます。

河童は色んな人に支えられて運良く合格する事ができました。あと1ヶ月でMBA1年目が終わってしまいますが,感謝感謝の心で貴重な残りの日々を楽しみたいと思います。

ちなみに合格メールのリンク先はこんな↓動画でした (Flash Playerが必要です)。

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2009年04月02日

1年目最後の学期

ドバイ旅行から帰ってきた翌日から授業が始まってますが,MBAプログラム1年目の最後の学期になります。いやーホント時間が経つのが速い。

今学期は必須科目が1つだけで,あとは取りたいだけ (取れるだけ) 選択科目を履修します (人気が高い授業は取れない場合も)。なので2年生も多く,クラスの景色が今までと少し違って見えます。

チームはまたもや学生達に勝手に組ませる教科がほとんどで,いいチャンスだと思い河童はできる限り2年生と組む事にしました。河童より1年長くここにいるわけで色々な話が聞けるし,友達を増やすチャンスだし。先輩・後輩といった感覚がないため接し方は基本的に同学年と同じで楽です。

ある科目では2人チームなのですがそれも2年生と組んでます。元々仲の良い人なんですが,アサインメントにはどういう取り組み方をするんだろう?という興味と,まあ想い出作り (?) に...。

さて実際2年生達と一緒に取り組んでみると,1年生より 「慣れてる感」 はある気がします。もちろん個人差はありますが,1年長くビジネススクールにいる分,最短でゴールに向かってる様な。

ケーススタディでも,最初に結論の軸みたいなものを決めて,あとはいかに素早くそこに辿り着くか。効率的と言えば聞こえはいいですが,同時にそこに危うさも感じます。本当にその結論でいいのか? 効率を優先しすぎて議論すべきポイントが抜けていないか? まあ皆色々な宿題で忙しいし100%のリソースを1つの課題に費やす事はできないので仕方はないんですが。

誤解を恐れずに言うと,河童は元々 “タイムマネジメントは妥協の産物” だと思っています。優先度付けをして何かを捨てたとしても,優先度の高いタスクも本来のあるべき姿の何割かの状態にすぎません。までもどんな職業でも複数のタスクとデッドラインは常に存在しその中で結果を出さなければならないので,「効率的に取り組むのはこーゆー事だ」 という点ではとても勉強になります。

例え結果が多少悪くなってでも色々なアプローチを試す事ができるのは (成績は別として) 仕事としての成果が要求されない学生ならではの特権です。ビジネススクールにいる間,色々な人達と色々な方法で課題に取り組める。MBAでの,お金では買えない良い経験の1つだと思っています。

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2009年03月31日

まとまりのない集団

今回中東旅行に行こうと思ったのは,元々ドバイに行きたかったし会社訪問などができるというのもありますが,クラスメート達大勢と行けるから。皆と旅行に行ったらどんな雰囲気になるんだろう?と純粋に体験したかったのです。

感想 : 協調性が低く自我が強い

ワガママで仲が悪いというわけでは決してなく。全員で行うアクティビティに関しては何人かの生徒が音頭を取って会社訪問やネットワーキング会や観光の手配をとります。会社訪問/ネットワーキング会は先方の都合があるのでそのまま従いますが,特に観光については発表されたスケジュールなどに必ず誰かが横やりを入れて,何でそのプランになったんだ/こうした方が効率的だ/こうした方が安上がりだ,などあまり詳細な根拠なく文句が出ます。

皆の意見を汲み入れてオーガナイーザー役がプラン変更をしても更に文句が入る始末。また皆集合時間を守らずどんどん延び延びに。まとめ役の人はほんと大変そうでした。

日本人でも多少そーゆー気質はあるけど,基本協調を大事にする文化なのでその差が歴然と出てて面白い,また diversity を肌で感じた旅となりました。旅行を通してより気心の知れた仲になれたし。旅行で人の本質が分かるというのは世界共通の様です。

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2009年03月27日

授業料値上げ

来年度 (09年8月〜10年5月) の授業料が2.9%値上げされました。授業料は毎年上がっていて,来年度分も値上がりすると入学時に通知されてはいましたが。

授業料って大体GDPと金利に左右されるので来年度分はひょっとしたら,と期待したんですが...。大学は 「ここ15年で一番小さい値上げ」 だと主張してるけど。

ちなみにその年間授業料はいくらかというと

$49,200

痛いぜー。


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2009年03月24日

Plagiarism

Plagiarism : 他人の書いた物を無断で引用する事


インターネットが浸透したこの時代,ググった結果を大学のレポート課題にそのまま貼り付けてる学生も多い事でしょう。河童もレポート等で調べ物をする際ネットはとても役に立ちます。

誰でもそのリソースにアクセスできるという事は他人の作品をそのまま流用される危険性も高いわけで,大学側は学生のレポートや論文で plagiarism が行われていないかどうかチェックする必要があります。

日本の教育機関も勿論そうですが,欧米はかなり plagiarism に厳しいように見えます。学生手引や各コースのシラバスには勿論書かれてありますし,実際に plagiarism が発覚したらそのコースが不合格になったり最悪退学になる場合もあります。

どうやって plagiarism を見つけるかというと,TAがレポートの一部分をグーグルに打ち込んでヒットするかチェックしたり,教授がレポートを見た瞬間ハッと気付く場合もあります。

具体的に何をしたら plagiarism になるのか? 他人のアイデア・意見・理論・図・言葉 (言い換えも含む) や一般常識にはなっていないデータ・統計・グラフを引用元の表示なしで使用すると plagiarism になります。ですので学生は必ず引用元を表記する必要があります。

そんなのは当たり前という感じですがうっかりミスもあります。先学期,河童 (のチーム) が提出したレポートが plagiarism と判断されてしまいました。

チームの3人で書いたレポートなんですが,各個人が1/3ずつ担当しました。うち1人のレポートが非常に良く書けていて,留学生で正直英語に難がある人なんですがよくここまで書けたなあと感心しました。

皆で校正と編集をして提出した後,返ってきたスコアを見たら何と0点。ソッコー教授と会って話を聞いたら,レポートの一部分で,ある企業の公表資料からの plagiarism が行われたと判断された様です。その留学生が書いた部分でした。その公表資料と見比べてみると確かに...。本人もこの資料を使ったと認めていて,でも plagiarism に該当するとは思いもしなかったとの事。留学生というのもあり認識が欠けていたのでしょう,資料の引用符を入れていませんでした。

幸い,このレポートの点数がゼロになるだけで(結果この科目の成績はヒドかったけど)教授審議会や停学・退学沙汰にはなりませんでしたが,痛い経験でした。チームメイトが書いたものが plagiarism 扱いになってしまうなんて夢にも思わなかった,チェックと意識が足りなかったと反省。気を付けよう。

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2009年03月05日

期末試験終了

今学期 (mini-semester 3) の Final exam が終わりました。4科目のうち最初の1科目は風邪で全然勉強できずダメダメだったけど,その後少し回復し残り3科目は準備できました。でも病み上がりに連続徹夜は辛い。試験が終わった日,14時間寝ました。

さて,これでMBAプログラムの 3/8 が終わった事になります。速いな〜。

次の学期まで2週間弱の休みになるので明日から中東 (ドバイ・ドーハ・アブダビ) に旅行に行ってきます,20人位で。マイナス10度の世界からプラス30度の世界へ! まだ3月なので灼熱のドバイといえそんなモンです。でも日射しが強いらしいけど。(たぶん) 中東からもレポートしますね。

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2009年02月27日

怒濤の3週間 → 風邪

怒濤の3週間が過ぎました。今学期はレポート課題がメッチャメチャ多く,毎日何かしらの宿題をチームで集まってやってるかその準備を個人でやってたりします。特にここ3週間は課題の洪水で,宿題とは別に授業の準備もあるので週末もかなりつぶれてる感じ。夜2時からケースを読み始めたりしてます。

で,何とかそれを乗り越え今学期の授業が終わり,この土曜から期末試験が始まります。といっても本格的に試験準備できるのは金曜からなんだけど。

で,さてやるかと思ったら風邪をひいてしまいました。単に花粉症かと思ったら風呂入ったら悪化。寝てないのが祟ったかな。やべーマクロ経済が頭に入らん...。

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2009年02月25日

久しぶりのプレゼン

今学期はプレゼンをする機会がなかったのですが,今日久しぶりに。Operations のクラスで,ケース教材を読みそれに対するプレゼンです。クラス内のいくつかのチームが前もってプレゼン指名されて (確率は6分の1) 準備に励みます。運良く (悪く?) 当たらなかったチームは write-up と (発表はしないけど) プレゼン資料両方を提出しますが発表するチームはプレゼン資料だけ提出します,この科目は。その分,評価はプレゼンで決まるので皆必死です。

今回の内容は航空貨物のある会社で,シェアはトップだけど利益が小さかったり顧客との力関係上キャンセル料を請求できなかったり取り逃がしてる機会損失が大きかったり,などの課題があり,それをどう立て直すかの提案が課題です。

我がチームは計3回のミーティングで提案内容の作成・修正・資料作り・プレゼンリハなどを行い本番にむかいました。結構準備していったので割とスムーズにできましたが,教授からは鋭い質問がザクザク。

河童があるストラテジーとそのリスクをプレゼンしていた時,気付いていなかった他のリスクを教授から指摘され心の中で 「しまったー!」 と思いつつ 「それを考慮した上でもこの顧客セグメントの成長性が著しく高いためここにフォーカスすべきで...」 なんてかわしてしまいました。でもそのリスクはもっともな話でナルホドと思わされました,チームの誰も気付いてなかった。

ちなみに今学期はあと2つ課題を提出したら授業終了,今週末から期末試験です。

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2009年02月24日

鶏とコンタクトレンズ

マーケティングのクラスで面白いケーススタディ (ケースそのものよりベンチャービジネスのアイデアが) があったので紹介します。

時は1966年。養鶏場で働いてたロバートが鶏用コンタクトレンズを思いつき養鶏場オーナーと共にベンチャーを立ち上げます。

実は鶏は非常に社会的な生き物で,鶏同士での明確な順位付けのもと階級構造になってるそうです。その階層社会では “下位” の鶏はトサカつまり頭の位置を低くしないといけないようで,もし下位の鶏がトサカを高く上げていると上位の鶏に襲われ,結果抗争となり平均25%の鶏が死んでしまいます。また抗争が起こると餌を食べる時間が減って生む卵の数も少なくなり,全体として生産性が下がります。

そこでロバートが考えたのが鶏へのコンタクト着用。これは目を良くするためでなく,逆に目を悪くするためのものです。目が悪ければ物を見るために自然と頭が下がり,結果抗争が少なくなるというものです。抗争で死んでしまう鶏の割合が25%から4.5%に減ったとの事。

ケーススタディそのものはこのビジネスのマーケティングプランを考えるというものでした。このコンタクトレンズを使う事で農家 (ターゲットにしているのは大規模なファーム) がいくらコストを下げられるのか,ターゲット地域に鶏は何羽いるのか,いくらで何羽分売れば損益分岐点に達するのか,の単純な計算です。あまり面白くない。

とゆーか鳥にコンタクトレンズという発想に驚いた。動物愛護の観点からはどーなのよという気もしますが。このビジネス,多くのビジネススクールでケースに使われていてMBA生には有名だそうです。

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2009年02月11日

懐かしの通信工学

今学期から必須科目に加え選択科目も履修できるようになりました。選択科目の1つに “Telecommunications for Business” というのを取ってます。通信業界・通信サービスが今後どのような形態/位置付けになりユーザ企業はどのように利用すべきかというものです。

通信といってもケータイ・固定電話・光・衛星・バックボーンネットワーク・放送との融合など様々なエリア/見方があるので少し技術的な基礎知識も出てきます。河童にとってこれが懐かしい懐かしい。

日本では電気電子工学を専攻してましたが,ゼミは通信工学のゼミに入り学部・院と通信分野の研究をしてました。通信工学も一通り勉強しました。

なのでこの授業に出てくる用語や図がとても懐かしいのです。当時技術的に細かーい事を考えてたサービス・仕組みがビジネス的な観点から見るとこういう風に通信業界・ユーザ企業に影響を与えていたのか,など別の視点から学べるのでなかなか面白いです。

ちなみに日本で院卒業後の就活をしてた頃はそのままネットワークエンジニアの道に進むか (通信キャリアもしくは通信機器メーカー) ,得た知識はあくまでもバックグラウンドとしてIT企業に進むかで迷いました。結局後者を取ったのですが,前者だったら今頃MBAなんて考えてなかったかもしれないなあ。

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2009年02月07日

チームワーク

2009年になり,日本人以外のクラスメートは就活が本格的に始まり皆忙しそうです。スーツ姿も多くなりました。お決まりの挨拶は “就活の調子はどう?”

この不況の中インターン枠自体がかなり狭くなり,皆必死です。授業に出てる人の数も心なしか減った気がする。面接準備のため1週間も学校に来てないヤツもいます。

で,沢山の宿題をチームでやらなければいけない時に 「大切な面接があって準備しなきゃならないから今回の課題はスキップさせてくれ,皆でやっといてくれ」 となります。チームとしては了承しますが,河童は 「ちょっと待て」 と言いたい。

チームで集まる時間に面接が入ってるとか面接で出かけてるとかで参加できないから,自分でできる範囲を事前にやってチームに送った上でミーティングを休むのは構いません。でも忙しいからといって何もしないというのは河童の価値観とは相容れない所があります。

日本人の気質なのでしょうか? 個を犠牲にしてチームを大事にする...これが美しいとは思いませんが日本企業の強さの1つでもあります。この文化で育ってきた河童には就活を理由にした貢献ゼロがどうしても受け入れ難い...。現に河童ももう1人の日本人も就活で忙しかった去年,個人タスクの時間を減らす事はあっても,就活を理由にチーム作業を休んだ事はありません。

もちろん就活と課題は優先度の問題で,どう優先順位を決めるかは個人の裁量です。貢献ゼロの選択肢が間違ってるとは思いません。そういう価値観の人が多いのだなあと逆に気付かされたかな,ダイバーシティとかの問題ではない気もしますが...。

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2009年02月02日

不況は続くよどこまでも

Wall Street Journal を読んでいると (MBA生は学校でもらえます) 毎日暗いニュースばっかです。Lost, Decline, Cut, Lay-off といった単語を見ない日はありません。トヨタやマイクロソフトでさえ人員削減に走るなか,河童が以前勤めてた企業 (またまたXYZ社とします=ITベンダーです) も遂に人員削減をする事になったそうです。

XYZは12月決算の会社で,08年第4四半期の売上が8%増かつ純利益が13%増だったのにもかかわらずグローバルで3000人 (全体の6%) のレイオフをするらしい。08年年間では売上が14%増,純利益が1.6%減。このレイオフにより,売上高150億ドル・純利益25億ドルに対し4億ドルのコストカットになるとの事。1972年の創立以来,グローバルでの人員削減は初めてです。

もう辞めてるので内情は分かりませんが,金融引締によりグローバルで多くの企業のIT予算が縮小してるなか,XYZは必死に顧客にITプロジェクトを継続してもらうよう腐心してきたハズ。

2009年は,2010年に見込まれる回復のための耐える年だと言われます。多くの大企業が被ってる大打撃を避けるため先手を打ったのだと思いますが,レイオフ対象の職種・エリアの内訳が載ってないので何とも言えません。優秀な経営者は危機の時こそ機動的に動き成長の格好の舞台とします。XYZもそうである事を願いつつ。

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2009年01月29日

品質 vs 効率

永遠のテーマですね。両方を追求し両方を実現している強い企業も沢山ありますが。今回は企業でなく人のお話です。

今学期 (mini-semester 3) は授業を4つ取っていて,全科目で宿題がチーム単位になっています。チームで準備,チームで提出/発表,チームで評価。メンバーによって出来不出来がかなり左右されます。

チーム編成は教授が割り振る場合もあるし生徒達で勝手に組む場合もあります。4科目中3つが後者だったんですが,最初の授業で 「今から10分休憩とるからその間にチーム組んでメンバーの名前を提出して」 という感じになります。

それで今回河童は,ある1科目で敢えて “non-native だけによるチーム”を組む事にしました。チーム作業をしていてディスカッションが白熱してくるとネイティブ達の輪になかなか入っていけず苦労していたので,言ってる言葉が分かればディスカッションでももっと貢献できるハズという事で。アメリカで育った人も含めアジア5人+中東1人なチームとなり,結果は,嬉しい程貢献できています。とゆーか仕事でいえばこれ位が当たり前のレベルという感じです。

さて,その科目の宿題はケースの write-up です。つまり授業で使うケーススタディ文 (ある会社の課題) を分析し,コンサルティングファームだったらその企業のCEOにこんなレポートを出しますよというものです。ケースについては詳しくまた別の記事で書きますね。

これまで仕事やMBAで密かに (?) 思っていた事があるんですが,今回このチームでの作業を通して確信しました。あくまで一般的な傾向という前置きですが,アジア人は時間を度外視してでも納得いくまで品質を高める事に精を出し,欧米人は多少品質を落としてでも効率的に (=短時間で) 終わらせようとします。その傾向が強いです。

こないだ難解なケースがあって,write-upを書き上げるのにうちのチームでは12時間かかってしまったんですが,アメリカ人だけのチームに聞いたら4時間で終わったとの事。他のチームでもアメリカ人が多いところは短時間な傾向にあります。もちろん,かけた時間と品質が必ずしも比例するわけじゃないし成果物としては結果が最重要なのでどちらが好ましいという問題ではありません。

ただ文化的相違の一面として,アジア (ドイツもそう) はどちらかといえば品質にこだわり欧米は効率にこだわる,とゆう傾向は間違いないと思います。インドはアメリカ気質かな。

河童はどちらが好みかといえば両方なんだけどやっぱ品質かなあ。ただ効率が悪いと収益が上がらないので,トレードオフ状態ならどこかで線引をする必要があります。その点,アメリカはかなりドライに線引している気がします。

チップを払わない状況ではアメリカのサービスレベルはかなり悪い (と感じる) けど,それはつまりその分諸々のコストを抑えられてるわけで効率は高いです。日本のサービス産業の生産性はアメリカのそれに比べてかなり低いといわれるゆえんじゃないでしょうか。ただそれは消費者がサービス産業に求めるレベルがアメリカより遙かに高いからなんですけどね。

でも徹底的に品質にこだわる気性がなければ日本の職人やドイツのマイスターなんて生まれないよなあ,なんて思ったり...。

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2009年01月25日

CRM

CRM : Customer Relationship Management
企業が顧客それぞれの好みやニーズを細かく分析・把握してデータベース化し,顧客に合ったサービスを的確に提供する事により顧客満足度と生産性を上げて長期的に良好な関係を保つ事 (by Kappa)。

10年くらい前に流行った概念です。今では当たり前の経営活動ですが,この言葉がアメリカから輸入された当時は日本でも多くの企業がこぞってCRMを導入しました。

例えばパソコンのサポートセンターに電話して自分の情報を伝えると (登録しているユーザーなら) オペレーターの画面には瞬時にその顧客の購入履歴・サポート履歴・その他諸々個人情報が表示され,オペレーターはその情報に基づき効率的にサポートを提供する事ができます。ダイレクトメールも一種のCRMですね。

でも様々な企業からサービスを受ける際,それはCRM的にどうなのよ?と思う事はしばしばあります。河童はケーブルテレビ会社 Comcast (=ピッツバーグ独占,とゆーかアメリカではケーブルテレビ会社同士でエリア協定を結んでて地域ごとにほぼ独占経営) に加入しています。いつものように請求書が届いたので封を開けるとあるサービスの宣伝が。

Comcast Digital Voice。いわゆるIP電話です。昨今のケーブルテレビは Triple Play と呼ばれるテレビ・ネット・電話の総合提供に力を入れています。Faxを使いたいのでケータイとは別に家の固定電話 (Verizon) も契約してるんですが,Comcastでまとめてできれば安上がりです。

早速詳細を調べようと思ってComcastのホームページ開いたら,どうやら河童のアパートでは Digital Voice がまだ提供不可な模様。細かくエリアによって異なるのです。アンテナ局からどこまで光ケーブルが敷設されてるか,交換盤の種類や年式,一度に収容可能なライン数など技術的な問題でしょう。

にしても,提供不可能なのに宣伝するなよーと言いたい。CRMなってないじゃん。

でも,河童がComcastのマーケティング責任者だったら同じ事をしているでしょう。郵送による各サービスの宣伝をそのサービスが提供可能なエリアに住む顧客のみに限定したら,Comcastにとって何が嬉しいのか?

利益 : 非提供エリア顧客への郵送をしない事による費用削減
     提供不可顧客からの申込/問合せ/文句への対応の削減
     ブランドイメージ下落の回避

費用 : 提供/非提供棲み分けのためのシステム刷新
     システムメンテナンス
     口コミによる新規加入者獲得 (可能性) の下落
     サービス認知度の下落

利益と費用,シミュレーション上どちらが大きいかケースバイケースですが,費用の方が大きければわざわざ各サービスの宣伝を提供可能エリアに限定するメリットは小さいです,生産性の観点からすると。もちろん,そんな細かい数字は置いといて 「顧客にとって最善となるのを第一とする」 なんて方針から判断する企業もあるし,それは企業各々の考え方によります。

また,CRMも全顧客にきめ細かなサービスを提供するのではなく顧客データから優良顧客 (沢山買ってくれるお客) を見つけ出して集中的にアプローチする概念に変わりつつあります。そりゃあその方が効果的なマーケティングですよねえ。

ちなみに河童が遭遇したひどいケース。日本の某百貨店のクレジットカードに加入しているんですが,毎月請求書と共に宣伝パンフレットが送られてきます。これが明らかに女性をターゲットにしたパンフで,表紙も女性向きだし内容も殆どが女性商品,しかも幅広い年齢層。女性へのプレゼントを考えている時などをのぞけば毎度すぐゴミ箱行きです。カード会員の何割が女性なのか知らないけど,これはすがに改善の余地ありだと思いました。

こんなケーススタディ,マーケティングの授業で出ないかなあ。

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2009年01月18日

email vs. face-to-face

こないだ日本に一時帰国した際,女友達からこんな質問を受けました:

“河童は告ったり告られたりする時,面と向かって言う/言われるのとメールでするのとどっちがよい?”

いい質問です。河童は,断然 face-to-face 派!!

これだけメールが使われてる世の中だし特に日本は電車に乗ると多くの人がケータイいじってる奇妙な国です。年賀状もメールで一斉送信してしまう時代です。河童も超デジタル人間だと思うけど,でもそーゆー大事な事は面と向かって言葉でしたい/受けたい。

もちろん河童世代と今の小中高生世代ではケータイ含めメールへの感覚が違うだろうし,メールを大事に思う程度は人それぞれなので善し悪しではないと思います。でもこないだ Excuse me を言わない日本人 でも触れたコミュニケーションの崩壊も,人と直接触れ合ってコミュニケートする機会の減少にこのデジタル文化が一役担ってるのは間違いないと思います。

まーそこまで話を広げなくても,愛の告白はやっぱ face-to-face でショウ。

ちょっと方面が違うけど,例えばプレゼン講座とかでよく出るメラビアンの法則によると,人は他人からメッセージを受ける時
 ・ 表情などの見た目 = 視覚 55%
 ・ 声の抑揚やテンポ = 聴覚 38%
 ・ 話す内容       = 言語   7%
という内訳で理解するそうです。これをそのまま適用すれば,メールだと7%しか伝わらない事になります。

とゆーわけで国籍問わず色んな友達に聞いてみました。カウントはしてないけど,face-to-face が圧倒的に多かったです。皆さんはいかがですか?

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2009年01月17日

授業再開

今週からまた授業が始まりました。最初の週で宿題は珍しく1個もなく平和な週だった! 毎週木曜はどこかのバーで,毎週金曜は構内で飲み会があるんですが沢山来てたなあ。来週からまた怒濤の宿題に見舞われますけどね。

授業は,思ってた通り去年より楽しいのが多いかな。マーケティングやオペレーションなど,テキストで学ぶ座学ではなく (理論は各自でやっておけ的スタンス) ケーススタディや実例に基づく話が多くて他の学生の色々な話も聞けます。

オペレーションでは日本とアメリカの製造業の違い的な話がよく出るのでしっかり説明できるようにしておかないとなあ。もう1人の日本人は別の時間帯を取ってるから河童の時間帯では日本人河童だけだし。教授に思いっ切り “Is anybody Japanese here?” って確認されちゃったし。までもクラスに多く貢献できそうなので楽しみ。しっかり予習しないと。

でも,このMini-semester3 (1年目後期の前半) は4つクラスを取ってるんですが,うち3つの教授が聞き取りにくい。1人はイタリア訛りが強く,2人はインド訛りが強く&かなり早口。ネイティブでも時々分からないらしい。これだけ面白い授業なのだから,もっと聞きやすい教授が良かったなあ。と,自分のヒアリング能力のなさを嘆いても仕方ないので予習と宿題に精出します。

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2008年12月22日

08年振り返り

フィラデルフィアでのサマースクールから始まり最初のMBA Semester (2 Mini-Semesters) にもまれ怒濤の半年が終わりました,あっとゆー間だった。今日これから日本に一時帰国するので今年の振り返りを書いてみます。


率直な感想は “来てよかった”


受験はメチャ大変だったし機会損失含め投資は莫大だしこの恐慌のなか卒業後の就職は全く保証されておらず,大きなバクチといえるMBA敢行ですが,実際来てみるとお金では買えない体験だけに年齢的に最後のチャンスを活かして決断して良かったなと思ってます。

ありきたりな表現だけど,やらずして後悔するよりやって後悔した方がいいので,MBA留学を迷っている人はキャッシュフロー・キャリアパス・年齢・景気など諸々の損得勘定を超えてでもチャレンジする価値はあるんじゃないかと,以前より強く思うようになりました。もっともその神髄に触れるのはこれからですけどね。

以下,3つの観点で。



【MBA】

とにかく忙しい。MBAを取得した先輩方が,あれだけタフなMBAを乗り切った事自体が大きな自信につながったと口々に言っているのがよく分かります。柱は学業・就活・ネットワーキング (クラスメート等と親睦を深める意) で,どう優先度付けをしようが絶対的な忙しさはあるのでそれをいかにこなすかが鍵になります。までも忙しさという意味では2年間のなかでもピークがここ3ヶ月だったので来年から少しはマシになります。

学業については,自分が期待していた程は徹底して取り組めなかった。前半は生活セットアップ含め新しい環境とタフなロードワークに慣れるので手一杯,後半は就活で手一杯。ただ多少勝手が分かったのと試験対策慣れしている日本人の性質もあり,最後の Final Exam はさほど時間をかけずのぞめました。実際点数も思ったより良かったし。

今年は,経営学を学ぶにあたり基礎となるファイナンス/アカウンティング/統計などをみっちりやりましたが,来年からは選択科目も始まりより 「MBAらしい」 授業が増えてきます。科目数も5から4に減らしたし,来年はだいぶ集中してのぞめるかなと思っています,楽しみ。


【英語】

生き残るため英語力の向上が必須ですが,学業だけで精一杯で特に能動的な英語の勉強はできませんでした。受動的にですが,半年暮らして多少はヒアリング力/スピーキング力は上がったと感じてますさすがに。まあ100が110になった程度だけど。最初は何言ってるのか全く分からなかった人の言葉が段々分かるようになってきたし (同じ情報量から理解する能力が上がっただけかも?) ,話す方も少しは...。

ちなみに一番修行の場になってるなと感じるのはパーティー。大音量の音楽がかかってるなかで聞いて理解して話すのは集中力を要するので結構鍛えられます。皆酔ってろれつ回ってないし。

ただせっかく英語圏に暮らしてるので英語自体もっと勉強して実践で活かしたい。発音も然り。特に “l : エル” が絡む単語を言うと,ある人には普通に通じるけどある人には全く分かってもらえなかった事もしばしば。大学の英語学習支援リソースでも活用して鍛えねば。これも多少時間が空くと思われる来年からですね。

これから来る人は,来る前にできる限り英語力向上に努めておいた方がいいです,いやホントに。


【アメリカ生活】

これはすがに慣れました。特にを買ってからは生活の幅が広がり,アパートも片付いて広い部屋オーディオを謳歌してますし,生活セットアップも終わり日々はルーチン作業です。酷いサービスレベルは相変わらずですが,これは我慢するしかない。接客だけに関していえば逆にいい面もありますし (親しみやすいとか)。までもレストランの料理は...。少しはおいしいのはあるけどね。

ちなみに一度も体調を大きく崩さなかったのはラッキーでした。今日はちょっと体調良くないなーとか頭フラフラするなー位はあったけど,熱出したり (熱を計ってないだけかも) 風邪ひいたり腹こわしたりとかは一切なし。指は怪我したけど...。



総括すると,感謝の気持ちで一杯です。受験準備では自分の時間を確保して準備するため色々な人にお世話になったし,そもそも受かった事自体が幸運です。年齢・家族・仕事・点数が出ないなど様々な理由で来たくても来れない人は沢山いるわけで,幸運にもこの世界に飛び込めた身としては100%邁進しなきゃいけない。

ここに来れたのは,努力も勿論だけど色んな巡り合わせもあっての事だと思ってます。例えば,あの時あの旅行に行かなければ病気にならなかったかもしれない,そしたら全く別の会社に入っていてMBAなんて考えもしなかったかもしれない。第一志望の大学に受かってたらそれこそ別人のような人生になってたかもしれない。

河童は基本的に無神論者で,それが運命だったとは言わないけれど物事の結果には必ずそのプロセスと理由があります。大きなリスクを背負って一歩飛び出した,そして飛び出せたわけだから,周りの人達と自分の幸運に感謝しつつ,2年プログラムの残りの4分の3を謳歌します。

...というわけで旨いモン食べにこれから日本に発ちます,あー楽しみ〜♪ 東京はどれ位の寒さなのかな。20度いったとか。ちなみに今ピッツバーグはマイナス15度,早く暖が欲しい。

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2008年12月17日

今学期終了!!

今日午前 Statistics の Final Exam をもって今年のカリキュラムが全て終了しました。

いつもだけど最後の試験準備は辛かった。でも今年4回目の試験なので多少勝手は分かっているというか,準備にかけた時間は一番短かったかな。時間投資という意味ではROI高いかも,結果はこれからですが。

来週日本に帰るので,それまでは街中をフラフラ回ったり冷蔵庫に残ってる物をカタしたり面接の準備をしたり,日本で行くレストランのスケジューリングをしたり (これが一番大変) 。

今年を振り返って思う事は色々あるけど,とりあえず寝ます。だいぶ頭がフラフラする。でも今晩はパーティ−♪

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2008年12月12日

今年のプレゼン終了

以前も書きましたが,Business Presentation とゆークラスではプレゼン力を鍛えます。少ーしだけ座学をやって(初日のみ)あとは皆の前でプレゼンしてフィードバックを受けます。

今日が最後のプレゼンで,皆回数を重ねるうちに目に見えて上達しており,実践による欠点の認識 → 是正してまた実践というプロセスを効率的にこなしています。河童も初回に比べれば随分良くなったと言われましたが,日本語のプレゼンに比べればまだまだ雲泥の差。もっと精進せねば。

クソ忙しい中なのであまり準備に時間をかけられません。その日の朝にまだスライドを作ってる場合もあります。ただえさえ英語なうえ準備が足りないと,考えてた内容の言葉が出てこなくてうまく回らず伝えたかったメッセージが届かない。事前練習の量・質は当日の自信にもろに影響するし。せっかくの機会なのでもっと精度を上げてのぞみたかったなあ。

でもこーゆーコミュニケーション系クラス (今年は Interpersonal Managerial Communication と Business Presentation) を1年目の最初に受けるのは大きいと思います。体系的な知識と実践で,おさえておくべき基本的な tips を頭に入れる事ができた。

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2008年11月28日

JetBlue Airways vs. US Airways

今月何回か飛行機を利用した際に主にこの2会社を使いました。あまりにも差があったのでその感想です。


【JetBlue Airways】

JetBlue は効率経営を武器に低価格運賃を売り物にしている米航空会社で,アメリカでは現在ほぼ一人勝ちに近い状態です。今月初めて乗ったのですが,コスト削減がどのように客から感じられるのか,どの程度のサービスを受けられるのか非常に楽しみでした。

結果,驚いた。コスト削減なんか微塵も感じませんでした。

エアバス機で競合よりスペースが広く全座席が本革シート&テレビ付。客室乗務員の接客も普通にOK,普通に気持ち良かったです。セルフチェックイン機の操作もスムーズで荷物預入れもバック1つまで無料 (カウンターまで持って行けばOK,米国ではカウンターに持って行った後セキュリティチェックまで自分で運ぶ事が多い)。NY・JFK空港の待合エリアでは WiFi 無料で電源付PC作業スペースもあり。顧客のニーズを正確に汲み取ってる気がします。

需要の高い路線のみ運行 (大手のハブ&スポーク方式ではない),チケット直販のみ( 自社サイトか格安オンラインチケットサイトのみ),徹底的なIT活用等でコスト削減を実現しているようです。

05・06年は機材調達用資金借入や先物取引失敗が痛手となり最終赤字にはなっていますがそれ以外は911以後も利益を出しています(営業利益率は低下)。

この会社の強みは 「従業員に負担をかけたり顧客満足を犠牲にする事なく (無駄なとこにはお金をかけず) コアビジネスを効率化させて低価格で高品質なサービスを提供している事」 だと分かりました。リピーター顧客が多いのも納得。今後チケットを取るとき他社とかぶったら間違いなくこっちを選ぶと思う。


【US Airways】

言わずと知れた大手でフライト時間の都合上,何度も利用しました。いやー酷いわ。

NYからピッツバーグに帰る際,空港に行ったらフライト予約済なのにもかかわらず 「完売のため席がない」 と言われました。ピッツバーグでアメフトの試合があり大量にチケットが売れたためらしいです。いやいや河童は3週間前にチケット買ってるっちゅーに。

で,フライトを変更する人が現れたら乗れるがそうでなかったら次の便を確保すると。結局変更する人が出たので予定通りの便に乗れましたが,元々時間ぎりぎりのスケジュールで面接など大事な用事を入れてたらヤバイです。予定当日のフライトをとるのは危険だと悟りました。

機内で妙に大声で話してる人達がいるなと思ったら,何と客室乗務員。機の一番後ろで寿司食べながらけたたましく話していました。寝てる人もいるのに,うるさい。なかなか勉強に集中できなかった。ちょうど昼時とはいえ,高々1時間半のフライト中にわざわざ昼飯を食べなきゃいけないのか?

最初の飲物/スナック配りと終わりのゴミ回収はしていますが,それ以外はひたすら喋ってました。日本の常識からすると,常に乗客に注意を向け気分が悪そうな人はいないか追加注文は必要ないか等ずっと臨戦態勢でしょう。アメリカの他社でも普通そうです。規定でそういった事が定められているのかどうかは分かりませんが,明らかにモラルが酷すぎると感じました。

2007年には顧客満足度ワースト1にランクインしたそうです,納得。倒産&吸収前どうだったのはかは知らないけど。ここしか選択肢がない場合以外は二度と乗らないなあ。


と,かなり対照的な2社ですが,米航空産業はそのうち必ずケーススタディでやるはずなので楽しみです。

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2008年11月27日

Layoff talk

ここんとこMBA関連のネタを書いてなかったので久々に。

“Business Presentations” とゆークラスでは与えられたテーマに沿ってひたすらプレゼンをします。教授とクラスメートからフィードバックをもらい(全員プレゼンターに対し評価シートを記入),成績はプレゼンの出来で決まります。

初回は 「新製品/サービスを役員会にかけ承認をもらう」 だったんですが,2回目は 「部下への解雇通知」 でした。

なんつーテーマ。

これはプレゼンではなく対話で,部下に面と向かって解雇通知を言い渡すというものです。7分かけて会社の状態や解雇の理由,今後のバックアップなどを話し合い,できる限りその部下に納得してもらう (するわけないけど) よう説き伏せます。

河童の評価は,簡単にまとめると
 わーい(嬉しい顔) 表情から真剣さが伝わってくる
 わーい(嬉しい顔) 声のトーンとテンポ・仕草が良い
 ふらふら コアの解雇通知メッセージが曖昧
というものでした。

なるべくソフトに解雇を言おうとしたらそれがマイナスだった。日本のわびさび的な表現は通用しませんでした。昔流行った “You are fired!” と言う人はさすがにいなかったけど,結構皆ダイレクトに “You are laid off” って言うんだよね。20人弱のクラスでも過去に解雇された人 or 解雇した人が5人いて,やっぱアメリカなんだなと。

日本だとこーゆーロールプレイングって恥ずかしがって薄笑いしながらする傾向がある気がするけど,トレーニングを重んじる米国ではやる方もフィードバックする方も超真剣。まーこんなのを1回やったから何になるんだってとこですが,一般的に自分のスタイルが米国でどのように受け止められるのかが分かっただけでも勉強になりました。

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2008年11月26日

怒濤の2週間

が終わった。このMini2 (2回目の半セメスター) はアサインメントが異常に多いのとNY・ボストンと midterm が重なったのとで,この2週間メチャメチャ忙しかった。土日含め平均睡眠時間が3時間切ってるのであまり頭が働きません。こんな状態でテスト受けたらさすがにダメダメだった。

でも何とか乗り切りました。今週は感謝祭休暇があり授業2日間休みです。年内にアパートの片付けができる最後の機会なんで明日から頑張って掃除します。でもまずは寝る。

クラスメートも midterm と 怒濤のアサインメントで相当疲弊してます。学校で徹夜してそのまま授業出てる人もいるし。でも今夜はパーティー♪

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2008年11月08日

泣く子も黙るハーバード

こないだボストン行った時に HBS (Harvard Business School) の友達から色々話を聞きました。

ハーバードは授業が100%ケーススタディな事で有名。ケースなので過去の事例について書かれたケース文について授業でディスカッションするのみです,超簡単に言うと。もちろんそのためには事前にしっかり読み込み自分 (チーム) なりに分析をしそれを授業で発言する事になります。

ハーバードでは授業中の participation が成績の50%を占め残りは exam。ただ発言すればいいってわけではなくその発言内容とタイミングが適切でディスカッションを良い方向に持って行きクラスに重要な情報・示唆を与えられるかが重要なわけです。無意味な発言をするとペナルティとしてマイナスがつくとの事。基本90人のクラスで皆手を挙げるため1回の授業で15回は手を挙げないと当ててもらえないらしい。

教授に事前に 「自分はこんな経験がありこの点に関し示唆に富む分析ができます」 的なメールを送っておくと当ててもらえる確率がちょっとだけ高くなるのでメール作戦も重要との事。根回し?

またラーニングチームがあり1年間原則同じチームでケースの準備をする,月〜金の毎朝7時半から。ビジネススクールで金曜に授業なんて初めて聞いた!

で,普通はレクチャースタイルで学ぶ色ろーんな知識 (例えばファイナンスのナントカメソッドとか公式とか) はオールケースの中でどうやって学ぶのか? ずっと疑問でした。ケースの付録にその内容や式が載っていて,詳細は自分 (達) で調べ学習しておくとの事。マジで? 授業ではその知識そのものよりも経営者としてそれをどう判断するかに焦点を置いて議論するためらしいです。

聞いてるだけで頭クラクラしてきた。やっぱハーバードは飛び抜けて違うね。CEO (General Management) 育成スクールと言われるだけある。

でもアメリカ人ですら相当辛いというこの形式。アメリカに長く住んでたとはいえその友達 (日本人ね) もかなり苦労しているようで (多少慣れたみたいだけど) ほんと大変そう。までもHBSに入るだけの能力がある彼女なのでなんだかんだ見事に乗り切る事でしょう。ちなみに今年のHBS日本人は900人中6人 (男2女4)。

そういえば前職の社長 (在職中3人いた内の1人) はHBS出身なんだけど,やっぱ凄かったのね。

ところで1つ疑問。多くのビジネススクールでは (もちろん Tepper も) プレゼン/コミュニケーションなどの授業でひたすらプレゼンをしたりするけど,ハーバードではそれもないのかな? そーゆーのはクラブ活動やケースコンペで?

他スクールの話は自校と比較できるので非常に面白いです。

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2008年10月18日

Final Exam 終了

くるーしかった期末テストが今日終わりました。 Mini Semester は辛いですわ。当然今晩は打ち上げ。用事があったので河童は食事だけで切り上げたけど。

テスト準備で何が辛いって,普通の授業が直前まであって,という事は色々な課題も当然ついてくるわけで。職探し関連のタスクもあるし時間がなかなかとれませんでした。

でも嬉しいのは (そうでない科目もあるけど) 試験中インターネット以外は参考書でも何でも見てよい事です。3時間とはいえ時間はカツカツなのでそんなに見てる暇はないんだけど,細かい内容は覚えなくてもよいので助かる。日本では考えられないなあ。

たぶん,暗記してるかどうかでなく情報をもとにそれを自分で展開できる応用力を見ているんでしょう。参考書見ただけで答が分かる問題は出ないし。

Mini と Mini の間に2日間の平日休みがあります。職探しで NY 行く人もいるし旅行に出かける人もいるしボーっと休む人もいるし。河童はアパートの片付け・車購入のための公的書類手続き・車探し・インタビュー準備に費やします。休めねー。

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2008年10月12日

MBA Admissions Website トップ!

ちょっと前ですが BusinessWeek がMBAトップ20校の アドミッション (入学審査もろもろを扱う部署) サイトのランキングを発表しました。嬉しい事に Tepper がトップになってます。

どこの学校に行くか応募するか考える上で,また実際に応募する際も全てアドミッションサイトで行うので実際にサイトは学校にとって非常に重要です。ランキングは情報をどれだけ簡単にゲットできるかを主眼に置いたみたい。

Good jobパンチ

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2008年10月11日

日本文化の紹介

組織論をやってるクラスで留学生が何人か各出身国の紹介 (未だ誤解されてる事やその国で仕事をする際に注意すべき事) をするプレゼンがありました。運良く発表できた河童は5分程日本を紹介。

内容は 「現代着物を着た侍はいない」 「飲みコミュニケーションが重要」 「Noでも時々Yesと言う」 といったごく一般的なものにしましたが質問への受け答えが妙にウケたらしく,かなり爆笑されました。ウケたからいいか。

このクラスの学生は80人位なのでまだ話した事のない人もいるんですが,このプレゼン以来初対面の人から日本について聞かれる事が多くなりました。特に文化には興味があるみたい。

彼らが一般的に日本からイメージするのは 「先端技術」 「勤勉」 「長い労働時間」 「侍」 「忍者」 など。20年前と変わってないのでは? 残念ながら世界経済に日本が与えるインパクトにはあまりイメージがないようです。

また,こないだディスカッションリーダーをすると書きましたが,それも無事終わりました。テーマは様々な文化で仕事をするための Tips。ロールプレイで日本式の名刺交換をしたり。評価は,ロジカルな説明やディスカッション喚起がグッド,時々早口になる点がバッドでした。早口にならないよう気を付けてるんだけどなあ。

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2008年10月05日

議長役

なんて程ではないんですが。

「ビジネスコミュニケーション能力を伸ばそう」 という授業があります。最初の2週間位は座学で,残りは実践という事でクラス内でひたすら会議 (とゆーよりディスカッション) をするもので,毎回,何人かがロール (Meeting Leader や Discussion Leader など) をこなします。

こないだ河童は ML をしたんですが,会議内での発言が理解できなかったりついていけなかったら大変なのでなかなか緊張します。そのパフォーマンスで成績がつくし。

そんな中テーマを持って臨みました。それは


会議の冒頭で笑いをとる


事。皆の attention を掴むためこれは重要です。結構下ネタなのでここでは書きませんが,無事任務遂行!! 大分笑ってもらえました。

来週 DL なので次回も冒頭に笑いをとれるよう頑張ります。

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2008年10月01日

戦友からの電話

Wharton (ペンシルバニア大学ビジネススクール)のサマープログラムで一緒だった友人から電話をもらいました。彼は某メガバンクからの派遣で公認会計士。細かいデータを見ると眼光が鋭くなるとの噂。あ,日本人です。

彼も奥様もとても気さくな人でフィラデルフィアではかなりお世話になりました。今はテキサス大学のMBA在住なんだけどテキサスはハリケーン “Ike” 直撃で相当被害があったので心配だったんですが,無事が分かり一安心。

久々に1時間位話したら,やはり苦労している模様。同じく5教科だけどかなりタフなワークロードやネイティブとのコミュニケーション,河童と同じですな。

同じ釜の飯を食った仲間なので話をするだけでも励みになった。ガンバロウ。

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2008年09月30日

Mid-term 終了!

といっても1週間以上前だけど。終わって休めるかと思いきや引越や (伴い) 買物やホームワークで全然時間をとれず,またかなり久々の更新です。

中間テストが無事終わり,結果も全部帰ってきました。点数は思ったより良かった,というか全体的に (日本の感覚からすると) 採点がメチャ甘い。部分点が凄く高いので総じて平均点は高いです。

といってもビジネススクールは学生を落とすのが目的ではなくて有能なビジネスパーソンに仕立て上げるのが目標なわけで。

中間テストは評価の一部だけどウェイトは結構高いので後々響きます。理数系科目で稼ぐとして ( Probability は満点でした!! ),アカウンティング系は気合で,英語能力がモロに影響するエッセイ系は他のホームワーク等で多少挽回といった感じかな。

2週間後にはもう Final Exam です。ひぇ〜。

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2008年09月13日

クラスメートと仲良くなる

2年間やっていくなかでいかにクラスメートと仲良くなってネットワークを構築するかはかなり重要です。

大抵の日本人は,まず (特にアジアの) 留学生と仲良くなり徐々にネイティブとも輪を広げていくと言われます。それは言葉の問題 (留学生同士なら分かりやすい) や感性が近い (アジア同士なら文化が似ている) ためだと思います。


それでは河童の場合はどうか?


まさにそのまんま。友達や知り合いになっても当然その親密度は様々で,彼/彼女とは仲良くなったなーと言えるのは7割がアジア人です今のところ。までもある程度はしかたないかなと考えています。もちろんアジア人のぬるま湯だけにずっといるのは問題外だけど,まずは足場を固めて徐々に広げていく (親密なネイティブを増やしていく) アプローチで。

その過程では英語力の向上は大前提。コミュニケーションがなければ始まりません。グループワークや普段の会話,ネットワーキングイベントなどを通して徐々にやっていくしかないですね。パーティーやバーに行くのは格好の舞台です。今日 (金曜,授業なし) は夕方からMLBの試合を見に行った後,バーで1時間,パーティーで3時間過ごして話し疲れた。今午前2時,これから勉強開始です。

にしても本番MBAが始まって,ビジネスの話になると一層英語の聞き取りが大変になってます。やっぱMBA用語をある程度抑えないとなー。

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2008年09月12日

チームに貢献する

MBA プログラムではグループワークといってチームで作業する事が多いです。ケーススタディ・アサインメント・プレゼン・テストなどがあり,基本的にチームで出したアウトプットにはチーム単位で評価を受けます (つまりメンバ全員同じ点数)。

なのでチームでいい結果を出すためにメンバ全員がタスク毎にそれぞれの役割をこなして貢献する事が求められます。

今受けている授業の1つに “Managing Organization” という組織論を学ぶコースがあり,これはひたすらチーム作業 (詳細は別途コース紹介の時に書きます)。で,今日 Quiz (実質 Mid-term ) がありました。内容は質問に対しエッセイを書く物。質問はあらかじめ(3日前位だったかな)複数与えられていて,その中の1つがテストで出ますがどれになるかはテストを受けるまで分からないので全ての質問に対し準備 (回答フレームワーク) をします。持込は禁止なので当日エッセイを書きます。

1人で全て準備するのは時間的に無理なので河童のチームでは協同で準備をする事にしました。各人に質問を割り当てそれぞれスキームを用意して皆で話して詳細を決めていきます。河童ももちろん準備したけど,いざそれを議論するとそこにはまた言葉の壁があり...。

河童のチームは6人,うちネイティブが3人,アメリカに長く住んでるインド人が2人。この5人が本気で喋るとかなりついていけません。何話してるか分かずなかなか議論に入れない。折角用意したのにそれを共有することができず (=チームに貢献できず) 結構ヘコみました。

後日,別のメンバがやってた質問がかなり難しくて当人がなかなかフレームを決められずにいたので,ここは汚名返上のチャンスと思って河童の担当ではないけどその質問への分析をして (テスト前日でミーティングする時間がなかったのもあり) メールで送りました。メールなら詳細に伝えられるし。

結果,その内容がトリガとなり糸口が見えたので詳細を決める事ができ,なんとか貢献できました。おかげでテスト前日1時間しか寝れなかったけど。

一度「使えないヤツ」と烙印を押されたらお先真っ暗なので (皆がそれで切り捨てるわけではないけど) どんな形でもいいからまずはできる事をやってチームに貢献する事が重要だなと感じた1週間でした。

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2008年09月06日

2週間終えて

ここんとこ全然更新していませんでした。全く時間がなく...。

とりあえず授業が始まって2週経ちました。


感想: めちゃめちゃ忙しい,でもクラスは面白い(ものもある)。


2週目からグループワークも始まり,授業・1人での授業準備・1人でのホームワーク・グループでのホームワークが併行して走ってます。そのグループも複数あるのでなかなか自分の思い通りにスケジューリングできません,やはりチーム優先なので。ちなみに家具等の購入も進めています...。

【1日のスケジュール例】
 07:00 起床
 07:50 通学バスでキャンパスへ
 08:30  授業
 10:30 授業
 12:30 昼食
 13:30 1人で授業準備
 15:30 授業
 17:30 グループでケース準備
 19:45 通学バスで帰宅
 20:00 夕食&風呂
 21:30 1人でホームワーク
 23:00 グループでホームワーク@河童宅
 01:30 1人でホームワーク
 03:00 就寝


以前も書きましたが Tepper は Mini-Semester 制なので通常の半分の2ヶ月で1つのクラスを修了するため授業が始まったらすぐに Mid-term になります。2週目でいくつかの授業で Quiz (小テスト) もありました。

Quiz は,授業中にペーパーに書くものもあるし,事前にペーパーが配られて期限までに提出するものもあるし(グループでするものも),事前にペーパーが配られて解いておき(クラスメート・TAと相談可)期限までにオンラインで回答を提出するものもあります。グループで用意したり打ち合わせできるなんて日本ではなかった。

で,授業での河童の振る舞いはどうだったかというと,極めてイケてない。発言しようと思っても,どうゆう組立てでどういう英語で言おうかと考えているうちに他人に先に言われちゃったりしてます。

殆どのクラスメートが速い英語で長く発言しているのを見ると自分もそうしなきゃいけないかと思ってしまい躊躇したり。まだこれまで2回しか発言していない。英語が上達するまで待ってたらいつまでも上達しないし(留学期間は長くない),クラスへの参加が成績の重要なファクターなので来週からはもっと参加せねば。そのためには授業の準備が欠かせません。

でもこれだけ忙しいと全てを満足いくまでこなすのはネイティブでも難しいと思います。タイムマネジメントは結局は妥協の産物だと思っていますが,重要度とその日の状況に応じて各タスクにかける時間を決め効率よくこなすしかないかな。場合によってはタスクをスキップする事も。

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2008年08月27日

授業開始

いよいよ授業が始まった。当然他の学部の大学生や院生も沢山いてキャンパスが賑やかです。10代の学生もいるわけで,ダイガクって感じです。キャンパスは別途紹介しますね。

この2日間で全5科目を受けました。5人中4人の教授はちゃんと聞いていれば話している内容は7〜8割分かるけど(会計は知識が少ないので辛いかな),Probability の教授はインド訛りが強く&超早口で3割位しか分かんね!

数学なのでテキストとクラスメート&TAの助けを借りて何とかやるしかないですが,あの英語は慣れが必要だなあ。

本格的になるのは来週からですが,しょっぱなから準備がなかなか大変。「明日までにテキスト130ページ読むように」って言われてもねえ...。サマースクールで習ったテクを駆使して効率的にやるしかない。

ちなみに5科目のテキストはだけあります。

Aug09s.jpg


Aug10ss.jpg

学校からリュックが支給されててラップトップ以外はこれに詰めて通ってます。あー重い。亀仙人のもとで修行するとこんな感じなのかなあ,外すと体が軽いです。

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2008年08月25日

時間割

最初の時間割が発表されました。の5科目。

月 08:30 - 10:20 Optimization and Decision Making
月 10:30 - 12:20 Probability and Decision Making
火 08:30 - 10:20 Managing Organizations
火 10:30 - 12:20 Financial Accounting
火 15:30 - 17:20 Interpersonal Managerial Communication
水 08:30 - 10:20 Optimization and Decision Making
水 10:30 - 12:20 Probability and Decision Making
木 08:30 - 10:20 Managing Organizations
木 10:30 - 12:20 Financial Accounting
木 15:30 - 17:20 Interpersonal Managerial Communication

金曜ないしそんなに詰まってないじゃんって見えますがMBAでは膨大な量の宿題が出るため,4クラスで大変,5クラスとると超ハードになります。しかもTepperは “Mini-Semester”制となっていて通常のSemester(4ヶ月間)を半分の Mini-Sem に分け 1つのクラスが Mini-Sem 単位で修了します。もちろん Mid-Term も Mini-Sem 内であるので授業始まって3週間後にはテスト。トップMBA校の中でも Tepper は授業が特に厳しい事で有名。

かなり大変,でもやりがいはあります。

簡単に科目を紹介すると...

−Optimization and Decision Making
経営意志決定を行うための1つの手法である定量分析・最適化を学ぶ。エクセルを駆使するらしい。

−Probability and Decision Making
定量分析の基礎となる確率論を学ぶ。数学ですな。

−Managing Organizations
組織論を学ぶ。ケーススタディが主体。

−Financial Accounting
会計学の基礎を学ぶ。財務レポートから意志決定分析をできるようにする。

−Interpersonal Managerial Communication
マネジャーとしてのコミュニケーション力を伸ばす。


サイエンス系の科目はテキストが重くて2科目でもずっしり。PCや電子辞書・飲み物・上着・防犯グッズなども入れてるからリュックしょっただけで屁が出そう。

明日から授業開始です! 一通り受けたら感想を報告します。

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2008年08月12日

オリエンテーション

今日からオリエンテーションが始まりました(2週間続く)。入学式もどきもあり,遂に皆が集まりました。

今年のTepper(MBA)の概要は
  ・ 210人(フルタイム学生)
  ・ 70人(パートタイム学生)
 ・ 米国含み40ヶ国から
 ・ 相変わらず多様な職歴(会計士から元プロゴルファーまで)
 ・ GMAT平均点700超(790点も数人いたらしい,化物!)
 ・ 合格率15%
だそうです。

4月のウェルカムパーティの時に言ってた予定人数よりだいぶ増えてます。クラスの運営大丈夫なのかな? ちなみにこれでもTepperはかなり小さい方です。ウォートンだと1学年800人もいるし。

先週までのQSRP (数学授業) では英語ペラペラの人しかいなかったけど,これで全員集まって台湾人とかで日本人(河童)と同レベルの人がいて仲間意識なのかちょっと一息(^^; いや,安心しちゃなんねーのだけども。

ちなみに今年のTepper日本人は2人なのですが,その相方はアメリカに10年住んでた強者なので英語には全く問題がなく,河童と英語の苦労を分かちあえません。Tepper日本人2年生はそんな人はいないので苦労話は先輩方や他アジア人と語るとしよう。

今日の入学式もどきで一番盛り上がったのは教授のスピーチ中。


教授 : I wanna ask you.  Are you ready for your commitment to the varuable learning experience at Tepper?

学生 : (一斉に) WE ARE READY!!


なんの儀式だ?

まあそんなわけで,いよいよ本番突入モード(離陸の加速中?)になってきました。クラスメートと話してると本当に色んなヤツがいて面白い。この2週間で宿題の会計学テキスト1冊を終わらせなきゃならんので今週はずっと勉強です,オリエンテーションも忙しいけどね。

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2008年08月08日

PreMBA (数学) 終えて

Tepper の PreMBA (数学)が始まって2週間,明日で終わりです。開始以降ブログでは1回しか触れてません。


理由 : ネタがないから


とゆーのも,高校 (ちょっと大学も) で習った数学のレクチャーを受けているだけで (英語でやってるので全く同じなわけではないが中味は一緒),特に何かディスカッションをしているわけでもなく,企業・ビジネスに触れているわけでもない。はっきしいって退屈。まあ事前準備の(成績もつかない)期間なのでしょーがないか。

ちなみに,毎日クラスメート(PreMBA は120人ほど)と顔を合わせているうち色々なタイプな人がいる事が分かってきました。

異様なほど社交的でひたすらパーティの企画・実施をする人や非常に明るい人,絵に描いたようなアメリカ的(?)な笑顔と握手をする人,些細な事でもガンガン質問する人,(正直よく入れたなと思うくらい)数学が全然分かってない人[これはタイプじゃないですね],全然クラスメートと接さない人(朝教室に入ってきてもすぐ1人で新聞を読み始める等),いつも笑顔で皆をひきつける人。

でも皆何かしらのテーマを持ってMBAに臨んでいるように見える。深い絆を作るとか50回イベントを催すとか,学位だけ取れればいいとか,特定のエリアに専念するとか。もちろん河童も何かしらのテーマを持って2年間過ごそうと考えているが,まだ見つかっていない。PreMBA や本番が始まって徐々に見つけていこうと思っている。

現在思っているのはテーマを期間ごとに持とうという事。MBA生活で達成したい最終的なゴールを見極め,そこに到達するためのステップに分解して一つずつクリアしていきたい...って当たり前か。でもこれからクソ忙しくなって日々を過ごすのに精一杯になってしまうと思うのでテーマを意識する事は大切。

明日で PreMBA ラスト,そして来週からはオリエンテーションです。

 
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2008年07月29日

PreMBA スタート

今日からTepper (カーネギーメロンのビジネススクール) のPreMBAが始まりました(参加自由)。QSRP (Quantitative Skills Review Program) といってこれからの本番MBAで必要最低限な数学の知識を学ぶもので2週間行います。内容は日本では中学から大学までやったものですが,なにぶん英語だしもはや覚えてないし生活セットアップやクラスメートとのネットワーキングのため参加する事にしました。殆どの学生が参加しているようです。

実際の中味は代数の基礎と応用,関数,図形,指数/対数,金融工学,行列,線形計画,確率,統計,極限,微分/積分などです。事象をモデル化して意志決定を行うためにはこれらの知識が基本となるため本番に入る前に(特に理系でない人は)やってしまおうというもの。てゆーかテキストが800ページもあるんだけど...。これを2週間でやるのか? 他に Accounting のテキストを入学までに1冊終わらせなきゃならんのだけども。

久々に大学に行って皆に会ったり(4月のウェルカムパーティ以来)学内で使うためのコンピュータ環境セットアップを始めるといよいよ始まるなーと感じます。まだ1ヶ月あるけど。


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posted by 河童 at 12:54| Comment(2) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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